22卒 本選考ES
総合職
22卒 | 千葉大学 | 女性
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Q.
ここ数年間に、あなたが自ら目標を掲げ挑戦してきたことについて、周囲の人々とどのように連携したかを含めて説明し、そこから何を学んだか教えてください
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A.
映像塾講師に注力し、周囲を巻き込んで共有システムを作り、生徒の講座修了率1.3倍に貢献した。塾は生徒60人、講師10人で構成され、生徒の都合に合わせて生徒各自が映像授業を視聴する映像塾であった。生徒全員に講師が担任としてつき、週1回の面談で全講座修了に向けた受講計画を立てていたが、講座修了率は7割という課題があった。私は高校時代にこの塾に通っており、講師の支えによって志望校合格を果たしたため、今度は自分が生徒を支えたい思いから、原因分析を行った。生徒の受講履歴を確認すると、担任の出勤日は非出勤日と比べ、受講数が平均0.8回多かった。両者の違いは、計画を把握している担任からの計画実行の声掛けの有無だった。つまり、講師は自分の担当生徒に関しては計画を把握しているため綿密な声掛けができていたが、担任生徒以外には声掛けができていなかった。そして生徒は担任出勤日には計画遂行意識が高まるが、不在時には低くなると分析した。この原因を解決したく、講座修了率10割という目標を掲げ、仲間との話し合いの場を設けた。課題と現状、そして分析した原因を伝え、皆に解決策を求めた。その際、全員に発言の機会を平等に与え、年次や性格によって発言しにくい講師には個別で意見を聞いた。課題解決に消極的な講師には生徒の志望校合格に貢献したい私の熱い想いを伝え、全員の納得が得られるまで議論をした。結果、受講計画が把握可能な全生徒の専用ノートの作成が解決案として決定した。ノートには週1回の面談で決めた受講計画を記入した。ノートは校舎に保管しておき、生徒来校時に出勤講師が生徒のノートを取り出して計画確認の声掛け、下校時は進捗確認を全生徒に行った。全生徒の計画が把握できるようになったことで、声掛けすべきことが明確化され、声掛けの具体性が高まった。ノートによる声掛け開始後も定期的に会議を主催して意見交換し、より良い声掛け法を模索した。声掛けの質と量が向上し、声掛けが習慣化されたことで講師と生徒の計画遂行意識が高まり、講座修了率は半年間で9割に向上した。この経験から、自分ひとりでできることは限られているが、周囲を巻き込んで行動することで、チーム全員の力を最大化でき、大きな成果を得られると学んだ。社会に出てからも、常にチームの構成員の力を活かして最大化することを目指し、自分の熱意を伝え、周囲を巻き込んで行動していきたい。 続きを読む
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Q.
専攻している学問について
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A.
実際に今生きている文化を研究する文化人類学のゼミに所属している。ゼミでは「スイーツ文化の流行と背景」を卒業論文テーマに設定して研究をしている。テーマ設定の理由は、近年純粋に味覚を楽しむ美食行為でなく、流行の音楽やファッションなどのポップカルチャーと同じ次元で食べ物が消費されていると感じ、その社会的・心理的要因を明らかにしたいと考えたからだ。この食の傾向は「ファッションフード」と呼ばれており、特に「ファッションフード化」しているのはスイーツと考えたため、スイーツに焦点を当てて、メディア分析、量的調査、フィールドワークを行っている。現在の成果として、流行背景には時代に左右されない心理的要因があると判明した。今後はメディアと流行の関わりを明らかにし、流行背景を多方向から検討する。 続きを読む
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Q.
一番大事にしている価値観
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A.
前例にとらわれず、新しいことに積極的に挑戦し、自分が貢献できることを探すこと。 続きを読む
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Q.
その理由と具体的に表れたエピソード
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A.
現状維持は後退であり、挑戦によって成長することで社会や人に貢献したい想いがあるからだ。前例にとらわれていて行動ができないと、成長の機会を逃してしまうと考えている。 家庭教師で新たにオンライン授業を行った。訪問指導をしていたが、感染症流行で訪問が禁止された。私は本部にオンライン授業の許可を求めたが、トラブル対処不可とされ許可されなかった。そのため指導法の詳細、起こりうるトラブルと対処法を提案書にまとめ本部に提出した。当初は取り合ってもらえなかったが修正と提出を繰り返した。熱意を伝えた結果、許可を得た。オンラインでは理解度把握が困難なため、授業後に自作のテストを解いてもらい解けない問題を解説した。またオンラインでは意思疎通がしにくいため、授業日以外も密に連絡を取り、授業に対する不満や不安を確認し、話し合った。これを1年間継続し、担当生徒2人の志望合格を達成した。さらにオンライン授業をマニュアル化して本部に提出し、他の家庭教師のオンライン授業の手助けをした。 続きを読む