【医療機器事業の未来】【22卒】帝人の冬インターン体験記（文系/ヘルスケア企画）No.18486（非公開/男性）（2021/12/24公開）

国際的な競争力のあるBtoBメーカー（素材や化学など）を中心に企業エントリーをしたりインターンシップに申込みをしたりしていた。帝人は繊維素材で有力な会社であり、早くからマイナビでエントリーしていたところ、10月末に早期インターンシップの参加案内が来たため申し込んだ。

参加案内にインターンシップの概要が記載されていたため、それをまず注意深く読んだ。参加要件はアンケート提出とSPIの受験だった。アンケートは軽めのESの提出で、SPIは比較的簡単なレベルのものだった(自宅受験)。

参加日は先着順で希望することができ、早めのエントリーを求められた。

某疾患の診察を促し、医療機器事業の拡大を務める施策を考える

会社説明→アイスブレイク→インターンシップの概要説明→インターンシップ参加→講評→反省会・クロージング

企画・マーケティングの意義。STPの考え方や市場調査分析の手法、打ち手の実効性、妥当性の検証など。

企画マーケティングの面白さ・ヘルスケアに対する理解を通して、QOL向上に貢献する仕事を知る

1日目にやったこと

インターンシップで扱う製品の紹介、治療法の紹介、実際のワークショップ(医療機関や患者からのヒアリングや資料調査、それらの情報の統合分析)、ターゲットの検討、他社との差別化ポイント

総務人事部社員、新卒採用担当。

なし

インターンシップの講評・フィードバックで「打ち手の整合性意識」を心がけることを求められた。Aというターゲットに対してBというアピールを打ち出すことの一貫性やフォーカスの過程が重要であることを学んだ。

企画マーケの知識と商品事業の知識の両方が備わっていないと有利な立ち回りが難しく、ヒアリングの際に何を聞けばよいか分からないということがあった。儲ける意識やコスト意識という金銭感覚は最低限有すべきところであり、そこから費用対効果がどれほどあるのか等を吟味する必要があった。

自分が先導を立って進めており、他3人はサポートするような形で役割ができていた。資料の役割分担も上手に連携しながらできていたように思う。

上記質問の裏返しと重なるところもあるが、やはり企画マーケティングの基礎知識を習得できたところは大きかった。今まで営業インターンしかやってこなかったところがあったため、バックオフィスで企画部が何を考えているのか、営業と企画の差異や協働の手法が頭の中で具体化された。

企画とかマーケティングが一体どういう仕事なのか、面白さや意義をネットの文面でもいいので一度は見ておくべきだった。

どういうところに見える／見えないニーズやウォンツがあって、それをヒアリングによって顕在化して自社の持つシーズでアプローチをかけるかというミソを把握できたため。その際も机上の空論ではなく、現場のニーズを踏まえた実効的施策を打ち出す、ある種泥臭い点にやりがいを感じられた。

本件インターンシップはいわゆる採用選考直結型ではなく、帝人の企画職がいったいどのようなものなのかを体感するためのワークショップという位置づけであると理解している。実際に受けても、倍率の高い優良企業なので周囲の学生と比べて優秀であっても落とされ得るところ。

情報から何を読み取るか、生きた情報を読み取るためには対話が必要で、顧客の心に働きかける商品アプローチを生み出す職は、普段経営側が考えていることと非常に近く、追体験的で非常に充実していたため。またキャリアパスとしても戦略企画や海外事業提携など責任や裁量の大きい仕事に道が広がっているため。

営業と企画インターンシップに参加することで、早期選考にチャレンジすることができた。本選考ESも形式的に書かされたが、職種別でもMR職は比較的通過しやすいように思われる。

素材・化学系のBtoBメーカーを中心に志望していた。日本の強みが生きる（ないし、まだ辛うじて生きている）のは部品や素材等であり、そこでモノを持って世界をまたにかける職に憧れを抱いていた。また大学が関西であるため、関西地盤のメーカーは積極的に受けるようにしていた。帝人は本社が大阪にもあり、京阪神・関関同立の新卒者が非常に多い。

インターンシップを通して帝人は素材だけでなく医薬医療機器(とIT)も扱っており、特にその点を学生にもアピールしていた。これからは健康分野を中心に独自のヘルスケアカンパニーとして発展していくように自分は考え、島津などの産業精密機器も就職先の視野として入れるようになった。また子会社として帝人ヘルスケアや帝人フロンティアを有しており、自分の望む事業はどの会社が扱っているかを厳密に見るようになった。