【グローバル志向の挑戦】【22卒】富士フイルムビジネスイノベーションの冬インターン体験記（文系/営業職）No.19224（非公開/男性）（2021/12/24公開）

国際的競争力のあるBtoBメーカーについて、就職四季報や業界地図を参照しながらインターンシップにエントリーしていた。富士ゼロックス（現富士フイルムビジネスイノベーション）はゼロックス社の協働会社としてグローバルな印象があった。

富士ゼロックスの1dayインターンシップがどのようなものなのかをメールで調べ、ESのみであることがわかった。負担も少ないし応募した。

同時期に他の事務機器系メーカーのエントリーもしていたが他社と比べると1dayでもESの負担がかなり少ない方であり、重視ポイントは志望動機と熱意であるように思う。

コロナ禍で利益が落ち込む飲食店の復活策を考えるグループワーク

富士ゼロックス新会社について、問題発見解決ワーク、内定者座談会、まとめ、今後のスケジュールについて

富士ゼロックスが提供する価値の追求。そのためのフレームワークや経理・会計知識

問題発見解決ワーク

1日目にやったこと

問題発見の仕方（イシュー思考）、STPDサイクルやロジックツリー等のフレームワークのご説明があり、その後40分ほどのグループワークを行った。最後にエクセルシートを共有しながら2分の発表が各班に与えられている。

採用担当社員

なし

利益沈降の打開策は、「費用・即効性・効果」の3要素に分解できるとフィードバックを受けた。売上高のみをやみくもに目指すのではなく販売単価×売上個数の定式に落とし込むのと同様と言われて感銘を受けた。

売上高や販管費、売上原価などP/Lの知識を要する点は、法学部卒では理解しにくい側面であった。また、それらを知っていてもMECEやロジックツリーで要素分解する手法には慣れていない(商学部の人でも難しかった)ため、結果として出した策が妥当なものなのかどうかを検証する時間がもう少し欲しかった。

1班大体5~6名だったので、1人エクセル担当で1人発表担当。全員が気後れすることなく意見を述べたりできたと思う。

普段富士フイルムビジネスイノベーションが行っている、「論理的思考に基づいた課題解決」の手法を簡単な事例を通して疑似体験することができたのは大きな財産だった。「こういう時にMECE」を使うのか、と現場の知を実際に活用できたのは他社のインターンシップでは感じることができなかったところ。

会計知識や基本的なマーケ知識はあっても損はないと感じる。また、エクセルの扱い方やタイピングにも慣れておくと、当日柔軟な対応ができてよい。

あくまでも学生側に与えられたのはケーススタディーであり、リアルに富士フイルムビジネスイノベーションが接するものではなかったため。もっとも、オンラインである要因が結構寄与しているため、実際に本社に出向きでもすればかなり印象は変わるようにも思われる。

ITベンダー系のコンサルとビジネスモデルが似通っている面があるが、富士フイルムビジネスイノベーションは製販一体となって価値を提供しており、製造開発から保守運用まで顧客満足に貢献できる点で圧倒的な独自性を有していることが実感できたため。塾バイトで複合機業界については熟知していた点も大きい。

志望度が下がったわけではなく、変わらなかった。メーカーのインターンシップを色々と経験してきた中で、営業やSEなど川下に携わることにやりがいを感じる方も勿論いらっしゃると思うが、自分はやはり製造部門、上流部門で事務系ながら技術と密接に繋がりを持ちたいことを再確認できたため。

本インターンシップのみの参加はあくまでも1dayの仕事体験系のものであって選考に関するものではない。裏返して言えば、これ以外にも参加できるインターンシップがあり、複合的に評価され得るところだとは思う。

世界レベルでの市場シェアが高く、価格や品質面で大きなメリットを得られるような企業を中心にエントリーしていた。特にBtoBメーカーに多いことに気付き、旭化成などの素材や化学、キヤノンなどの事務機器や精密機械等幅広くエントリーしていた。事務機器に関して言えば、昨今のペーパレス化の波を受けているため、ヘルスケアやデジタルなど各企業がどの分野に攻勢をかけているかについて注目していた（例えばキヤノンはヘルスケア、富士ゼロックスはデジタルなど）。

メーカー志望の原点が、製造段階での技術とのつながりがあることを思い出すことができた。富士フイルムビジネスイノベーションは製造開発・間接部門と販売・保守部門が分かれている。そのため、販売会社などどちらかというと顧客との接点が多い仕事よりかは、バックオフィスで企画や技術市場の調査を行い、現場のニーズに応える仕事が面白いんじゃないかと思うようになり、そこから業界だけでなく職種のこだわりが生まれるようになった。