22卒 インターンES
技術職
22卒 | 北海道大学 | 女性
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Q.
卒論・修論の研究内容について専門外の人にもわかるようにまとめてください。 研究テーマが未定の場合は、これから研究したいと考えているテーマについて教えてください。(全角600文字以内)
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A.
陸上植物の根の中に住み、成長をよくすることが知られているPsJNという菌を、初めて水生植物であるウキクサに適用する研究をしている。ウキクサは廃水中で水を浄化しながら育つことができる。またデンプン・タンパク質を多く含むので、バイオ燃料や食糧として有効利用できる。この研究により、ウキクサがより早く育てば、上記の利用法で世の中への貢献が期待される。化学肥料を使わず環境にやさしいのもこの研究の利点だ。 私は生育試験を行い、PsJNがウキクサの成長も促進することを世界で初めて確かめた。そして、ウキクサへの影響を様々な観点から確かめる実験を行った。例えば、PsJNがウキクサではどこに付着しているのかを観察し、持続的な付着のメカニズムを解明した。他にもウキクサのデンプン・タンパク含量の測定や、成長促進物質の調査を行っている。 結果として、PsJNはウキクサにとっても効果の高い菌であることが確かめられた。そのため、今後は「ウキクサの表面に付着して成長を促進する菌たち」とPsJNを共付着させて、さらなる成長促進活性を見込めないか調べたい。 また、この研究はウキクサへの適用という初めての試みだったので、条件検討に苦労し、実験を重ねた。その功績が認められ卒論発表会で学部長から賞をいただいた。 続きを読む
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Q.
これまでの経験で得た能力や知識を、アサヒ飲料の仕事でどう生かしたいですか?(全角400文字以内)
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A.
「伝統ブランドの保持に加え、次の100年を見据えて新たなブランドをつくっていく」という目標を達成するために、「目標達成まで試行錯誤し続ける力」を生かしたい。私は、ある菌を世界で初めてウキクサに適用する研究でこの力を培った。先行研究の方法を適用できず条件検討に非常に苦労したのだ。しかし、予想外な結果も客観的な視点で受け止め、複数の仮説を立て、追加実験や先行論文をもとに一つずつ検討していった。観察した写真は1500枚以上になった。そして、最終的に成果を上げることができた。貴社はロングセラー商品の改善・次のヒット商品のための新規研究ともに盛んだと伺った。そのどちらにも目標達成まで試行錯誤し続ける力が必要だと考える。その時代のお客様のニーズを、商品として実現する過程で必ず壁にぶつかる。そんな時も私はこの力を生かし、手を動かし試行錯誤を続けることで必ず商品化にこぎつけ、ロングセラー商品を生み出したい。 続きを読む