【次世代原子炉の安全性革命】【23卒】 三菱ＵＦＪリサーチ＆コンサルティング 政策研究コースの通過ES(エントリーシート) No.77370（非公開/非公開）（2022/5/16公開）

【次世代原子炉「小型スーパー高速炉」の実用化を目指す】 私の専攻分野は原子力で、研究テーマは『小型スーパー高速炉における大規模事故発生時の安全性検証』である。小型スーパー高速炉は、11年に渡り開発が進められている新型原子炉である。既存原子炉では達成出来ない省スペース化、高効率化が可能な事から、次世代原子炉として世界から注目されているが、安全性が確立されていないため実用化には至っていない。本研究の目的は、実用化で最も重要とされる『事故発生時の安全性検証』を行い、次世代原子炉の安全性確立と実用化に貢献する事である。卒論では、本原子炉の持つ「小型」という長所は、大規模事故時は逆に短所となり、既存原子炉より早期に事故が進む危険性がある事が分かった。この危険性を無くすため、現在は原子炉が内側から有する炉心、圧力容器、格納容器、建屋という多重の防護壁のうち、圧力容器の破損防止対策に取り組んでいる。 続きを読む

【総合シンクタンクで社会課題の解決に挑戦したい】私はエネルギー資源の乏しい日本で、安全かつ安定的なエネルギー供給を実現したいと考えている。現在私は、電力の一選択肢である原子力の安全性向上のための、新たなアプローチ方法を研究している。しかし原子力発電所の建設・稼働・廃炉という一連のプロセス一つを取っても、自分の一研究だけでなく、インフラ整備、発電所周辺の自然環境の保存、ハザードマップ・避難経路の策定、地域住民の理解の獲得など、幅広い領域での取り組みが必要であり、課題解決に導く事は容易ではないと、日々痛感している。 貴社は官公庁から民間企業まで多くの関係者を繋ぎまとめるハブとなり、政策提言からコンサルティングまで一気通貫の取り組みを通して、公共性が高い社会課題に挑戦し、社会の新たな可能性を追求している。総合シンクタンクだからこそ出来る、エネルギーという大きな社会課題への挑戦を、実務レベルで経験したいと思い、貴社のインターンシップを志望した。 【幅広い知識の習得×協働のプロセスの体感】現在日本のエネルギー産業は、火力・原子力・太陽光など複数の電力源をいかに組み合わせて、安定性・経済性・環境の3つを実現するかという課題に直面している。シンクタンクの研究員としてこの課題を解決するためには、一つの専門性だけでなく、他の電力源や産業全体の豊富な周辺知識を持って俯瞰的に問題を見つめ、専門の異なる研究員同士で協働する事が必要だと考えている。インターンシップでは、現在の専攻に近いエネルギー産業や再生可能エネルギー、低炭素ビジネスなどの政策研究を通じて、幅広い知識を身に付けると共に、自分の専門性が貴社の取り組みにどう活かせるのかを知りたいと考えている。また実際の業務や社員の方々へのヒアリングなどを通じて「研究員同士の協働のプロセス」を学び、どの様に多数の関係者を繋いでいるのかを肌で感じたい。 続きを読む