【金融と食の魅力】【22卒】農林中央金庫の冬インターン体験記（文系/総合職）No.16700（非公開/非公開）（2021/12/2公開）

大学の同期から、農林中央金庫の夏インターンを受けて面白かったと聞いたことがきっかけです。金融は当時あまり見ていなかったものの、食に興味があったので、企業理解と業界理解を深めたいと思い参加を決めました。

企業のホームページに一通り目を通してから参加しました。金融の中でも特殊なビジネスモデルかつ業務内容なので、予習しておくと説明も理解しやすいのではないかと思います。

留学した際に日本人が周りにいない中でも、現地の人と協力しながら課外活動を成功させた経験を話した時に、面接官の反応が良かったので、チャレンジ精神や粘り強さが評価されたのかもしれません。

大半が座学、農林中央金庫の事業理解

座学とグループワークを交互に行いました。

農林中央金庫のビジネスについて。

農林中央金庫の事業理解が中心

1日目にやったこと

現場の社員が３名ほど登壇し、座学をしました。食農法人営業本部の仕事内容についての座学で輸出ビジネスに関する内容も少しありました。座学後、グループに分けられてグループワークを行いました。

2日目にやったこと

リテール事業本部の仕事内容についての座学。1日目と同じように現場の社員が３名ほど登場し、座学をする。座学後、グループに分けられてグループワークする。インターンシップの後、人事に質問する会を少し間隔を開けて設けられる。

不明

なし

ワークのフィードバックの中で「ただお金を貸すだけでなく、クライアントの事業や経営改善も提案することで、クライアントも弊金庫もwin-winの関係を作ることができる。そこが一番面白くて、難しいことでもある」と仰っていたのが印象的でした。お金の貸し借り以上の仕事の醍醐味を知って欲しいという熱意を感じました。

自分の大学での専攻も外国語系で、金融の知識がほとんどなかったために、ワークのテーマが投資ビジネスの際には、理解するのに苦労した記憶があります。ただし、座学で社員の方から教えられたり、ワークで取り組む内容は基本的な事柄なので、全く付いていけないということはありません。

どの学生も積極的で、活動がしやすかったです。金融の知識がある学生は特にアイデア出しでチームを引っ張っていた印象があります。

農林中央金庫は他の金融機関と異なり、食農ビジネスなど特徴的な仕事もできるのが面白そうだと感じられたことです。実際に社員の方にお話を聞いたり、自分たちで課題への解決策を考える中で、銀行だからこそできる日本の農林水産業への貢献の方法を探れたのはとても興味深かったです。

やはり、金融の知識は少しでもつけておいたほうが、より充実した経験になるとは思います。ただ、私が金融の知識がないことへの不安を社員の方に相談した際に、その方は「自分もほとんど金融知識のない状態で入庫したが、働き始めてから学ぶので十分だし、今は海外投資ビジネス部門で貢献できる自信もついた」と仰っていたので、そこまで不安に感じる必要はないのだなと思いました。

インターンは、金庫の扱う各分野についての説明や、学生同士でビジネス改善提案を考えるワーク等、仕事についての内容以外にも、社員との座談会の時間も十分にとられていたため、私生活や職場の雰囲気といったことも学ぶことができました。そのため、企業で働くイメージができたと感じます。

インターンの参加学生は、金融を目指す経済学部の学生や、食に興味のある農学部の学生が比較的多かったです。その中で、海外の言語や文化について学び、留学も経験していた私は特殊であったと思います。この私の特徴は、海外投資や食品輸出に今後力を入れていきたいという農林中央金庫のビジョンに貢献できるだろうと感じたため、内定が出る可能性はあるかもしれないと思いました。

先ほども述べたように、内定の可能性が大きそうだというのは一つ志望度が上がった理由です。もちろんそれだけではなく、社員の方の雰囲気も落ち着いていて私の性格に合いそうだと感じたり、３日間のインターンを通じて、仕事内容に魅力を感じたことも理由として挙げられます。

インターン参加者は早期選考に参加できるという特典がありました。2月ごろに早期選考のお知らせがあり、ES提出後、面接（初め2回はリクルーター面談）が3月初めから始まりました。

インターンシップ参加前は特に志望企業・業界を絞ってはいませんでした。ただし、「グローバルに働ける」、「女性が活躍できる」、「雰囲気が合う」という軸は持って企業や業界を眺めていました。正直、金融業界はほとんど考えていなかったのですが、農林中央金庫のインターンに参加後、金融業界も検討するようになりました。

金融業界は信用を何よりも大事にするという点で堅苦しい雰囲気があるのかな、と思っていましたが、想像よりも物腰の柔らかい方々が多かったのが印象的でした。もちろん、「堅実さ」、「誠実さ」は大切にしている方が多かったですが。インターンをきっかけに志望業界として、金融業界にも目を向け始めたことは一つの変化でした。