18卒 本選考ES
総合職
18卒 | 東京工業大学大学院 | 男性
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Q.
第一志望職種への志望理由 (200字以内)
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A.
研究職の方々が開発した商品を工業化して上市するまでの工程に携わることができると考えたため。大学3年時に食品工場を見学した際に化学工学という学問のことを知った。どんなに優れたものを研究室で作れるようになっても、市場まで届けなければ無意味になってしまう。そこで人々に必要なものを安定供給することに携わりたいと考え、工業化のプロセスに携わることの出来るPSを第一志望職種とした。 続きを読む
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Q.
あるグループに参加し、全体を率いて、必要なサポートを獲得し、卓越した結果を実現した実例を説明してください。(全角半角問わず500字から700字程度)
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A.
史上3校目となる大学院チームとして箱根予選会に出場したことである。箱根予選会は正月に開催される箱根駅伝の出場権をかけて行われる試合で、各チーム20人全員が20kmを走り、合計タイムで競う試合である。箱根予選会に出場するためには、大学院生のみで資格記録を突破した選手を10人そろえる必要があった。私は首都大4年時に大学院入試を合格し、それを知った東工大生から陸上部に勧誘された。もともと大学院で陸上をする予定ではなかったが、東工大OBの方が「在籍中に達成できなかった夢をかなえてほしい」と語っていた。また、現役部員の方とも会い、大学院で目標を持って競技を続けるのは素敵だと感心した。そこで私は選手のリクルーティングをかねた校内駅伝大会を提案した。例年校内マラソンを開催していたが、それを駅伝にすればより多くの有望な選手が集まるのではないかと考えた。その提案に対して部員が賛同して、コース設定やビラ配りをしてくれたおかげで数多くのチームが参加した。トライアスロン部の選手に、高校時代の知人が在籍していて、練習への参加を頼んだところ快諾してくれた。彼が走力に自信のある部員を勧誘してくれたおかげで、合わせて4人加入してくれた。また、加入後はキャンパスが異なり合同練習に参加できない選手のフォローも行った。比較的時間に余裕がある私が、そのキャンパスで一緒に練習をすることで部員のモチベーションを向上させた。その選手は試合に慣れていなかったため、私がレースでの位置取りの仕方を教え、一定のペースで走れるようにレクチャーした。その甲斐もあり、9月の試合までに資格保有選手を11人まで増やし、箱根予選会に出場した。 続きを読む
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Q.
他者とともに仕事をする上で、見解の相違があっても生産的な関係を作り、保つことができたときについて説明してください。(全角半角問わず500字から700字程度)
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A.
私に対して風当たりの強かった飲食店の副店長と、ストレスを軽減して働くことが出来るようになったことである。職場は、私が働き始める3ヶ月前に第一号店が開店したばかりで、働いているアルバイトはオープニングスタッフが大半を占めていた。彼らは開店前に予めトレーニングを受けていた。一方で、私は他の人より作業に無駄が多く貢献度が低いとみなされていた。そのため副店長は私に対して厳しく当たっていた。しかし、せっかく受かったので何とか事態を改善したいと考えた。まずはとにかく真摯に仕事をこなし、少しでも早く習得できるように業務の合間にメモを欠かさなかった。また、店で決められている作業をより効率的に出来ないかを考えた。当初は来客前の配膳準備の段階で箸や取り皿を並べており、作業に時間が要していたが、簡略化して引き出しに用意すればよいと考えた。しかし、そのことを副店長に話しても取り合ってくれず、ほかのアルバイト数人に打診して有用か相談した。その人たちがその案を是非やってみたいと店長と副店長に提案したところ、試験的に導入された。すると、アンケートで好評を得て、その後も採用された。その後、却下を覚悟の上でキッチンスタッフの作業に関する改善案を話してみたところ、今度はその案を導入することとなった。このことは意外だと感じたが、後日休憩中に副店長からこのような話を聞いた。始めは私に対する評価は低かったようだが、出来ないなりに地道に仕事をしていること、また、少しでも環境を改善しようとする努力していた点を評価していたそうだ。最初の頃に比べて副店長の対応も優しくなり、より建設的に職場でやり取りが出来るようになった。 続きを読む
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Q.
あなたがプロジェクトの方向を変え、その結果、時間やコストが削減された例を説明してください。(全角半角問わず500字から700字程度
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A.
3Mのインターンシップで、粘着テープ1個当たりの製造時間を6.9秒から4.8秒に改善したことである。私は商品製造の最終工程を任され、現場にいる3人の作業員の動きを撮影して各作業に要した作業時間を分析した。機械が作動してスリッターによりテープを切断するまでに2分弱、さらに包装機を経由して完成品が到着するまで4分程かかった。これらを踏まえ、社員の方に作業の変更点として2つ提案した。1つ目はスリッター担当者の段取りを最小限にして、スリッターの作動を最優先にすることだ。段取りとは機械を運転させるまでに資材の補充をして、点検をする作業のことである。それにより、スリッターの作動時間が長くなり、同じ労働時間でもより多く製造することができる。2つ目は包装機を担当している人の段取りの一部を主作業に取り入れることだ。担当者は段取りで段ボールを大量に組み立てる一方で、主作業中は時間を持て余していることが多く、このタイミングで段ボールの組み立てが可能だと考えた。この提案でスリッター担当者の段取り時間が大幅に短縮でき、さらに包装機担当者の主作業の無駄も減らすことができた。ここで通常プロセスエンジニアの考え方では、3人の段取り時間を等しく配分することで製造時間を短縮できるとおっしゃっていた。しかし、今回は単純に作業時間を平均化するとスリッター担当者が機械を作動するまでに他の二人が手すきとなり、段取りとしてのロスが大きい。一方、私の提案では、スリッター担当者の段取り時間圧倒的に短く、3人とも段取り時間が異なるにもかかわらず、段取り時間を大幅に短縮できたことに対してユニークかつ面白いという評価をいただいた。 続きを読む