【素材提案で差をつけろ】【23卒】帝人の冬インターン体験記（理系/マテリアル営業職）No.25336（非公開/男性）（2022/5/10公開）

化学系のメーカーの中で、マテリアルとヘルスケアを二本柱としていることに興味を持ったため。CMでも見かけることがあり、具体的にどのような仕事をしているかが気になったので応募した。同業他社との比較も兼ねていた。

パーソナルな質問のみのESだったため、経験談を交えながら記入することを心掛けた。志望動機などはこの時点では重要視されないため、読みやすい文章が書けていれば通過すると感じた。

他の企業も、インターンの段階ではそこまで選考が難しくないと感じた。ただ、参加者の人数は限られるため、一回目を通せば内容が理解できるような文章を書くことが必要である。

顧客への素材提案グループワーク

グループに分かれ、素材を選択と顧客（人事）に対する納期などの相談を行った。そして素材の提案を決定し、かつその素材で新規製品のアイディアを出した。

扱った素材の特徴や、それが現在どのようにニーズがあるかを学んだ。

顧客への素材提案

1日目にやったこと

企業の説明会を少しだけ行い、その後はグループワークになった。時間にあまり余裕がないので、いかにメンバー同士の雰囲気を良くして活発な議論に持ち込めるかがカギだと感じた。

人事部の社員3人

なし

人事とのビジネス商談において、自分たちの一方的な要求では相手はのんでくれないので、譲歩することも大切だとFBされた。また、プレゼンでの新規製品提案では、見せる資料は文字だけでなく図や説明を加えることをアドバイスされた。

短い時間で素材を決めるのだが、素材の組み合わせが一定の数値的条件をクリアしている必要があり、かつそれが自分たちだけでは確認できなかったため、素材決定が大変だった。チェックの回数も上限があり、時間と回数に板挟みされた記憶がある。メンバーとの活発な意見交換が必須である。

自分のグループは発言しない人が多く、あまり円滑にワークできたとは感じなかった。オンラインなので、反応や元気の良さは出した方がいいと感じた。

帝人のマテリアルではどんなことをしているのか、その中で今回扱った素材がどのように社会に役立つかを知ることができた。非常に内容としては楽しかったので、志望度が高まった。営業職としてのことは特に感じなかったが、人事の方々は明るい方だったので、会社の雰囲気は良いのではないかと感じた。

素材についてあらかじめ知識があると、対応しやすかったのかもしれない。しかしそのような人は稀であるので、わからないことは質問して解消すればよい。

今回のワークは、自分の提案したい素材が顧客の基準をクリアできているのか、これを確認する手段が限定されていたためだ。そして実際の営業職でもこの確認が限定されているのかどうかはわからないため、ワークの中では実務をイメージすることが困難だった。しかし知識は身につけることができたので、有意義な時間であったと思う。

ワークを進めるうえでのリーダーシップや、意見をまとめる力が重要だと感じたからである。また、いかに短時間のプレゼンで、論理的な説明ができるかが、顧客に対する説得力にも繋がる。学生は文系理系がいるが、業界を絞っている人は少なかったので、化学メーカーへの志望理由があれば差別化できると感じた。

なかなかホームページだけでは理解しづらい化学メーカーについて、その業務内容や分野を理解することができたからだ。BtoBの企業が何をやっているかを知るためにはインターンが最も効率よいと思う。本選考でも役立つので、企業理解は必ずこの時期にやっておくべきだと感じた。

インターン参加者は早期選考に案内される。ただ、1週間早い程度なので有利になるかは微妙である。最初のESを出して、その後の選考スピードは自分で調整できるので、早期選考が来たならESは出しておくべきだと感じた。

もともと化学を扱う企業に行こうと考えていた。そのなかでメーカーが第一業界だった。しかし化学メーカーはBtoBで何をしているのかイメージが湧かなかったため、インターンで理解を深めようと考えていた。他にはカネカ、東レ、旭化成、AGCなどを見ていた。その企業も特徴があるので、比較のためにインターンへの参加をお勧めする。

帝人は老舗なので堅いイメージがあったが、そこまで古い社風ではないように感じた。化学メーカーはどこも競争があるが、そのなかで帝人がどう勝ち残っていくか、そして現状どのような評価を得ているかを知ることができ、ここで働きたいと感じた。今後も化学メーカーに注目して就職活動を進めていく予定である。マテリアルとヘルスケアは両方視野に入れておくと良いかもしれない。