【空の未来を創造】【20卒】日本航空（JAL）の夏インターン体験記（文系/総合職）No.5186（東京大学大学院/男性）（2019/4/8公開）

第一に、国際的な業務に関心があったから。もっとも、「航空会社員＝国際的」という方程式が必ずしも成立するとも思えなかったので、その部分も確かめたかった。
第二に、締切日に募集に気づいてなんとなくの直感で受けてみようと思えたから。

特に準備なし。ESはわかりやすく簡潔に、ウェブテストは疲れていないときに受ける程度しか行っていない。動画選考は、撮り直しができるので慣れるまでやり直した。

新しい機内サービスを考案せよ

1日目にやったこと

・講義
JALやJALでの業務について。一般的な総合職の募集の他、IT・数理系での募集についても案内があった。

・懇親会
社内での開催。社員数はあまり多くないので、社員への質問をするのはなかなか大変。

2日目にやったこと

・講義
引き続き、現場社員による講義。

・グループワーク
新しい機内サービスを考案するという内容。時間は2時間少々とかなり短め。

・発表
順位づけ等は特になし。

人事、現場社員等

特になし

座学がメインで、フィードバックらしいフィードバックはなかったので特に記入するようなことはない。しかし、顧客に選ばれる航空会社であり続けるために様々な機内サービスについて考えぬいている姿勢は感じ取れた。

全ての内容が時間内に終わり、初日解散後に自主的にプレゼン準備を行う等もなかったのでそれほど大変さは感じなかった。グループワークの時間は短めだったが、資料が比較的準備されておりそれほど複雑なテーマではないので、結果的には苦労は少なかったように思う。

JALという組織については深く理解ができたという点でよかったと思う。具体的には、経営破綻後に再生に向けて様々な企業団体を巻き込みつつ努力を重ねたこと。また、その努力の過程で何を行ったか、などについて理解できた。企業理解という点からすればよいインターンだったと考える。

座学型のインターンだったので、事前学習の必要はほとんどないと思う。航空会社のアライアンスについて等、航空会社を利用する中で得られるような知識があれば問題ない。

会社概要やビジネスの内容については理解できたのだが、社内や現場の見学が一切なかったので具体的な1日の働き方については想像できなかったから。社員との座談会の機会も設けられてはいたが、それだけでは具体的な働き方をイメージすることは難しいと言わざるを得ない。

求める人材像として、数理情報系に関心がある学生を挙げているから。数理・IT系の募集が新設されていることがその証左である。いわゆる文系就職の学生の中では、研究が理系寄りであることもあり数学への抵抗感が少ないことはアピールポイントとなると感じた。

インターン中の社員の方の態度や言動からは、経営破綻に対する反省による謙虚な態度を感じ、好印象だった。利益率も高く経営の観点ではかなり健全だと思ったのだが、新卒人材への教育投資がどの程度行われているのかが不明瞭に感じてしまったのが理由である。

会社との接触が増え、特に冬インターンへの参加はやや優遇されるのではないかと感じたから。また、その冬インターンに関しては特に内定直結に近いということもあり、内定へのステップの一つとなりうると思われる。

コンサルティング業界や監査法人、シンクタンク等を主眼に、事業会社も検討していたが、はっきりとした就活の軸はなかった。共通項は、自分の興味関心に沿った仕事ができるかどうか、B to Bである等社会にもたらすインパクトがある程度の大きさをもつこと。もっとも、インターンシップについてはB to Cの企業にも参加するなど、冬ごろまではあえて軸を定めすぎずに大学院と両立できる程度に就活していた。

抽象的に「楽しそう」とは思ったのだが、この業界は受験対象から外すかもしれない、と感じた。というのも、配属部署に関する希望が他企業と比較するとやや通りにくいのではないかと察する場面があったから。業界も大事だが、やりたい仕事ができる企業を探すべきではないか、という考え方が自分の中に生まれたインターンシップだった。