【経験と学問、両立必須】【21卒】レーサムの総合職の1次面接詳細 体験記No.10028（立命館大学/男性）（2020/7/15公開）

学生時代に何か打ち込む経験をしてきているかどうかはよく見られていると感じた。また、それだけでなく学問の面でも最低限取り組んでいるかは確認された。

面接という雰囲気では全くありませんでした。スカウトを受けていたため、どんな子が来るのか楽しみだったと言われ、これまでの経験についていろいろ聞かれました。

ゼミではどんなことも勉強しているのか

アメリカ経済学ゼミに所属しています。例えば、現在アメリカの上位１％と99％の総所得が同じレベルまで格差が広がっていますが、この要因の一つにアメリカの選挙制度があります。アメリカの選挙は資金面であまり規制がなく、個人献金が選挙資金の大部分を占めます。そこでロビー活動と呼ばれる私的な働きかけが横行し、立候補者は選挙に出るためにお金が必要で、お金を支援してくれる人に有利な政策を進めてしまうという負の連鎖が起こることで課税制度などでより富裕層に有利な政策が推し進められて現状につながっているという内容を学んでいます。卒業論文いついては私のゼミでは、就職活動が終わり次第始まるので、現在はまだ手をつけていません。アメリカ経済学の中の覇権という概念について調べようかと考えています。

ゼミ以外で面白かった勉強はあるか

私が一番力を入れたのは行動経済学という学問です。これは人間の心のメカニズムを利用することで実生活の中の課題を解決して経済的な効果を生み出す学問になります。私は「みんなが言っているから正しいと感じる」や「明日から頑張ろうと決めたにも関わらず行動に移せない」などの日常にありふれた出来事を論理的に説明できるところに面白さを感じています。例えば思い込みと言うものも論理的に説明できます。これは簡単に言うと、人は身近にあるものやパッと思い浮かぶもので意思決定してしまう現象になります。例えばコンビニと神社の数どちらが多いかという問題があった時にほとんどの人は自分が何度も利用して身近にあるコンビニと答えますが、本当は神社というように思い込みが働くことはよくあると学びました。