【21卒】経営共創基盤の夏インターン体験記（文系/コンサルタント）No.12501（2021/1/18公開）

夏はコンサルティング業界に関心を持っていたので、戦略・総合、外資・日系問わず幅広く受けていた。夏インターンは倍率が高いので、グループディスカッションやケース面接など数をこなすことで対策し、慣れていった。

論理的思考力を鍛えるため、就活サイトで選考対策コラムを読んだり、市販のケース対策の本を読んだりした。さらに、アウトプットとして、実際に自分で問題を解いてみることも大切だと思う。就活サイトに載っているケース面接の問題集は非常に役立った。

エントリーシート → 筆記試験 → グループディスカッション → 最終面接

TG-WEBを応用したような問題を1時間程度で解く。計数のみ。

他社のインターン選考でTG-WEBに慣れていたので、８割くらいは解けたように思う。ウェブテストに慣れることで対策できる。

羽田空港の利用客数と、それを増加させるには。

お題が出され、ますは各人で考える時間が与えられる。その際、自分の答えを紙に書いて提出する。その後、各グループで議論する。議論の後、指名されたグループが発表する。発表者は自由。他の人はその発表に対し質問する。ガツガツした人が多いので、それぞれが意見を主張して議論が錯綜しがち。それを上手くまとめていることが大切。また、他の班の発表を聞く時は、質疑応答の時間に積極的に質問してアピールする。

臨機応変に質問に対処すること。ケース面接の対策本などで対策はできるが、質問内容は予想不可能。私は求めるものを間違えてしまったが、面接官に指摘されたことを素直に認め、すぐに間違いを直したら、大丈夫だった。

先週までアメリカでインターンをしていたそうですが、その内容を教えてください。

HIVの撲滅を推進するNPOで、キャンペーンイベントを企画するというインターンでした。インターンは２週間程度で、さまざまな国の大学から学生が参加していました。私のチームは５人のメンバーがいました。言語の壁や価値観の違いでなかなか意見がまとまらず、苦労する場面もありましたが、最後にイベントが成功した際には、大きな達成感を感じました。

あなたの最寄り駅の１日の乗降客数を求めてください。

最寄り駅の利用客を、近所の住民、通学してくる人、通勤してくる人、の３つのカテゴリーに分けて考えました。それぞれの利用者数についてフェルミ推定をし、それを足し合わせました。私ははじめ、利用者数を時間で区切って足し合わせて、のべの乗降客数を求めてしまいました。面接官の方から、「それは求めるものが違くない？」と指摘をいただいたので、すぐに修正をしました。

あるアパレル会社の新規事業立案

前半にやったこと

1日目の午前中に、ロジカルシンキングや財務諸表の見方に関する講義がある。1日目の午後にお題が与えられ、ワーク開始。進め方は班によって自由だが、2日目に社員の方に中間発表がある。

後半にやったこと

グループワークの最中に個人面談があり、ワークの進捗状況や、個人としての課題に対する考えを聞かれる。4日目の午後に全体プレゼン。プレゼン後に個人面談と全体の懇親会がある。

若手の方から役員の方まで、10名程度の社員の方が見に来ていた。

なし

メンターの社員のから、数字的根拠を明確にしなさいと指摘をいただいたことが印象的だった。私は数字が苦手なので、数字に基づいた主張を行うことに慣れていなかった。この施策を行うとこれくらいの効果があるというのは、数字的根拠がないとクライアントは納得できないと言われた。

とにかく時間と戦った４日間だった。グループワークの進め方は自由だが、4日目の最後に発表がある。財務諸表の作成など高いレベルが求められるので、スピード感をもって進めないと終わらない。1つの班につき2人の社員の方がついて、手厚くフォローしてくださったので、心強かった。