日本ハムという会社は、独自の取り組みを行っている企業なのでそれについてよく研究しておくこと(バーティカルインテグレーションシステムやアレルゲン物質を排除した米粉パンの研究開発、コラーゲン等の美容商品にも携わっていることなど)。
総合職であれば、営業(食肉営業、加工営業)、開発(文系にも開発がある)、製造(主に工場での管理等)があり、それぞれに特色があるのでそれについてもよく研究して他社との差別化を図る必要がある。
日本ハムの面接はかなり特徴的で、おそらく志望している学生はある程度情報を入手しているかもしれないがかなり特徴のある選考となっており、ガッツリ質問を受けるのは最終面接の時のみになる。逆に、そこに向けてかなりの対策が必要で、特に何故日本ハムなのか?といったところについてはかなり考えておくべき。
自分の特技や、特徴を日本ハムと結びつけることもかなり大事だと感じた。
全体の選考の中で企業研究を行うタイミングは大きく分けて3つある。
1つ目はES提出のタイミング。ここでは、合同説明会や単独説明会で得た資料や、採用HPの情報をもとに企業の情報を収集していくことになる。ESを書く際のコツとしてはやはり「なぜ日本ハムなのか?」なので、ここでも自分と結びつけることは大切。
2つ目はES通過後、通過者限定で追加の説明会があり、ここでかなり詳細な日本ハムについての情報が伝えられることになる。またその後にあるテストセンター(SPIではなくヒューマネージ社というかなり難しいテストセンターを利用している)を通過しなければ意味はないが、ここでの情報を整理するかしないかでその後の合否が大きく分かれてくるといっても過言ではない。ほかにも食肉企業や、加工食肉企業の情報を集めているようであれば、ここで得た情報をもとに比較してみるといいかもしれない。
3つ目は、1次選考のグループディスカッションと作文を通過した後に行われる、3時間半にも及ぶ社員との懇談会である。ここではまさにざっくばらんといったように社員の方が日本ハムについて語ってくれる。デリケートな部分(残業時間、金銭面、休日など)も全て教えてくれる。嫌な上司についてや嫌な取引先についても語ってくれたので、もはや日本ハムに入社しているような気分になりながら耳を傾けていた。ここで私が特に心がけたのが、何故この人(懇談を行ってくれている社員の方)が日本ハムとマッチしたのか?というのを懇親会の間で汲み取る事だった。9名の方がローテーションで回ってくるので、その間にいろいろな特徴を掴んでみるといいかもしれない。また、この後には集団面接が控えているのでこれを乗り越えなければいけないという問題もある。
私はOB訪問などのアクションをとらなかったが、この会社の内定者は比較的インターンやOB・OG訪問の経験がない人が多く、むしろ下手にアピールが早すぎた・がめつい・しつこい・などの理由で見限られて本選考で落とされている人がほとんどだったと人事の方から伺っている。
この3つのポイントで得た情報があれば最終面接も難なく突破できるはずだと確信している。
ぜひ頑張ってほしい。
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