- Q. 志望動機
- A.
日本農薬株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒日本農薬株式会社のレポート
公開日:2020年6月9日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- 研究開発職
投稿者
選考フロー
企業研究
数多ある化学メーカーの中でまずなぜ農薬業界を志望したのかを明確な理由で持っておくことが重要であると思う。さらに、農薬メーカーの中で「日本農薬」なのかというところを分かりやすく伝えることがカギとなる。また、日本農薬は海外展開を重視しているため、グローバルで活躍することについて問われる質問が毎回あった。また抽象的な質問も多くあるため、その問いに対してしっかりとした「定義づけ」を行い自分の言葉で伝えたことがよかったと思う。最終面接では社長の方がいらっしゃるので、事業内容やこれまでの会社の歴史についてもある程度理解しておくと良い。また説明会では筆記試験があるが、基本的な内容であるためしっかりと生化学等の基礎を復習しておけば心配ない。
志望動機
私は子供の食べるものにも安心して使える農薬の開発に携わりたいと考えています。私は保育園でのアルバイトを経験し、その中で保護者が揃って子供の口にする野菜が無農薬であることを希望しており、適切な試験が終えられて、なお「農薬=毒」であるという印象づけに疑問を覚えました。その中で貴社は、選択性の高い安全な農薬を3年に1剤というすさまじい期間で開発している点に興味を持ちました。また、貴社は販売製品の自社品比率が非常に高く、海外での積極的な事業展開もおこなっていることから、高い開発力の下で幅広い研究に尽力できると考えております。私はこれまでに身に付けてきた毒性学のスキルを活かして、長い時間をかけて多くの研究者が関わった製品を実際に世の中に広めるための「最後の門番」として、安全性研究をおこないたいと考えています。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2019年01月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
ESの内容・テーマ
研究内容と学会参加有無/志望動機としたい仕事/自由記述
ES対策で行ったこと
自由記述欄があったためそこにガクチカを書いた。比較的早い時期であったので、先輩からアドバイスを得たり、就職課に行くなどして、何度もブラッシュアップをした。
筆記試験 通過
- 実施時期
- 2019年02月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
筆記試験対策で行ったこと
専門科目は事前に選択ができたので、それに関する基礎的な問題をWEBで調べて解いておいた。そこまで深いところまで勉強をする必要はないと思う。
筆記試験の内容・科目
説明会後に行われ、専門科目+英語がある
専門科目は比較的簡単な内容で選択問題である。(生化学であれば高校生物レベル)
英語は15分でTOIECのような内容の問題で時間が厳しい
1次面接 通過
- 実施時期
- 2019年03月
- 形式
- 学生2 面接官5
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- 不明(研究員を含む)
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
突拍子もない質問に対して、固まらずに即答し続けた点がよかったと思う。また、研究に対して現在楽しんでおこなえているということを伝えるように意識した。
面接の雰囲気
テンプレートの質問をしてくる方や研究について聞いてくる方、プライベートの話をする方など役割分担がされている印象。雰囲気は比較的明るかったと思う。
1次面接で聞かれた質問と回答
地元の山のいいところを教えてください。
○○山の良いところはよくも悪くも誰にでも登れるような大きさにあると考えています。○○山は日本百名山に選ばれており、毎年多くの観光客の方が訪れています。比較的標高は高くありませんが、○○山のふもとまでにはバスが通っており、またロープウェイを使うことで足腰が悪い方でも頂上で美しい景色を楽しむことができます。一方で、自分の足で歩こうとすると案外急斜面等もあるためなかなか登りごたえのある山であると思います。さらに、○○山は頂上からの景色は非常に美しく、○○(地名)を一望することができ、達成感を得ることができます。このように○○山は子供からお年寄りまで、老若男女問わず山登りを楽しめる非常に素晴らしい山であると考えています。
ネオニコチノイド問題についてどう思いますか。
ネオニコチノイド系の農薬は高い殺虫効果を持ち、現在最も多く使われている農薬で世界中で使われています。しかし、2000年代からネオニコチノイド系農薬の使用を規制する動きが始まっています。理由としては生態系への影響が懸念されているためです。しかし、私は長期的な毒性やヒトを含む生態系への影響は未だに分かっていないことも多いことからしっかりとした研究を行った後、規制を行っていくべきであると考えています。現在多くの農薬メーカーがこの農薬を使用しており、急激な規制は企業に対して大きなダメージを与えることになります。きちんとした安全性の評価をおこない、その中で使用を制限するか継続して使用できるかを選択していくべきであると思います。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2019年04月
- 形式
- 学生1 面接官4
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 社長/研究部門長
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
社長の方がいらっしゃったので、会社について調べたことやそれについて考えていることを明確かつシンプルに伝えたことがよかったと思う。
面接の雰囲気
比較的やさしい雰囲気
スカイプで行い通信が悪く相手の顔があまり見えなかったが、時折笑い声が聞こえる感じであった。
最終面接で聞かれた質問と回答
長所を教えてください。
「自発的に問題解決に取り組む主体性」が私の長所であると考えています。所属する部活動では幹部として怪我の管理制度を整え、より良い競技環境を作りました。過去のチーム体制では怪我の管理は個人に課されており、不十分なリハビリを経て競技に復帰する選手が怪我を再発することが多発しておりました。そこで、私は適切な処置を受けてもらう新しいシステムが必要だと考え、怪我の日時や場所、状況など詳しく記録し、チームドクターに伝えることで円滑に治療を受けさせ、復帰許可が出るまでは競技に参加させない決まりを新たに作りました。これにより部活内におけるすべての現状を正確に把握できるだけでなく、練習中の他の選手とのコミュニケーションも普段からできるようになり、結果として選手の怪我の再発率の大幅な改善に成功しています。この長所を持って、御社で生じた問題に対して迅速に行動することができると思います。
これまで経験した失敗挫折とその克服の過程を教えてください。
私は、高校時代から計7年間○○部に所属しました。しかし、私は最後の大会前に怪我をし、競技の引退を余儀なくされました。当時は競技ができないショックは大きく、部活動を辞めることも考えました。その中で、部のトレーナーの方に相談すると「残りの期間をトレーナーとして一緒にチームを支えてみないか」と誘っていただきました。今まで私は選手として活動していたことから、レギュラー争い等で勝負に勝つことを重視し、チームの一部として協力することを疎かにしていたと痛感させられました。そこで私は、主に怪我後のケアや再発防止に注力し、選手一人ひとりの意見を取り入れ、安心できる競技環境を作ることで、チーム全体の強化に取り組みました。実際に私がリハビリを指導した選手が試合で活躍している様子を見ると自分のことのように嬉しく、大きなやりがいを感じました。この経験を通して、私はチームとして「協調」し、一丸となって目標を達成する喜びや重要さを学び、日々「競争」を意識していた自分の価値観を大きく変えるきっかけになりました。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
1週間程度で内定承諾書を提出するように言われた。他の企業も受けたいと言ったが、採用数が少ないこともあり難しいのだと思う。
内定に必要なことは何だと思うか
まずはエントリー開始時期が早いので、エントリーシートの書き方や面接の対策を早い段階から始めておくべきである。何よりも、なぜ農薬業界なのかを理論的に話せることが重要だと思う。また、研究については1次面接のみでしか聞かれなかったので、研究愛を話の中に盛り込むと高評価を得られる。面接前には小論文を書くので、ガクチカを深堀して具体的なエピソードを説明できるようにしておくのがいい。集団面接では学部卒の方もいたので、比較的学歴は重視していない印象であった。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
なぜ農薬メーカーを志望するのかを明確に話せるかどうかだと思う。また、研究が好きで一生続けていきたいという思いを伝えたことがよかったと思う。その企業の最新情報を理解して、それらについて質問ができることも評価された。
内定したからこそ分かる選考の注意点
質問を一気に3つ言われて話している最中に何であったか忘れてしまったことがある。その際にももう一度焦らず聞き返すと、再度繰り返してもらえる。急に思いもよらない質問が来るのでそれに瞬時に答える瞬発力が重要だと思う。
内定後、社員や人事からのフォロー
インターン不参加であったため、電話で先輩社員とお話しできる機会を作ってもらった。
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A.
私は祖父母が農家で、幼い頃からよく農作業の手伝いをしていました。この経験から、作物の品質や収穫量を確保するために、必要不可欠である農薬に興味を持ちました。御社を志望した理由は、化学農薬のみならず生物農薬の開発を行っている点に魅力を感じたからです。生物農薬は自然環境に対する影響が少なく薬剤耐性の報告がほとんどないなどのメリットから、市場規模も拡大しています。御社の生物農薬は微生物を用いており、私の研究テーマである微生物の成分探索で培った知識や技術を生物農薬の分野において活かすことができると思います。そのため御社に入社し、これまで学んできたことを活かして、1つでも多くの農薬を上市したいと思います。 続きを読む
日本農薬の 会社情報
会社名 | 日本農薬株式会社 |
---|---|
フリガナ | ニホンノウヤク |
設立日 | 1926年3月 |
資本金 | 149億3900万円 |
従業員数 | 1,570人 |
売上高 | 1030億3300万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 岩田浩幸 |
本社所在地 | 〒104-0031 東京都中央区京橋1丁目19番8号 |
平均年齢 | 42.0歳 |
平均給与 | 773万円 |
電話番号 | 0570-09-1177 |
URL | https://www.nichino.co.jp/ |
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