1次面接
【学生の人数】3人【面接官の人数】1人【面接官の肩書】7年目の人事【面接の雰囲気】基本的にESに沿った質問をされました。その中で、疑問に思われた点や興味をもたれた点について深堀されました。雰囲気としては淡々と質問と各学生の答えが繰り返されるといったものであり、決してリラックスしたものではありませんでしたが息苦しさを感じることはありませんでした。【現在の研究テーマおよびその概要について教えてください】「私は触媒についての研究を行っています。中でも、香料や医薬品への応用ができ、非常に有用な物質である不飽和アルコールを得るためのMPV反応に用いる触媒についての検討を行っています。MPV反応では一般的に含浸法で調製した触媒を用いますが、この調製法では触媒活性点が凝集してしまい活性が低下してしまいます。グラフト法という調製法で触媒を調製すると活性点を高分散に担持することができ高活性を示すことが知られています。しかし、同分散度になるように含浸法およびグラフト法で調製した触媒活性を比較すると、グラフト法で調製した触媒において高活性となり、グラフト触媒では分散度以外の活性向上要因が存在すると考えられます。そこで、グラフト法で担持した触媒上金属種では含浸法と比較して配位数に差が生じていると考え、私の研究ではグラフト法における分散度以外の活性向上要因の解明を目的として研究を行っています。」人事の方を相手とした面接であったため可能な限りわかりやすく伝えようと意識して回答を行いました。また、研究を進める上で自身で研究について考えていることがわかるような回答をしたほうが良いと思います。【学生時代に力を入れて取り組んだことについて教えてください】「ボート部での取り組みです。ボートはチームワークが非常に重要となるスポーツであり、ただ体格の良いものだけが集まっても勝つことはできません。そこで、私は同じ艇に乗るクルー間の一体感を向上させるため、互いのボートに対する姿勢や漕ぎ方に関するイメージを統一するべく何度も議論を重ねることでチームとしての1つのイメージを創りあげました。この間、言い争うこともありましたが互いの理解が深まり信頼が生まれたとき自然と気持ちは1つとなりました。」実際に体験したエピソードを交えて、そのエピソードから得られたことを話せばいいと思います。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】ESに沿った質問が多かったため、ESに記載してあることに誤りが無いか確認しているといった印象です。また、その中で各質問で2点ほど深く聞き返されていたので、ESに記載した内容が自身の考えに沿ったものなのか、しっかりと考えを練った上で書かれた内容なのかといった点を評価しようとしていたものと思われます。なので、自己分析をしっかりと行いESを書く際に一度各設問に対して熟考していれば追加の質問にもすんなりと答えることができると思います。
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