【20卒】ラクト・ジャパンの冬インターン体験記（理系/総合食）No.4489（北海道大学/男性）（2019/3/13公開）

利益につながらないことはやらない、という姿勢は貪欲で良いと思った反面、それだけでいいのか、という疑念も同時に抱いた。しかし、会社の人はこれからの事業展開に自信を持っており、自分で会社を大きくするという姿勢はどこにいっても求められるものなのかな、とも思った。

食品や乳製品というよりは、商社のビジネスモデルに対する理解を深めておいた方が、このインターンでは生きると思う。

これまでは食を支える企業として食品関係の商社や農協を見ていたが、この会社にはそのような考えが無い、あるいは口だけであるという印象を受けた。結局は目先の利益につながらなければ事業にしないという姿勢は、日本の農業、食料生産の視点から考えると残念である。公益を重んじない会社で働く自分は無いだろう。

自分の持っている軸に反する企業であると感じたからである。公益性を大事にする企業で働くことが目標であり、目先の利益よりも長期的な利益があると考えている。そのため、ここで選考を進めても、そこが見透かされれば選考には通らないだろうし、受けるつもりもない。

自分の持っている軸に反する企業であると感じたからである。この企業は、1企業としては利益を追求するというあるべき姿勢をとっている。しかし、これほどの海外コネクションを持ちながら、利幅が小さいという理由で国産農産物の輸出事業をやるつもりは無いと言っていた。これは長期的に日本の農業にとってマイナスに働く。この企業の一員にはならない。

なにか特別な利益がある訳では無いが、情報の少ないこの企業がどんな企業か、どんな人材を求めているのかが分かる、という点で、選考の中で自分をアピールする方向性を定めていけるだろう。

ワンデーということもあり、特にアプローチはなかった。エントリーのお知らせが届く程度で、特に企業と接点は無かった。

農業及び食料に関わる基幹的な事業を手がける会社に興味を持っていた。その中でも農協の果たす役割は現在もまだまだ重要なものであり、欠かせないものであると認識するようになっていた。食品の商社も同様に、食品の安定供給を支えるプレーヤーの1つと認識しており、その一社としてラクトジャパンはどのような社会的役割を担うのかが焦点であった。

このような公益性より、自社の利益を優先する企業は自分に向いていないと思う次第であった。この企業が無くても、この事業やらなくても社会は回る、と思った瞬間に、自分の働く意義が薄れてしまうのではないか、と思った。今後はベンチャーのインターンにも参加してその考えが本当なのか確認する機会にしようと考えている。