【22卒】ウエストの夏インターン体験記（文系/番組制作）No.14599（同志社大学/女性）（2021/5/18公開）

学生同士の関わりはなかった。だが、質疑応答の時間に積極的に質問する学生や、業界用語の知識に長けている学生の多さを知ることが出来たため、テレビ業界を志望する学生は３年生の夏にはもう業界・企業研究済みなのだということを学んだ。

参加したからこそ学べたことは、テレビ業界は本当に番組制作への想いが強い人でないと仕事が苦しくなるだろうなということです。深夜をまたぐことはざらにあり、雑用のような業務を何年もこなし、苦労の末にやっと納品した番組もプロデューサーの一言で採用が決まる、という世界があることを学びました。

テレビ業界のビジネスモデルや制作会社の待遇について勉強しておくべきだと感じました。私は幸い大学での専攻分野でしたが、無知な人は調べておくとよいです。

待遇が過酷だから。私はある一定のワークライフバランスを求めるタイプなので、朝から晩まで仕事は出来ないと感じたため、働いている自分は全く想像できませんでした。また、私はアイディアを提供するような職種に関心を持ったため、裏方で支えることや現場での肉体労働に従事しないだろうと思ったからです。

番組制作にかける想いや熱量が無いから。絶対に芸能人に会いたいとか、作り上げたい番組企画があるとか、そういう人が就職していくのだろうと感じたからです。実際に、給与や福利厚生などを重視してはいる企業ではないと理解した上で、テレビに何が何でも関わりたいという夢のある学生もいたからです。

働きかたが私の希望と合わなかったから。また、「この企業に就職してよかったと思うことは何か」という学生の質問に対して「芸能人に会える」「パソコンが支給される」などの回答もあり、仕事に対するモチベーションの源泉が私とこの企業の社員の方々とでは合致しないと感じたからです。

優先会社説明会に参加し、他の学生よりも多くの情報を得ることができるからです。また、なかなか合同説明会などでお見掛けしない企業なので、社員の方と直接お話しできるのは貴重な経験になると思うからです。

フォローとして、インターンシップ参加者限定で優先会社説明会というものに招待されました。企業理解を深めることができるとのことでした。

参加前は、漠然と「おもしろそう」という理由でテレビ業界を志望していましたが、参加してからは自分の興味と仕事を同じ次元で考えてよいのかという疑問が生まれるようになりました。さらに、福利厚生などを考慮すると制作会社の待遇があまりに劣悪であったため、メディア業界の中では志望する企業としてはキー局のみになりました。

業務へのイメージとしては、大学の授業等で学んでいたものの、想像以上に過酷な現場で仕事をしているイメージへと変わりました。志望業界の変化については、単なる興味本位で見ていた企業を視野から外すこととなったため、効率的に就職活動を進められるようになりました。何事も仕事に対する熱意が必要なんだということは、その後の就職活動で活きる自分の学びとなっていました。