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【21卒】三菱総合研究所の研究員の面接の質問がわかる本選考体験記 No.10783 (2020/10/15公開)

株式会社三菱総合研究所の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

2021卒株式会社三菱総合研究所のレポート

公開日:2020年10月15日

選考概要

年度
  • 2021年度
結果
  • 最終面接
職種
  • 研究員

投稿者

大学
  • 上智大学大学院
インターン
  • ホスピタリティオペレーションズ
  • ワールドリゾートオペレーション
  • シンプレクス
  • JTB
  • JALUX
  • 全日空商事
  • 日本交通
  • 三菱UFJリサーチ&コンサルティング
  • ANA Cargo
  • 全日本空輸(ANA)
内定先
  • ビザスク
入社予定
  • ビザスク

選考フロー

企業研究

他のシンクタンクやコンサルティングファームとの差異を中心に調べ、まとめておきました。公官庁案件などはホームページ上でも公開されていますので、詳しく知りたければいくらでも情報は出てきます。企業の基本的な情報や業務内容については一般的な企業研究で十分かと思われますが、面接ではシンクタンクとしてどのようにビジネスの場で勝ち残っていけるのか、株式会社としてステークホルダーにどのように支持してもらえるのか、といったリアリスティックな話も出てきましたので、企業研究だけでなく業界研究も重要だと思われます。シンクタンクがどのようにして利益を創出しているのかといった仕組みであったり、これからのシンクタンクのあるべき姿に対する自分の意見などはしっかりと頭に入れておくべきでしょう。

志望動機

 私は御社でなら社会課題の解決に具体的に貢献することができると考え、志望いたしました。理由としては2点が挙げられます。第1に、御社は「thinkだけでなくactすること」をモットーにしています。私はこれまで大学での研究から社会課題の解決に携わることを志してきましたが、大学ではthinkすることはできても、あまりactをする機会がありませんでした。ただthinkするだけでなくしっかりとactによって、考えた成果を活用し、そして課題を解決するというビジョンに強く賛同します。第2に、同じマインドを持っている人と協働できる点にも惹かれました。大学では残念ながら、研究は個人的な蓄積物にすぎないと考えている研究者が多く、自分と同じような社会課題を解決することへの強い使命感を持っている人は極めて稀でした。御社では、研究員・コンサルタントがそれぞれの課題解決にコミットしており、同じような使命感を持った方と一緒に働きたいと思いました。

エントリーシート 通過

実施時期
2020年03月
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

ESの内容・テーマ

志望理由・研究テーマ・学業以外で力を入れたこと

ES対策で行ったこと

ESで求められる規定の文字数が大変多いため、いきなり書き出してはならない。論文を執筆する要領で、体系的に中身を組み立てるステップが必要だった。

独自の選考 通過

実施時期
2020年03月
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

選考形式

論述試験

選考の具体的な内容

オンラインでの論述試験。複数のテーマから一つを自由に選択して、解決策を提案する。文字数が多いので、論文を書く要領で進めていく。

1次面接 通過

実施時期
2020年04月
形式
学生1 面接官2
面接時間
30分
面接官の肩書
不明
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したことを教えてください。

企業についてよく調べており、会社の組織図や案件の取り方、実際の案件例といった具体的な事がらが頭に入っていた点が評価されたのかもしれない。

面接の雰囲気

比較的年次の若そうな社員が面接官で、あまり硬い印象は受けなかった。和やかでも厳しめでもない雰囲気であった。

1次面接で聞かれた質問と回答

志望理由はなんですか。また、具体的には弊社のどのような分野で貢献したいのですか。

 私は知的な生産活動を通して、クライアントの課題だけでなく背後の社会問題までもを解決する具体的なプロセスに携わりたいと思い、御社を志望いたしました。実際に私は社会問題の解決、なかでもジェンダー問題の改善に取り組みたいと考え、大学院へ進学し、研究者としてかかわることを目指してきました。しかし、大学院で研究者により近い視点から観察してみると、アカデミアでは問題解決にかかわることが難しいことがわかったのです。1点目に、大学における研究活動の目的は、必ずしも社会問題の解決ではありません。むしろ、研究とは「知的な蓄積物」であり、研究がその後活かされなくてもよいという風潮があるように感じました。2点目に、ジェンダーはあらゆる問題の背後に根ざした独特のカテゴリであり、特定の領域におけるアプローチだけでは解決できないこともわかりました。
 だからこそ、同じ知的な生産活動を御社で行うことに意味があります。クライアントの課題を解決するという明確な目標のもと、分析・立案から実行支援・事後評価まで携われるという御社の環境は、まさに私が描いていた知の活用方法そのものであるからです。そこで、私は広いソリューション領域のなかでも、ヘルスケア・ウェルネス部門に関心をもつに至りました。ジェンダーが関わらない事業はないと考えていますが、特にこの部門では研究にあたってジェンダーの視点が不可欠ですし、実際のジェンダー問題の改善にもつながるからです。たとえば、医療分野において重要なのは「誰も置き去りにしない」といったSDGs的なコンセプトですが、ジェンダー学のような「当たり前」を当たり前とせず、疑問をもって切り込んでいくような鋭い視線こそ、誰も置いていかないことを実現するために必要なスキルです。また働き方改革も、単に会社での労働だけでなく、家庭での家事労働の分担や、家庭や子育ての在り方など、ジェンダー問題が収斂している場所でもあります。
 だからこそ私は、こうした非常に大きな問題解決に取り組むべく、研究活動を通して、政府や企業に留まらない多様なステークホルダーを介することで、きわめて幅広いアプローチから、クライアントだけでなく背後の社会全体に貢献したいと考えています。

実際に興味を持った案件などはありましたか。

 はい、ございます。ホームページ上で拝見した案件のなかですと、ヘルスケア・ウェルネス部門の「日本の介護をアジアへと輸出する」プロジェクトがとても印象的でした。当たり前のように日本に暮らしているとなかなか気が付きにくいですが、日本の介護は自立支援介護と言われていて、できることは当事者に任せることで自立を促す珍しいタイプのものであることに気が付かされ、これが多くの介護用品メーカーなどを巻き込む形で、アジアを中心とする海外に技術を輸出できる大きなビジネスチャンスであるという事実にも驚かされました。このような案件は、自立支援型の介護を普及することによって現地の介護従事者の負担を和らげることにもつながることから、海外の社会問題にもアクセスできると考え、興味を抱きました。

2次面接 通過

実施時期
2020年04月
形式
学生1 面接官3
面接時間
30分
面接官の肩書
不明
通知方法
メール
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したことを教えてください。

回答を論理的かつ相手が納得できそうな材料を用いて行ったこと。研究員も対クライアントでプレゼンする場面があるため、対人的な説明能力が見られていたと思う。

面接の雰囲気

みじかい時間で3名の面接官から質問をされるため、スピーディーにてきぱきと面接が進行していくイメージだった。

2次面接で聞かれた質問と回答

どのように弊社に貢献できるのですか。

 私が御社に対して貢献できる点は、スペシャリティとディッシップリンの2つに分けられると思います。第1に、スペシャリティとは専門性のことを指しますが、私の場合ですとジェンダー研究になります。ジェンダーに関わりのない事柄など存在しないとは思いますが、実際に私が学んできたスペシャリティがそのまま直接的に行かされるケースはあまり多くないかもしれません。一方のディッシップリンは、とても汎用性の高いスキルだと思います。私が人類学を通して培ってきた、学問を行う上での武器としての当たり前を疑う考察力や分析力は、ジェンダーだけにとどまらず、御社内のあらゆる案件に参加した際にも広く活用することができると考えています。

業務中に大きな困難に直面したらどうしますか。

 自分一人では解決できないと判断した場合は、迷わずに同僚や上司に相談し、助けを求めると思います。もともと私はこれまで他人に頼ったり、自分ができないことを認められなかったり、物事をひとりで抱え込んでしまう癖がありました。大学での研究も基本的には個人的な作業が多かったため、こうした他者を頼ることを悪だと見なす習慣がついてしまったようです。しかし、御社で研究員として働くうえで、私一人の力だけではどうしようもできないような困難に直面する可能性は極めて高く、こうした考え方を改めることにしました。自分がパンクしてしまわないためにも、そして御社という集団として案件を成功に導くためにも、必要なときは遠慮なく他者を頼るという選択を行っていきたいです。

最終面接 落選

実施時期
2020年04月
形式
学生1 面接官3
面接時間
30分
面接官の肩書
人事(面接官ではない)とほか3名
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したことを教えてください。

突発的な質問をされるため、その反応を見ていると思われる。一瞬だけ考えさせてもらう時間をいただいたが、必要であればもっと申告してもよいと思う。実際は上記のように言葉はすらすら出てこないため、焦らないように。

面接の雰囲気

最初に人事がアイスブレイクとして参加したのち、面接官3名が入室する。以降は比較的重苦しい雰囲気で行われる。

最終面接で聞かれた質問と回答

自立支援型介護は海外で受け入れられるのでしょうか。

はい、一定レベルで求められていると思います。確かに、〇〇さんが言及されていたように自立支援型の介護は、介護される立場の人によっては「手抜きの介護」だったり「もっと助けてほしいのに助けてもらえない介護」としても捉えられてしまう可能性があります。しかし一方で、日本だけではなく海外でも全人口に占める高齢者や要介護人口の割合が年々増加傾向にあり、介護を行う側のキャパシティであったり、供給側の労働条件の悪化などの諸問題が表面化しつつあるわけであって、迅速な対応が求められています。自立支援型介護の目的を利用者にわかりやすく説明するなどして、介護される側の理解を求め、介護する側の負担を軽減していく必要があるのではないでしょうか。

〇〇と呼ばれる差別を受けている人たちをどのように救済しますか。

 (一瞬だけ考えさせてもらってから)差別用語の当事者性を取り戻すことで問題を解決したいと思います。差別用語の多くは、差別する側が意味を定義しているからこそ差別的なニュアンスが込められてしまうわけですが、語の意味を定義する主導権を当事者が取り戻し、彼らが自由に定義することによっては、差別用語をポジティヴなタームへと変化させることも可能ではないでしょうか。たとえば、クィアというタームも以前は差別的なニュアンスが込められていたのですが、当事者たちが定義をする権利を手にすることで、文化的な価値を付与された特別な自分たちの名称としてポジティヴに名乗り始めたことがきっかけとなり、差別用語としての機能は失われていきました。このような前例に基づいた、差別用語の当事者性を取り戻すという方法はいかがでしょうか。

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基本データ
会社名 株式会社三菱総合研究所
フリガナ ミツビシソウゴウケンキュウショ
設立日 1970年5月
資本金 63億3600万円
従業員数 4,410人
売上高 1221億2600万円
決算月 9月
代表者 籔田健二
本社所在地 〒100-0014 東京都千代田区永田町2丁目10番3号
平均年齢 41.7歳
平均給与 1103万円
電話番号 03-5157-2111
URL https://www.mri.co.jp/
NOKIZAL ID: 1130923

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