【学生の人数】3人【面接官の人数】2人【面接官の肩書】人事ではない社員【面接の雰囲気】面接官は、人事の人ではないため、私たちも面接することに慣れていないので、お互い気楽な雰囲気で進めましょう、と最初に言われました。【学生時代に頑張ったことを教えてください。】小さい時からプレッシャーに弱く、人の前に立つことや、多くの人に期待されることが苦手で、避けるようにしていました。中学の野球部時代に、大事な試合の、ここで打てば逆転という場面で私に打席が回りました。私はプレッシャーに負けて、三振し、試合には敗れ、それ以降試合の出場機会を減らされてしまいました。非常に悔しく思い、私はプレッシャーへの弱さを克服する決意をしました。高校では、弓道部に入り、精神を落ち着ける能力を鍛えたり、バンドを組んで文化祭で演奏するなど、プレッシャーのかかる経験をたくさん積みました。その結果、大学では100人規模の料理サークルの部長という、プレッシャーの大きな仕事を務めきることが出来るようになりました。今でも人前で緊張はしますが、プレッシャーのかかることにも挑戦する自信がつきました。この経験を生かし、大きな仕事を任されても、積極的に挑戦していきたいです。【研究を簡単に説明してください】私は、黒鉛の層間へ金属が挿入されるインターカレーションという現象を、電気化学的な手法を用いて研究しています。この研究には大きく2つの目的があります。まず1つ目は、リチウムイオン電池の負極材料の性能向上、充電残量の正確な測定です。リチウムイオン電池を充放電する際に、このインターカレーションという現象が起こりますが、その詳しいメカニズムについては研究が進んでいません。このメカニズムを詳しく調べることで、より多くの電気を、短時間で充電するための最適な充電方法を明らかにすることが出来ると考えています。2つ目は、金属の触媒性能を向上させることです。黒鉛に金属を挿入すると、様々な物性の変化が現れます。例えば、銅を黒鉛に挿入することで、銅の二酸化炭素を還元する触媒性能が向上することが予想されます。これを人工光合成へ応用できるのではないかと考えています。研究の工夫としては挿入する金属にリチウムや銅より扱いやすい銀を用いることでメカニズムの体系化を目指している点です。メリットはまず1つ目に、空気や水に安定であり取り扱いが容易、2つ目に、反応が単純である、3つ目に有機溶媒でなく水溶媒で測定が可能、であることが挙げられます。この工夫によって、この現象の条件を様々に検討することが可能になり、詳しい機構を調べることが可能になりました。一方、実験結果の再現性をとる事に苦労しました。電位、時間、温度、濃度などの条件を様々に検討することで、一定の再現性を得ることに成功しました。この結果をリチウムやその他の金属にも応用していこうと考えています。面接官の方は理系ではないので、あまり難しい話はしすぎないように意識しました。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】水素の事業、プロジェクトに関わりたいという熱意、研究の説明をわかりやすく伝えられたこと、人柄の良さなど
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