【17卒】日本ピュアフードの面接の質問がわかる本選考体験記 No.2289 （2017/6/13公開）

海の近いショッピングモールに新たに飲食店を設けるとしたらどのような店がよいか

どのように自分の案で他人を説得できるかを見ていたと、ディスカッション後に人事の方がおっしゃっていた。ただ、自分の意見をひたすら押し通すのではなく、他人とうまく折り合いをつけることも重視されていたように思う。4人中2人が次の選考に進んだ。

限られた時間で話したいことと話すべきことを、うまく自分の中で整理できているかを見られていると感じました。質問がスタンダードな分、ユニークな回答を求められているというよりは、声の大きさ、笑顔、立ち振る舞いなど基本的な部分を特に注意して見られていたのではないかと思います。そのため、自分の回答の番が来るまで他の学生の回答に対して小さく頷いたり、常に笑顔でいたりと、待っているときの姿勢にも気をつけました。

グループディスカッションを行なったのちそのまま面接が行われました。質問は極めてオーソドックスなものが多かったです。質問の回答に対して深掘りをされることはあまりなく、それよりも聞かれたことに正確に答えられているかを見られていたという印象があります。圧迫面接とは感じませんでしたが、笑いが起きたりすることはあまりなく、終始硬い雰囲気でした。

あなたの短所を含めた自己紹介を1分以内でお願いします。

学校名と名前をまず答え、長所と短所を理由をつけて話しました。「長所は傾聴力があるところです。友人などからも相談を持ちかけられることが多く、聞き上手だと言われます。塾講師のアルバイトでも、生徒との距離を縮めたいと思う時にはまず生徒の話に耳を傾けるように意識しています。短所はあがり症なところです。以前洋菓子屋でアルバイトをしていた時には、緊張のあまりお客様に話しかける声も震えるほどでした。しかし、アルバイトを続けるうちに少しずつあがり症も改善され、面接でも緊張を隠して気丈に振る舞えるようになりました。」言いたいことを的確に伝えること、3名の面接官の方全員に伝えるように話すことに気をつけました。短所については、前の学生と回答が被ったのですが、あえて「○○さんと同じく、私もあがり症です」と伝え、改善までの経緯をしっかりアピールしました。

弊社を志望したきっかけはなんですか。

「私のことを理解してくれている友人の紹介です。日本ハムグループの選考を受けていた友人から、御社の説明会の案内を教えてもらいました。私の志望する会社の規模感、働き方などから、御社が私に合うのではないかと思ったと言っていました。私は食品業界についての知識はあまりなかったのですが、御社の説明会に参加させて頂き私たちの命の源である食べ物に対して改めてとても興味を持つことができたため選考を希望致しました。」他の学生は食品に携わりたいという内容を話していたが、正直に伝えた。知識不足を臆することなく、素直に伝えたら面接官もにこやかに聞いてくれていた。

自分の意見をしっかり持ち、どんな質問にも自分の言葉で伝えられたことが良かったと思った。私の趣味や特技に関しても興味を持って聞いてくださり、一緒に働きたいと思える人かどうかを重視していたように思う。社内にも面白い人が多いとおっしゃっており、ユニークさは割と評価される。優等生な回答ではなく、自分の人と異なる点をアピールすることが大事だと感じた。

履歴書に従って質問をされましたが、私の回答に対しては基本的に笑顔で聞いてくれていました。履歴書に書いていることについてはかなり細かく聞かれましたが、逆に私に対して興味を持ってくれているということがと理解しました。

今まで食べた食事の中で一番美味しかったものはなんですか。

「自宅の近所にあるトンカツ屋さんのヘレカツです。私は幼少期はあまり肉を好まず、焼肉やステーキは大嫌いでした。しかし、昔住んでいた家から現在の自宅に引っ越し、初めて近所を散策していた時に見つけたこのトンカツ屋のカツを食べてから、お肉が大好きになりました。身は柔らかく、衣はジューシーなのに脂っこくないため、いくらでも食べられます。この店のトンカツと出会っていなかったら御社を志望することもなかったかもしれないと思っているので、私にとってとても大切な味です。」エピソードとその食べ物の特徴を分かりやすく伝えることに注意した。昔は嫌いだったけれど、好きになったという話の流れはオーソドックスだが、面接官の反応は好感触だったと思う。

あなたは文学と小説の違いはなんだと思いますか。

食品に全く関係のない質問のため、きまった回答を求めている訳ではないと思った。咄嗟の質問にどれだけ対応できるか見られていると感じたので、落ち着いて、自分の考えを説得力を持って相手に伝えることに注力すべき。「小説と文学の違いについて私は、文章内の言葉選び一つひとつにどれだけこだわっているか、ということを挙げたいと思います。起承転結があれば小説は誰にでも書けますが、文学は例えば『深海』ということばからそのままの意味だけでなく、薄暗さ、気味の悪さを連想させるように、読み手の想像力を掻き立てることができる作品を指すと思います。」

最終面接では、入社の意思の硬さ、入ってからどれだけ頑張れそうかなどを特に見られていると感じました。2次面接よりも将来を見据えた考え方を問われることが多くありました。社長もおられるので、会社にあっている人材かどうかは社長自らが判断しているようでした。2次面接でかなり絞るようなので、最終面接では2次面接を通ったという自信を持って焦らず望むといいと思います。

はじめに、緊張せずありのままを話してくださいと言われた。集団面接だったため、隣の学生の答えに私がクスリと笑っても許されるような雰囲気だった。

日本ピュアフードに入社後、繁忙期の忙しい時期に全員残業をする中で、定時で上がる社員がいたらどう思うか。

「その方はその方で、時間内に自分の仕事を終わらせようと必死で取り組まれているかもしれないですし、外せない用事があることも考えられるので、私からはアクションを起こさず暫く様子を見ます。ただ仕事をきちんと終えられていないのに退社されているようであれば、まず先輩社員の方に相談するかと思います。」明らかに残業が多い会社であることを遠回しに伝えてきているので、定時で上がる社員を完全に肯定する回答は避けるのが懸命かもしれない。

自分の担当する営業の先輩社員が、あなたの許容範囲を超える仕事を振ってきたらどう思うか。

「入社後数年は私もまだまだ仕事のスピードも遅いと思うため、先輩社員には迷惑をおかけすることもあると思いますが、基本的には先輩に必死に食らいついて仕事をこなしていきたいと思います。ただ、あまりにも仕事が溜まり、先輩や会社に迷惑をおかけすると思った時は、自分の今の裁量を伝え、仕事を分担して貰えるように打診すると思います。」仕事の忙しさに対して臆することがないかを見ていると感じた。できるだけ表情を曇らせずに、仕事に対する熱意を伝えた。

食品に対する興味はもちろんあった方がいいとは思うが、それよりも自分という人間に興味を持ってもらえるように自己アピール力を磨くことが大切だと思う。人事の方も、社内には「普通」と人はいない、面白い人ばかりだということをいつもおっしゃるので、その風土に合う人間であるということを示す興味深いエピソードをいくつか用意しておくと良い。

内定を頂いてから辞退の連絡をするまでに他の内定者に会う機会はありませんでした。他の選考時に会った学生さんと比較すると、面接官の質問に対して怖気付くことなく自信を持って答えることが評価されると感じました。謙虚な姿勢も大切ですが、この会社の面接では一般職であっても下手に出ず堂々と振る舞った方が良いのではないかと思います。

2次面接が関門だと人事の方がおっしゃっていました。個人面接なのは2次だけなので、確かに2次面接が一番自分をアピールできる機会であり、落ちる可能性が高いということだと思います。筆記テストも2種類程度あり、平均的な学力は求められていると思います。グループディスカッションは、一般的な机の配置とは違い、面接のように監督の方に横並びになった状態で行われるので、意思疎通が少し難しく感じますが、高いレベルは求められていないので、自分から積極的に発言していきましょう。