
23卒 インターンES
総合職

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Q.
学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容を教えてください
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A.
生きている和牛の霜降り程度を把握できる血中物質の探索を行っている。霜降りの程度と市場価値は比例しているため、畜産農家は和牛にビタミンAを欠乏させることで霜降りの程度を高めている。しかし、適切なビタミンA制限は霜降りの程度を高めるが、過度な制限は和牛に様々な疾患を招き経済的損失に繋がっている。近年、医学分野において血中物質から身体の状態を把握する技術が確立されてきた。この知見を応用し、生きている和牛の霜降りの程度を把握できる技術を確立することで、適切なビタミンA制限を可能にしたいと考えている。昨年度から新たに始まったプロジェクトのため、現在は基礎研究として血中物質の解析を行っている。また、獣医学においては未開拓な研究分野のため、今年5月に研究動向をまとめた総説論文を投稿した。今後の目標は、来年度に、現在解析している結果をまとめた原著論文を投稿することである。 続きを読む
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Q.
農業や農薬業界に関心・興味を持った理由を教えてください。
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A.
【農業に興味を抱いた理由】私の地元が近郊農業の盛んな地域で、地域農家の苦悩を感じてきたからだ。町内会や小学校の課外活動を通じて、幼少期から近所の農家と交流することが多く、農業のやりがいや面白さを学んだ。その一方で、農業を営んでいく中での苦悩をインタビューすることも多かった。また、学校で日本や世界の農業問題を学習していく中で、農業に関する諸問題を解決しなければならない義務感を覚えるようになった。結果として、幅広く農学を学ぶことができる今の大学に進学し、現在及び理想の農業について理解を深めてきた。【農薬業界に興味を抱いた理由】農薬が農業をするうえで、必要不可欠であることを、大学で学んだからだ。幼少期に、中国産輸入農作物が農薬まみれであるという風潮が広まっており、身近な話題であった。私は日本と中国のハーフであったため、当時の記憶を鮮明に覚えており「農薬=人に害を与える有害物質」というイメージを強く有していた。しかし、大学で農薬科学という講義を通して農薬の真の姿を学習し、農薬の存在が無ければ人類の食糧難は免れないと感じた。このような経緯から、農業の中でも農薬を扱う業界を志望している。 続きを読む
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Q.
学生時代、他者と一緒に物事を成し遂げた経験を教えてください。
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A.
料理サークル会長として、意見が対立していたメンバーを巻き込み、4日間の文化祭でクレープ屋台運営を成功させたことだ。当時サークル人数が少ないことが原因で、屋台運営の際に利益が少なく負担が大きくなる問題が予想された。そのため、サークル内で出店するか、屋台出店権を他団体に売るかという選択で意見が対立した。しかし、出店反対派の話を聞くと、出店したい意思自体はあった。会長として、サークル全体で後悔しない選択をしたい思いから、解決策を練った。まず、人手不足により発生する問題の要因は、既存メニューの調理が複雑なことと、時間帯により来客数の変動が大きいことだと考えた。前者を解決すべく、簡易的に調理できる新メニューへの代替を提案した。そしてメンバーと一緒に、実際のオペレーションによる調理を繰り返し練習し、回転率の向上に努めた。後者に対しては、過去の来客データを基に時間帯で価格を変えた前売り券を販売し、来客が集中する時間帯の解消を図った。これらの施策を実行した場合、出店権を売る以上の利益が見込めたので、出店反対派も納得し、全会一致で出店を決めた。結果、混雑は例年以上に緩和され、試算に近い利益を得られた。 続きを読む