【学生の人数】1人【面接官の人数】3人【面接官の肩書】不明【面接の雰囲気】最終面接だったので多少は堅苦しい雰囲気はありました。ですが身構えるほどではなく、面接官の方も緊張をほぐそうとしてくれました。【学生時代に最も力を入れたことはなんですか。】他大学への大学院進学です。学部では〇〇大学の無機化学を専門とする研究室に在籍していましたが、あらゆるモノづくりの起点となる有機化学や高分子化学に魅力を感じ、大阪大学の〇〇専攻への大学院進学を決意しました。しかし内部進学生とは異なり、試験に関する情報がほとんどなかったため、外部からの受験はとても不利な状況でした。そこで、志望していた研究室に自ら連絡をとり研究室訪問をさせていただき、研究内容や試験の出題傾向について積極的に質問しました。また、非専門分野をその分野を専門とする他専攻の学生と埋め合うことで、知識の幅を広げるよう心がけました。その結果、第一志望の研究室に上位で合格することができました。この経験から、目標を達成するためには自ら足を運び情報を得ることや、自分ひとりで努力するだけでなく、周囲の人と協力しながら困難を乗り越えていくことが大切だと学びました。【大学での研究における課題とそれをどう乗り越えましたか。】私が取り扱っている化合物は、新規ではあるものの過去に研究室内で非常に類似した化合物が合成されていました。そのため従来の方法を参考に合成を行っていましたが、ある段階で目的物が得られないという問題が起こりました。これまでそのような問題が起きたことはなく、自分の腕が悪いだけではないかとも考えました。しかし私は「失敗するわけがない」という固定概念を捨て、徹底的に結果について考察しました。分からないことがあれば自主的に論文や参考書を調べ、それでも疑問が残れば積極的に指導教官や研究室のメンバーに助言を求め議論しました。そうすることでなぜ失敗したのかについて仮説を立てることができ、改善すべき点を明確にすることができました。その結果新しい合成法の確立を達成し、自分の研究における理解も深まりました。そして研究を通じて、常に問題意識をもち、考えて行動する姿勢を身につけることができたと考えています。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】最終面接だったんですが、人となりをみるような質問が多かったです。もちろん会社への理解を深めることも大事ですが、自己分析をしっかりしていたところが評価されたのではないかと思います。
続きを読む