22卒 本選考ES
技術系総合職
22卒 | 山口大学大学院 | 女性
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Q.
ここ数年間に、あなたが自ら目標を掲げ挑戦してきたことについて、周囲の人々とどのように連携したかを含めて説明し、そこから何を学んだか教えてください。 (1000文字以下)
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A.
商店街で開催したお祭りの企画、運営です。サークルで地域貢献の一環で“結人祭”を毎年開催しており、私は3年生の時に総括になりました。そこで「誰にとっても一番いいお祭り」という理想を掲げ、実現に向けて挑戦しました。この理想には、1,2年生のスタッフ活動を通して、商店街から祭に対しての印象が悪くなっている、という経験が背景にありました。この状態で、お客様に本当に楽しんでいただけるのかという不安と、今後の後輩の活動に支障をきたすと思いました。まずは【スタッフとの情報共有】に注力しました。当日は約100名で運営します。団結して祭を成功させる為に全体ミーティングを行いました。そこで、「準備から始まる結人祭」という全体スローガンを設定したこと、学内ではなく商店街で開催する意味について伝え、認識の統一を図りました。また、スタッフと意見交換を行い前年の経験で不満点や改善点など聞きました。それからは意見を取り入れた組織や手順の改革に取り組みました。次は【商店街との報連相】に注力しました。代表として商店街との調整で関係を築く中、溝は対話不足が原因であることに気が付きました。そこで、逐一状況を報告、店舗に協力していただく企画の相談を行いました。結果として、当日が3つの商店街合同イベントだった為、この機会を通して、気持ちを一つにすることが出来ました。最後に【プレスリリース】に注力しました。例年の開催直前から、開催6週間前に前倒して、新聞社、テレビ局、ラジオ局向けにプレスリリースしました。準備期間から取材を受け、お客様に向けた祭の宣伝と知名度向上を考えました。結果、準備期間と当日で、ほぼ全てのメディアから取材を受けることが出来ました。新聞社の方から、時期的に地域行事が集中していることで、記者が足りない現状を教えていただき、例年の失敗理由の解明と翌年のヒントも得られました。スタッフ、商店街、お客様の一番を目指して準備に取り組んだ結果、当日の集客は例年の2倍に増加、商店街は幅広い年齢層の方々で賑わい、笑い声が響いていました。中には良かったと泣いている方もいました。会長から「ぜひ来年も」という言葉も頂きました。私は、笑顔が溢れている様子を見て、理想の祭を実現できたと思いました。この活動で、情報共有の重要性、信頼関係の築き方、物事を多面的に捉え、利点を生み出すことの難しさを学びました。 続きを読む
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Q.
あなたの研究テーマについて教えてください。(350字以下)
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A.
酢酸菌の代謝工学を研究しています。酵母によってアルコールが出来るように、微生物によるものづくりは産業的に用いられる手法です。目的物質の5-ケトグルコン酸は有用な化学物質であり、食品添加物やポリマーの合成中間体として産業価値が高いです。さらに、合成されるポリマーは生分解性ポリマーであり、5ケトグルコン酸を効率的に生産できると、普及が見込め、環境負荷の軽減に役立ちます。そこで私は、酢酸菌の発酵経路に着目し、代謝経路を改変した菌を培養槽で大量培養を行い、生育や生産量を計測することで効率的な生産法を検証しています。これまでの研究で副産物の合成系と生産物の消費系の遮断が最適であることが明確になりました。現在は更なる効率化の為に、培養条件の検討に取組んでいます。 続きを読む
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Q.
あなたが一番大切にしている価値観は何ですか? (50文字以下)
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A.
「人は人、自分は自分」という価値観です。 続きを読む
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Q.
その理由を教えてください。 (100文字以下)
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A.
ばっさり割り切ってしまうことで、欠点が浮き彫りになり、そこから改善しようと努力し、最終的に自己成長に繋げることができるからです。 続きを読む
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Q.
それが具体的に表れたエピソードを教えてください。 (350文字以下)
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A.
私は遺伝子実験が苦手で、指導教員の先生を何度も困らせていました。先生は成功率100%で操作の腕に絶対的な自信を持っていました。実験が思うように進まず、配属されて4か月、何も結果がない状態でした。私は悲観的になり、研究が嫌いになりかけた頃、「人は人、自分は自分」と開き直ることにしました。すると、先生に合って私に無いものは、作業の配慮と指先の器用さ、であると気付きました。そこから、操作中に起こった変化をノートに詳細に記録し、また、指先の器用さはすぐに習得できないと考え、一つ一つの手技を丁寧に行うよう気を配りました。そのおかげで、ミスが減少し、順調に結果が得られるようになりました。現在は、苦手だった遺伝子実験を後輩に指導できるほどに成長しました。 続きを読む