22卒 本選考ES
技術系総合職
22卒 | 名古屋大学大学院 | 男性
-
Q.
ここ数年間に、あなたが自ら目標を掲げ挑戦してきたことについて、 周囲の人々とどのように連携したかを含めて説明し、 そこから何を学んだか教えてください。(1000字)
-
A.
約60人の体育会サッカー部で、最高学年になった時に、部の運営班の一つである「練習改善班」のリーダーとして活動した経験です。サッカー部では、「実践とかけ離れた練習内容」により、連携プレーやチーム戦術が選手達に十分に浸透せず、個人の力に頼ったチームになっていることが課題でした。そこで私は、「組織力を効率よく向上させるための練習環境構築」を目標にしました。より実践に近づけるべく、部内の分析班と協力してチームの試合映像を分析し、それを元に新たな練習を多数考えました。例えば、「ボールを奪われた瞬間の対応の悪さ」が失点に繋がっていることが多いと分かったため、ボールを失った瞬間を再現したメニューを考えました。考案したメニューを実際の練習に導入する前には、部員の協力のもと模擬練習を徹底的に行うことで、細かい部分の完成度を高め、試合の状況を再現することに拘りました。しかし、模擬練習に十数人を必要とする場合も多く、練習時間外に多くの部員の協力を仰ぐことに苦労しました。私は、ただ協力して欲しいというスタンスでは、多くの部員を動かすことは難しいと感じました。そこで試合会場に向かう車の中の時間等を活用し、部員一人一人と練習に対する意見交換を頻繁にするようにしました。その上で、こういったコンセプトの練習を考えているから、実装のための模擬練習に参加して欲しいと呼びかけるようにしました。こうした呼びかけを粘り強く続けるうちに、徐々に積極的に参加してくれる部員が増え、完成度の高い練習メニューをいくつも確立させることができました。また、考案したメニューをどのように練習に組み込むかにも拘りました。具体的には、毎週キャプテンと話し合いをして、週末の公式戦の戦い方の方針を共有しました。その上で班のメンバーと話し合い、それに合わせた練習メニューを1週間単位で組むようにしました。1年をかけこのような改善を続けた結果、練習した戦術や連携が試合で機能するようになり、リーグ11チーム中3位と部の公式戦過去最高成績を達成できました。また、私たちの代で取り入れた練習改善班は今も後輩達に受け継がれ、実践に沿った練習を日々アップデートすることに役立っています。この経験を通して、分析した結果をもとに、組織を巻き込みながら粘り強く取り組むことで、課題解決できることを学びました。 続きを読む
-
Q.
あなたの研究テーマについて教えてください。 ※研究テーマ未定の場合はこれまで学んできたことを記載してください。 350文字以下
-
A.
私の研究は、肺癌の原因となるタンパク質に結合する抗体を作製することです。近年肺癌治療は、患者様の原因タンパク質によって治療法を選択する「個別化治療」が一般的になっているため、原因を早期に特定することが重要な課題となっています。そこで本研究では、当研究室が開発したTRAP提示法という手法を用いて、肺癌の原因タンパク質を検出できる抗体の作製に取り組んでいます。この手法は、遺伝子組み替え技術により作製した約10兆種類の膨大な抗体候補群を試験管内でスクリーニングし、その中から標的に結合するものを選択的に取得する技術です。抗体を用いた検査法は、従来の検査法に比べて安価かつ、血液で検査することができ、患者様の身体への負担が少ないため、より多くの患者様が肺癌検査を受けやすくなることに繋がると期待できます。 続きを読む
-
Q.
―あなたが一番大切にしている価値観は何ですか? 50文字以下
-
A.
私が最も大切にしている価値観は、「一度決めた目標は粘り強い努力で必ず達成する初志貫徹の意思」です。 続きを読む
-
Q.
―その理由を教えてください。 100文字以下
-
A.
小学生の時に、リフティングの目標回数を決め、達成するまで粘り強く繰り返すことが習慣でした。リフティング練習によりサッカーの実力が飛躍的に伸びた成功体験から、この価値観を大切にするようになりました。 続きを読む
-
Q.
―それが具体的に表れたエピソードを教えてください。 350文字以下
-
A.
交換留学先のドイツミュンヘン工科大学での経験です。私は日本での研究活動に活かすため、そこで専門性の高い講義の単位取得を目標にしました。その講義は現地学生向けだったため、必要とされる前提知識が広くて深く、当初は全くついていけませんでした。そこで、基礎知識を補うべく授業後すぐに復習をして疑問点を整理し、次の講義でTAに必ず質問するようにしました。初めは、うまく意図を伝えられずにあしらわれ、挫けそうになりました。しかし、単位を絶対に取得するという初志貫徹の意思のもと、質問の仕方を試行錯誤しながら繰り返すうちに、TAも協力的になってくれ、徐々に理解が進みました。そして、試験前には現地学生と協力しながら、15年分の過去問を解くなど孟勉強しました。その結果、通過率約6割の試験をAの成績で通過できました。 続きを読む