22卒 本選考ES
研究職
22卒 | 九州大学大学院 | 女性
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Q.
志望理由
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A.
「自らの技術で人々の健康に貢献したい」という思いから、貴社を志望します。学部、修士にかけて動物を用いた実験を行うなかで、動物実験の個体ごとに異なるキャラクターがあり結果の予測がしづらい点に面白さを感じ、実験技術の習得に努めてきました。そのなかでも物質の皮膚刺激性についての実験で「見た目には変化がなくとも組織レベルでは刺激が生じている」という経験をしました。この経験から実験の奥深さを感じるとともに、実験結果を提供することで人々に貢献したいと考えるようになりました。そのなかでも貴社の、中外製薬の研究開発支援を通じた貢献に魅力を感じました。中外製薬ではアンメットメディカルニーズへの挑戦や個別医療の推進など革新的な医薬品の創出をされており、それを支える貴社ならば人々の健康への貢献度が非常に高いと感じました。入社した際は、常に自分の技術を磨き成長することで、医療を支えたいです。 続きを読む
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Q.
実験スキル
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A.
【動物実験(ラット、マウス)】 ・経口投与 ・経皮投与 ・尾静脈採血 ・心臓採血 ・眼窩採血 ・病理診断(HE染色、特殊染色、免疫染色) ・薬物動態試験 【実験機器】 ・HPLC ・LC/MS ・SEM ・フローサイトメーター ・FT-IR ・DLS ・光学顕微鏡 ・蛍光顕微鏡 ・ELISA 続きを読む
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Q.
研究内容
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A.
【研究テーマ】○○技術を利用した認知症治療のための低皮膚刺激性経皮製剤の開発 【研究概要】経口製剤として使用されている認知症治療薬「▲▲」を経皮製剤化する研究を行なっています。現在▲▲は経口剤として使用されていますが、認知症患者の多くは経口剤の服用が困難であるため、服用が簡便な経皮製剤が求められています。しかし▲▲経皮製剤には皮膚の貼付部位への副作用が報告されており、実用化には至っていません。そこで私は▲▲を油状基剤中に分散させることで皮膚に優しい製剤を設計しようと考え、○○技術に着目しました。本研究では○○技術を用いて、皮膚への副作用を低減した▲▲経皮製剤の開発を目指しました。 【現在の進捗】・製剤の調整に成功:既存の製剤の組成を参考にしながら、▲▲内包S/O製剤を調整しました。界面活性剤や薬剤などの組成を変化させることで、安定な製剤を調製できる条件を導き出しました。 ・皮膚刺激のない経皮製剤の開発に成功:調整した製剤投与時の皮膚の副作用について検証するため、▲▲単独および▲▲内包○○製剤をそれぞれラットに経皮投与しました。皮膚のHE染色を行った結果、▲▲を単独で投与した際には表皮の肥厚や剥離、炎症細胞の浸潤などがみられるのに対し、○○製剤投与時には全くみられませんでした。この結果から、▲▲を○○化することで副作用が改善されることが示唆されました。 【今後の展望】 ・皮膚炎症のメカニズム解明:サイトカインや細胞レベルで皮膚炎症について検証する予定です。 ・経皮製剤の高効率化に向けた検討:最終的には、経口製剤に勝る性能を持った経皮製剤の開発を目標にしています。経口・経皮製剤投与後の薬物動態について検証し、血中濃度の観点から製剤の性能を検証する予定です。 続きを読む