【多面的な魅力、広がる可能性】【22卒】日本ガイシの冬インターン体験記（文系/総合職）No.19355（同志社大学/非公開）（2022/1/18公開）

数多くの世界シェア製品を有する日本ガイシのインターンシップに参加しようと思ったのがきっかけ。普段はあまり目立たない電線の碍子メーカーとしての地位確立から、エネルギーやセラミックなど幅広い事業を展開しており、魅力に感じた。

事前に選考に通過するための要件を調べ、文章の推敲を時間をかけて行った。特に参考にした書籍やwebサイトはなかった。

就活における「自分」と「企業」の見方を再考するワーク

①日本ガイシの会社概要・製品紹介→②企業の見方を養う→③自分の見方を養う→④職種紹介→⑤社員パネルディスカッション

企業の分析手法（ブランド、事業、人材等どれに遡及していくか）、自分の分析手法（ガツガツか、思考派か等）

就職活動Start Upセミナー

1日目にやったこと

架空の会社のどれに入社したいかを個人ワークで決める→グループで討論し、他の人の意見を聞くことで自分の意見を相対化→「自分の性質」で個人ワーク、グループワークを行う。その後職種紹介があり、若手社員の方のパネルディスカッション・質問会

なし

最後のパネル・ディスカッションで「会社選びは大学の友人選びと同じ。付き合っていくうちに何となく雰囲気があってよさそうだなと感じる。」という風に伺った。ブランド志向の学生に対しては、それが本当に自分を心から満たすものかを考えてみてもいいかもしれないというアドバイスがあった。

特にインターンシップ中に大変だと感じたことや苦労・苦痛に感じたことはなかったように思われる。ただ、人間は人によって態度や性格を変える多面的な性質を持つため、自分の会社選びの軸、ないしこれが自分の性格だと思っていたものを客観的に決定づけて良いのか悩む場面もあった。

結果を出すワークではなかったので、みんな控え目でありながらも、就活をテーマにしたワークだったので盛り上がった。

あらゆる会社に対する偏見や固定観念を取り払って、「ゼロベース」で見る目を養うこと。研究・専門分野が生かせる、裁量が大きい、条件がいい、ブランドがあるなどの諸要素に優先順位をつけて、それが必要条件（MUST要因）なのか十分条件（WANT要因）にすぎないのかを問答してみることで、自分なりの会社選びの軸を磨けることを体感できた。

インターンシップ参加前に、今まで自分が気になった会社にはどんなイメージがあるのか、なぜ気になっているのかを言語化し、個別具体的な考えを集めて一般化する作業があればよい。自然とブランドや技術力、雇用条件などどれに帰着するのかが見えてくるものと思われる。

若手社員パネルディスカッションで登壇された方は控え目な方が多く、自分もその一員として溶け込めそうだという実感があった。ワーク自体はオンラインであっても、仕事の進め方や他部門との調整、取引先との折衝などのやりがいが伝わり、職種ごとの仕事のイメージができた。

インターンシップに参加して、BtoBメーカーを研究している自分は他者より先行して日本ガイシの魅力が腹に落ち、十分な内容の志望動機を作れると感じた。また「あまり目立たないが、対個人・対社会・対環境にアプローチする歯車として着実に貢献していく」という会社の性質と、自分の性質が合致していると感じた。

日本ガイシをごり押しするものではなく、一個人としての就活生の意思を尊重したインターンシップの内容だと、全体を通して実感したため。社風もあっていることがインターンシップ参加により体感できたし、社会課題解決に貢献する姿勢など、会社自体にも好印象が生じた。

あくまでも企業選びの軸を深化させることが目的のワークであり、報告発表も存在しなかったため、このインターンシップの参加のみで選考に有利になるとか、そのようなプラス作用はないと思われる。

３年の10月は徐々に志望業界を絞り、非鉄や化学を含めた素材、機械や産業機器、電子部品のような、日本の技術力の強みが発揮できるBtoBメーカーに興味が湧いていた。特に、将来的には事務系総合職としてメーカー転職の可能性も視野に入れていたので、手元資金がある会社で教育制度や海外派遣の充実した大手を志望していた。

会社の社風はしっかりと社員（特に人事以外）と会って話してみることが肝要だと理解できた。また、事業内容も確かに重要だが、入社してから構造改革や外部環境の変動により志望していた事業が立ち行かなることもあるから、大きい会社こそ長期的に見て「人・社風とのマッチング」を重視した方が安定的だと感じる契機になった。