22卒 本選考ES
研究職
22卒 | 熊本大学大学院 | 男性
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Q.
学生時代に研究(勉学)で最も力を入れたことは何ですか?(必須、400文字まで)
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A.
遺伝子導入のためのプラスミドを7種類作製し、安定発現細胞株を7種類作製しました。私は脊髄小脳失調症(SCA)について研究 を行っています。SCAには1から48までの原因遺伝子がありますが、共通して運動機能障害がみられるため、原因遺伝子によらな い発症分子機序の探索をしました。そしてタンパク質分解系のシャペロン介在性オートファジー(CMA)およびミクロオートファジ ー(mA)に着目しました。SCAにおけるCMA/mAの活性を探索するためにはSCAのモデル細胞が必要になります。その作製に、プラ スミドという遺伝子が必要でした。また、複数の原因遺伝子から発症原因の共通性を見出す必要があったため、複数作製する必要が ありました。作製には少なくとも2週間かかりましたが、私はより多くのSCAでCMA/mAの活性を測定するために、プラスミド、安定 発現細胞株をそれぞれ7種類作製しました。 続きを読む
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Q.
その過程で特に大変だったことは何ですか?その問題をどのように克服しましたか?(必須、400文字まで)
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A.
プラスミド作製が理論通りに成功しませんでした。プラスミド作製は遺伝子を切断し、つなぎ合わせます。つなぐ行程には3種類の 方法があり、全てを試してみましたが改善されませんでした。また、切断箇所を変更し、実験を行いましたがうまくいきませんでし た。ほかにも、プラスミド複製のための大腸菌を変更することや培養時間の変更を試みましたが改善されませんでした。そこで私は 、原因遺伝子を発現している細胞の認識ができれば良いという原点に返りました。プラスミドの導入ではランダムでしか遺伝子が導 入されません(一過性発現)。しかし、全ての細胞に原因遺伝子を発現させる(安定発現)手法をとれば、どの細胞でCMA/mAの活 性を測定しても良いという考えが浮かびました。この案を実行し、SCAの原因遺伝子がすべての細胞に発現している細胞株を7種作製 しました。そしてこの細胞株を用いてCMA/mAの活性低下を示しました。 続きを読む
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Q.
田辺三菱製薬工場でやりたい仕事は何ですか?その理由も合わせて記載ください。(必須、400文字まで)
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A.
高品質、高い安全性を持つ薬剤を創り、人々のQOL向上に貢献したいと考えています。私は花粉症で、起床後は必ず鼻づまりし、日 中にくしゃみが連続で出ることは当たり前のような状態で非常につらく感じていました。また、それまでの処方薬では効果を実感で きませんでした。しかし、貴社製造品のタリオンを服用したとき、それまでのつらい症状がほとんど消失し、非常に感動しました。 貴社はタリオンのみならず様々な分野の薬剤を製造しておられます。そのどれもが私が服用したタリオンのように人々に感動を与え ることができる薬剤だと考えています。そして、それは貴社製品の高品質性によって可能になっていると思います。高品質かつ安心 して服用できる製品を創るために、貴社の製造部門で多くの新薬製造に携わりたいと考えています。以上の理由から、感動とQOLの 向上を与えられる薬を、ぜひ貴社で創りたいと思い志望しました。 続きを読む