22卒 本選考ES
研究職
22卒 | 山口大学大学院 | 女性
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Q.
自己PR (400文字)
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A.
私の長所は積極性であり、その長所を特に発揮したのはよさこいサークルでの演舞活動だ。毎週末、依頼演舞があり自由参加だが欠かさず参加していた。演舞において煽りや旗といった迫力をつける役がある。しかし、踊り子の方が目立つため、この役が決まらず、構成の準備不足が課題だった。この状況を改善するために、私は率先してこの役を引き受け続けた。だが、仲間から「踊らないためのサボり」と勘違いされた。積極性が裏目に出てしまい驚いた。私と踊り子の熱量の差が原因だった。この姿はチームレベルを低下させると考え、それからは全力で声を出し、高く飛ぶ振りは一番を目指し踊った。また、旗の魅力を伝えるため練習合間に実演をした。すると、5人だが、後輩(特に女子)の勧誘に成功した。結果、役不足は解消、問題の根本的な解決となった。 この経験で、自らの言動と周囲の評価について考えるようになった。最近は信頼される人になるため頑張っている。 続きを読む
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Q.
オリエンタル酵母に入社して実現したいことを教えてください。 (400文字)
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A.
世界から必要とされる食品素材を開発したいと考えております。私は、大学で学んだ微生物の取扱技術と知識を生かしつつ、食品に応用できる仕事をしたいと考え、就職活動を行っています。御社が酵母という食品微生物を軸としたビジネス展開と、酵母由来の有用物質を食品に変換する高い技術を保有することを知り、私の就職活動の軸と一致している点や、微生物の力でおいしさを作り出す点に魅力を感じました。また、グループ創業者の「事業は常に社会と結ぶことを念頭に」という言葉に共感しました。従って、私が考える“世界から必要とされる食品素材”とは、あらゆる食文化に対応し、環境にされない安定した品質を提供する素材です。このような開発にチャレンジできるよう、入社後、まずは基礎研究を積極的に取り組みたいと考えています。その後、開発アイデアや知識をストックするために、様々な分野の製品開発に携わりたいです。 続きを読む
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Q.
研究概要についてご紹介ください。 (800文字以内)
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A.
研究背景:酢酸菌は食品微生物として古くから食酢製造に利用されている。酢酸菌の特徴は細胞膜上に多種多様な膜結合型脱水素酵素を保有し、糖やアルコールを酸化する代謝経路である。5ケトグルコン酸(5KGA)は食品添加物の酒石酸の合成中間体で、Gluconobacter属のケトグルコン酸経路で生産される。しかし、前駆体のグルコン酸(GA)の反応が不完全の為、生産効率が満足できない。 目的:遺伝子工学および代謝工学的な手法を用いて、効率的な5ケトグルコン酸生産技術の開発を目指した。 実験方法:菌は遺伝子情報が明らかになっているGluconobacter japonicus NBRC 3271株を使用。一部の酵素を遺伝子工学で破壊した変異株を構築し、大量培養装置(ジャーファメンター)で培養、培養液中の代謝産物をHPLC分析した。グルコースからできた5KGAの収率(mol/mol glucose)で評価する。 結果:まず細胞膜上の代謝に着目した。副産物生産を担う2つのグルコン酸脱水素酵素を破壊させた変異株を構築し、大量培養した。副産物は生産されず5KGAのみ確認されたが, 培養を継続すると減少した。細胞内で生育に利用されていると予想し、GAと5KGAの細胞内代謝に関わる酵素をさら破壊させた変異株を作製した。同様の方法で培養すると5KGAの蓄積は継続され, 収率は0.97 mol/mol glucoseだった。更なる効率化の為、GAから5KGA変換を触媒する酵素(GLDH)の活性に影響を与えるCa2 +の添加の影響を調査した。その結果, 1 mMのCaCl2の添加により, 収率は理論値である1.0 mol/mol glucoseに達した。 まとめ:効率的な5KGA生産法は、副産物合成の代謝とGA,5KGAの消費代謝の遮断、さらにCaCl2の添加によるGLDHの活性上昇である。 続きを読む