【学生の人数】1人【面接官の人数】8人【面接官の肩書】代表取締役社長/取締役副社長/取締役/取締役/取締役/取締役/取締役/取締役【面接の雰囲気】入室した際には面接官が8人と多かったことから緊張感が漂っていたが、話し始めてみるととても優しく頷きながら話を聞いてくださった。【研究内容について5分程度で教えてください。】私は現在、「エネルギーシステムの設計性能の評価」について研究しています。近年では高い環境性能とBCP性能を併せ持つ建築が求められており、このような建物の実現のためには、エネルギー源の多重化と熱源機器の多様化により複雑になっている熱源システムの中から、最適な熱源システムの設計と精緻なシミュレーションによる設計性能の試算・改善案の検討が重要です。私は設計業者と共同で、横浜新市庁舎に導入予定の地域熱供給システムの運転シミュレーションを行うことで、平常時のエネルギー効率と非常時のエネルギーの供給力の点からシステムの設計性能の試算と評価を行っています。その結果、平常時のエネルギー効率において、設計業者単独で算出したエネルギー効率と比較し、共同で算出したエネルギー効率の方が高いシミュレーション結果となり、改善案の提示を行うことができました。また非常時のエネルギーの供給力において、各月の平常日負荷を100%供給することができることを確認しました。【御社で活躍する方々の共通点はありますか。(逆質問)】弊社で活躍する人材の共通点と一括りでいうのはとても難しい。組織設計事務所には多様な人材がいるため、目立った活躍をする人もいれば、目立ちはしないが縁の下の力持ちのように支えることで活躍を示す人材もいる。また、設計業務というものは突き詰めて行けば、人を幸せにするためのものであり、仕事ができると言われているような人は、あたりまえのことを必ず前向きになって全力でやる人だと思う。それが一見、遠回りのように見えて、 もっとも確実に一流になる道だと思う。しかし、「理想」がある一方、「現実」もあり、そこには大きな溝がある。大事なのは現実を理想に近づけようと努力する志を持つ人が多いということが弊社の特徴であると思う。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】最終面接では研究に関する質問のみで、人柄は一次面接でとても評価して頂いていたのだと思う。また、研究内容も新築の庁舎を対象に環境性能と事業継続性能を両立するために設計された熱源システムのシミュレーションといった、佐藤総合計画の業務内容と設計への志にマッチしたものであり、評価頂いたのだと思う。
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