20卒 インターンES
総合職
20卒 | 慶應義塾大学大学院 | 男性
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Q.
インターンシップに期待すること、インターンシップで取り組みたいテーマ (400~600字)
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A.
私がインターンシップで取り組みたいテーマはヘルスケア・ウェルネス事業本部でのヘルスケアに関するコンサルティングである。具体的には、医薬品の開発に関するコンサルティングや医療事業の海外展開に関するテーマを取り組みたいと考えている。私は中学生の時、医薬という分野に興味を持った。様々な療法がある中で、薬物療法は小さな錠剤を服用することによって痛みを抑えられえる、ウイルスを殺すことができるなど医薬の種類によって様々な効用がある。これらがどのような仕組みで体内に作用しているかという関心、また手軽に服用できるという実用性から医薬の素晴らしさに魅了され、私は将来、医薬に携わる仕事に就きたいと考え始めた。 インターンシップで期待することはヘルスケアという超高齢化社会を迎えた日本にとって切り離せない分野において、特に医薬が今後どのように活躍していくかを真剣に考えている社員の方々の熱量を肌で感じたいと考えている。先進国では当たり前となっている医薬品が、発展途上国では高価なため入手しにくいのが現状である。私はこのような医療の南北問題を解決し、経済的価値を持つ医薬の市場を、世界中に開拓したいと強く考えている。現在、私は研究室に所属しており、立場としては医薬の開発者である。よって、周りが開発者という現在の状況では感じられない、医薬に関わるマーケットの第一線で活躍する方々の考え方を感じたいと考えている。 続きを読む
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Q.
自身の専門分野や研究内容についてわかりやすく(400~600字)
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A.
私の研究内容は天然有機化合物の全合成である。天然有機化合物とは、動物や植物など自然に存在する有機化合物であり、人間の体も有機化合物から成り立っている。天然有機化合物は興味深い生物活性を持つ。生物活性とは生体に作用をもたらすことであり、病気の治療に活かしたものが医薬品である。例えば抗がん活性や抗HIV活性などが挙げられる。しかし、自然界に存在する物質を医薬品として使用するために、毎回抽出して使用し続けるには限界がある。そこで市販の手軽に手に入る簡単な構造の有機化合物から、人間にとって有用な効果をもたらす複雑構造をした有機化合物を生み出すことにより問題を解決できる。このように、単純な物質から複雑な化学物質を生み出すことを全合成と言い、私はフォラゾリンAという天然有機化合物の全合成を目的として研究に取り組んでいる。フォラゾリンAは2014年、ブグニのグループによって発見されたホヤに生息する海洋バクテリアから発見された化合物である。生物活性として、カンジダ症の発生の原因となるカンジダという菌に対しての抗菌活性が報告されている。フォラゾリンAは現在、世界中での全合成の報告が無く、私はフォラゾリンAの世界で初の全合成を目指して日々の研究に取り組んでいる。全合成の達成により有用な生物活性を得られる他にも、フォラゾリンAと似たような複雑な構造を持つ、天然有機化合物の全合成への応用も期待できる。 続きを読む
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Q.
問3 自己PRや学生時代に力を入れて取り組んだこと、取り組んでいることについて
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A.
私が学生時代に力を入れて取り組んだことは部員一人一人の長所を引き出し、チーム全体の士気を高めたことである。私は●●学部体育会サッカー部という準体育会に所属しており、チーム内の士気の格差が問題となった。原因は準体育会という立場のため、サッカー以外にアルバイトや他のサークル活動もしている人が多く、サッカーの優先順位が低い人が多くいたからである。私たちの目標は全国大会で優勝することであり、そのためにもチーム内での士気の格差は急を要する問題であった。そこで私は士気の低い人に対して、サッカーの実力以外でその人の長所を理解し、その能力を活かせる仕事を任せた。さらに私は任せた仕事が成功するよう周りに協力してもらう環境作りに徹し、最終的に成功することで、その人自身がチームに貢献する喜びを感じてもらった。例えばサッカーの技術的には高くないが、責任感の強い人に対してサブチームのキャプテンを任せた。ここでサブチームの士気の低さが問題であることを本人に伝えることで、その人自身キャプテンとしての責任感が生まれ、サブチームの雰囲気を厳しくかつ明るくしてくれた。これらを繰り返すことで一人一人が自立心を持ち、チーム全体としての士気を高め、結果として全国ベスト4という結果を収めることが出来た。このように私の強みは、個人の能力を引き出し、結果としてチーム全体の士気を高められることである。 続きを読む