【未知なる価値を創造】【22卒】東ソーの冬インターン体験記（文系/事務系1day仕事体験）No.20484（非公開/男性）（2022/3/9公開）

グローバルな競争力を有している素材や化学メーカーに興味があり複数社エントリーしていた。東ソーは日経平均株価の採用銘柄であり、総合化学であるもののあまり良くも悪くも印象がないため、どんな会社か知るために応募した。

事前にインターンシップの募集要項や実施内容を調べた。東ソーのインターンシップ選考ではESの提出が必要だと分かった。精度の高いものを出した。

東ソー製品発見・キャッチコピー考案グループワーク／価値創造プラン立案グループワーク

会社概要⇒ワーク①⇒ワーク②⇒先輩社員紹介⇒クロージング

東ソーがどんな会社であるか、価値創造とは何か及びその考え方

東ソーの事業・仕事理解を深める／自分の個性を生かして東ソーとのシナジーを考える

1日目にやったこと

会社・事業についてレクチャーを受けたのち、ワーク①でイラストを見ながら東ソーの製品が使われているものを挙げ、東ソーを表すキャッチコピーを考える。ワーク②では、個人の役割や能力と東ソーのアセットを生かした価値創造プランを提案する

人事部

なし

ワーク②のレクチャーにおいて、価値創造の発想起点にはマーケットインとプロダクトアウトの二つあることを教わった。社内の人間で集まると市場調査などニーズを探究するためマーケットを意識しがちになるが、自社の技術や製品を波及させるプロダクトアウトが重要になってきているというお話をお聞きした。

自分の学んできたことやスキルが東ソーのビジネスとどう結びつくかを考えるグループワークで、特に文学部などの学生は苦慮していた。だがみんなで支え合って結果的に良いビジネスプランが発想できたので、この点については各班各人の協力体制次第であると思われる。

各人の出身学部が異なっていたため異なる価値観を掛け合わせやすく、スムーズなコミュニケーションができた。

東ソーの現状をベースとして地球の未来をどのように想像するか？その時々で東ソーの役割や意義が変化する中で次世代に価値有る企業としての変化をどう遂げていくかについて、東ソーに限らず難しい命題だと感じた。歴史ある化学メーカーであってもパーパスを定義するところがあるなど、時勢に合った価値観が必要とされていることを学んだ。

東ソーが過去どんなビジネスを取り組んできたかについて記事の検索を行う。特にプロジェクトファイナンスなど海外で工場を建てる際には債権者や地方当局の許可がいるため、リアル感を想定しやすい。

インターンシップの主眼は東ソーという化学会社がどんな会社で、これから先どのような方向に向かっていくのかについて学ぶものだったが、そのあとの先輩社員紹介で販売・物流管理や有機化成品営業などどのようなキャリアを歩まれてきたかを学ぶ機会があり、そこで具体的な働き方を想定できた。

高学歴の方が多いものの、自分なら入れないではないかなと感じた。また、会社理解についてかなり深めることができたので、この点インターンシップに参加していない人と比べてアベレージがあると感じた。特に他の化学メーカーと比較して相対化できたことは大きいように思う。

事務系総合職は各人の裁量が大きいが、失敗してしまっても大きく咎められることはなくむしろ推奨されるような形で人材を育てていた。人への投資が叫ばれる中、人材を探究者であり開拓者と捉えて、興味関心を広く持って学びを深め、未知の分野に価値を広げることに経営の基本方針が置かれている。

東ソーの会社理解や事業理解はインターンシップ参加していない人と比べると確かに深いと思われるが、「参加それ自体」をもって本選考に有利になるといったような処遇は見受けられない。

インターンシップ参加前は総合化学・機能性化学問わず広く素材・化学メーカーを志望していた。東ソーは化学メーカー志望なら絶対に知っている会社であるが、伝統的な石油化学事業を行いつつも機能品にも注力しているという点で、ほかの財閥系化学や旭化成などとビジネス的にいかなる差異があるか分からなかったため、業界勉強も兼ねて各社のインターンシップや説明会に参加していた。

配属地の重要さを意識させられた。配属割合として南陽事業所が5、四日市が3割強と基本的に工場勤務からのステップアップになると聞いて、うーんとなってしまった。工場の立地についても山口のコンビナートということで総合化学といっても財閥系ではなく、曹達系の源流が同じトクヤマや宇部興産に近いのかなと感じた。もっとも、化学は僻地勤務が当然という風潮があるので仕方ないかもしれないが。