【構造をつかむ新提案】【19卒】ＩＧＰＩグループの冬インターン体験記（理系/コンサルタント）No.2488（大阪大学大学院/男性）（2018/4/11公開）

公共事業へのかかわりの多いコンサルタント企業という切り取り方で見ていた中で、最もインターン回数の多い企業だったのが一番の動機。 能力検査とGDを受けたが、GDでの意識の高い同輩の姿勢を見て、実りの多いインターンになると確信して参加を決意した。

1次は独自のテストとGDによって審査される。 独自のテストについては数学、国語、英語の内容が出るということしかわからず、SPIの該当部分を勉強しなおした。 また、二次の面接に関しては30分で自己PRとフェルミ推定をどちらもやる。 フェルミの対策は二次までに済ませておいた。東大式の本程度の難易度らでも解けるレベルなら大丈夫のはず。

クックパッドの新規事業立案

前半にやったこと

クックパッドの課題点や特徴などの洗い出しをした。 また、情報を仕入れるためにアンケートをせよというお達しもあったので、外に出て主婦にアンケートを取った。 新規事業の仮案を２，３個出した。

後半にやったこと

後半は主に発表の完成のまとめのフェーズだった。 スライド10枚程度と、財務三表の提出が必須だったので、それぞれを完成させる役に分かれて行動した。 最終日に役員と社員の前で発表した。

執行役員

なし

事業の構造をつかみなさいということをよく言われた。 新規事業を立案する際に、どこが骨となってどういう構造で収益を得るのか。そこがはっきりとしないと、計画の良しあしが伝わらないといわれたのは印象的だった。

最終日前に事業案が白紙になったので、夜遅くまで残って班員と相談し、最後の日は徹夜した。 徹夜している間財務三表のまとめをひたすらやっていたので、ここはしんどかった。うまくまとまれば、時間スケール的にもすんなりいくので、こういうことがなければそこまでしんどくはないのかなと思う。

徹底的に悩みぬくことを学べた。 机上での想像が多く実務には程遠いと思うが、新規事業立案を本気で考えると考えることが多すぎて何も前に進まない。 しっかりするべきことの方針を立てて、分業し、一つのことを４つの脳をつかって考え抜くという経験を得れたのはとても良かったと思う。

財務三表の作り方、GD的な議論の進め方を一通り学んでいけば、得られるものはさらに多くなると思います。

この企業で働くイメージは結構想像できた。 というのも、メンターの人が3人態勢で入ってくれて、メンターの人と話す機会が多かったことと、食事の際も役職が上のコンサルタントの人と話す機会を設けてくださるので、下から上まですべての役職の人に話を聞くことができるから、イメージが作りやすかった。

選考のパターンがインターンシップ採用と春季本選考採用と分かれているので、インターンシップに合格したからと言って本選考で有利になるとは思えないので。 場慣れしているという点では、有利になるといえばなるが、インターンシップ後の次回選考に参加できなければ内定という観点からは有利になることはない。

志望度は上がった。 もともとは公共事業のほかは中小事業ばかりを手掛けている、いわゆるパレートの法則の8割を食べて利益を出している、聞こえはいいが実利があまりよくない会社だと思っていた。 しかし、聞いてみると公共の事業が圧倒的に多く、手掛けている規模もとても大きい案件が多く、唯一の欠点であった事業相手への懸念が払しょくされたため。

インターン参加者は別に特別有利になることはない。 経験によって有利になるが、別のコンサルティングの会社のインターンでも得られる経験だと思う。 人事の方が、本採用においてひいきすることは一切ありませんと明言し、その後の特別選考などのメールも来ていない。

IT,コンサルを志望していた。 コンサルタントの中でも、規模の大きい案件に若いころから携われるところを志望して、コンサル業界内のインターンシップは探していた。 転職を見越したファーストキャリアの形成としては、若いころから実績を詰めるベンチャーよりのIT起業か、コンサルを想定していたため、ITベンチャーのほうのインターン説明会にも参加していた。

コンサルタントをファーストキャリアで選んでもよさそうだと思えた。 年次の低い人たちが今担当している案件がどれも公共事業や大企業のシステム刷新、中小企業の戦略立案等とてもやりがいのある仕事に思えたので、若いころから力をつける環境としてやはりコンサルタントを選ぶのは間違いではないと思えた。また、給料も当然良いので、転職を考えなくてもよいという点では素晴らしいと思う。