20卒 本選考ES
総合職
20卒 | 関西学院大学 | 女性
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Q.
ここ数年間に、あなたが自ら目標を掲げ挑戦してきたことについて、 周囲の人々とどのように連携したかを含めて説明し、そこから何を学んだか教えてください。
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A.
私は外国人にもっと「日本」を知ってもらうことを目標として、ドイツでインターンシップに挑戦しました。日本の文化や習慣を知ってもらうことで、「日本」を好きになってもらいたいと考えたことが理由です。 私はドイツに1年間も留学を経験し、そこで約3か月間「日本セミナー」というインターンシップでアシスタントとして働きました。外国人を対象に日本の文化や行事などを発表・模擬実践を通じて伝える活動をしていました。「日本の食文化」をテーマとして扱った回で、多くのドイツ人が「日本食はおいしいが、食べられないものが多い」と言いました。私はこれを聞いたときに、「食べられないものとは何か」という疑問を持ちました。後に話を聞くと、ドイツは動物愛護・健康志向の観点から動物性食品を食べない人が多いということがわかりました。その時に私は、これは日常的に動物性食品を口にしている日本人には、理解しにくい感覚である感じました。 そんなドイツ人たちに「唐揚げ」を提供する機会がありました。しかし動物性の食品を口にしない方々には日本風の唐揚げは絶対に食べてもらえません。そこで私たちアシスタントは、どのようにして日本の食文化を実体験してもらうかを時間をかけて計画しました。ドイツでは手に入りにくい食材がある場合には、ドイツに長く住む人から情報を得たり、実際にその食材の下調べをしたりと準備を進めました。その他にも「日本らしさ」を再現するために、部屋を日本の写真で装飾したり、日本の歌を流したりと、全員が意見を絞り出して、細部にまでこだわりました。唐揚げは豆腐を代用することで似たようなものを作りました。 その結果、参加者全員に唐揚げを食べてもらうことが出来、さらには「同じものを家で作ってみたい」とレシピを尋ねてくる人がものすごく増えました。さらに日本に興味を持ってくれたのだと心から嬉しく思いました。 私はこのインターンシップを通して、本来の目的であった、外国人にもっと「日本」を知ってもらうことが出来たと感じました。さらにそれだけではなく他国の文化を知ることで、自国の文化を客観的に見ることが出来るということを学びました。日本人とは違う感覚・考え方を持っている人の話を聞くことで、日本で当たり前のことが海外では当たり前ではないと感じることが出来ます。主体的に見る日本だけではなく、海外から見た日本をもっと知っていきたいと感じています。 続きを読む
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Q.
あなたの専攻している学問について教えてください。
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A.
私は大学でドイツ語学を専攻し、特に「ドイツ語圏における言葉」に重点を置いて研究しています。 私はドイツ語圏と呼ばれる、ドイツ語を公用語として使用する地域の方言に興味を持っています。日本語にも方言が存在するように、ドイツ語にも幾つもの方言が存在し、国や地域によって特徴が異なります。ドイツ国内であっても、周辺諸国の言語に影響を受け、言葉が変化したり、して普及いることもあります。スイスではドイツ語、フランス語、イタリア語の3言語が公用語であり、それぞれの言語が共存しています。 さらに私は「方言」に加えて、「若者言葉」にも関心を持っています。若者言葉は時に、その時代の背景を映し出していると考えています。方言ができるプロセス、若者言葉の成り立ちをテーマとしてこれからは研究に励もうと考えています。 続きを読む
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Q.
以下設問にてあなたの価値観について教えてください。 ―あなたが一番大切にしている価値観は何ですか?
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A.
私が最も大切にしている価値観は「人から何度も聞くより、1度自分の目で体験する」ことです。 続きを読む
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Q.
その理由を教えてください。
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A.
目の前の情報を吸収するよりも、実際に自分自身で体験するほうが、より多くの新しい知識が習得できると考えているからです。 続きを読む
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Q.
それが具体的に表れたエピソードを教えてください。
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A.
私は実際に現地に足を運ぶことで、生きたドイツ語を体験することができました。 私は言語に興味があり、大学ではドイツ言語学を専攻しています。毎日ドイツ語文法を勉強し、語順や文構造は深く理解していました。しかし教科書に載っている文章は一例でしかなく、そして何より教科書は発音・アクセントまでも教えてはくれません。そう感じたことが理由で、私はネイティブが使う表現や発音を直接感じたいと思いドイツに留学をしました。実際に現地で様々な地方を旅して、多くの外国人と関わることで、教科書では知ることのできない言語の多様性を学びました。挨拶1つであっても教科書には載っていない単語を発見することが出来ました。このように「百聞は一見に如かず」ということわざがあるように、何事も実体験をすることを私は大切にしています。 続きを読む