【新技術への挑戦心】【21卒】大日本印刷の夏インターン体験記（文系/総合職（事務系））No.12116（早稲田大学/女性）（2020/12/14公開）

出版社に関心があったので，本や雑誌の印刷の部分で接点のある印刷会社も周辺産業として関心を持った。また，印刷にとどまらない新技術への積極性にも興味があったため，１日完結のこのインターンに応募するに至った。

特にない。応募する際のES設問も日常生活の延長線上にあることを問うような内容だったので，事前準備なしで書いた。

架空のクライアントとして銀行を仮定し，店舗内の窓口認知向上・手続き業務の簡略化・会社や社員の負担軽減につながるような施策提案を行え

1日目にやったこと

まず人事から業界・企業説明が行われ，その後班内でアイスブレイク，最も長い時間をかけて行われたのが法人営業体験ワークショップだった。最後に他班に向けて議論の結果を報告するタームもあった。

人事，実際のクライアント

なし

班ごとの発表の後には，社員から簡単な一言アドバイスや講評がある。また，社員が個人的に一番良いと思った発表に対しても言及があるので刺激になった。ただ，丁寧なフィードバックは無かった。

班内にはザ・就活といったような堅い議論に慣れている人がそこまで多くなく，積極的に皆が自由な意見を言ってくれたので，議論が中断してしまうことはなかった。しかし，出し合った意見をクライアントへの施策提案として集約・要約していく過程は少々大変だった。

業界の仕組みについて理解できただけでなく，DNPならではのビジネス思考も少し知ることができた。また，営業の仕事に関して，表層の課題から深層の課題を見つけ出していく過程・思考が大切であると人事が言っていたので，その視点からは学ぶことが多かった。

複数人で議論していく過程において，自分がどのようなポジションで発言すると効果的かを事前に把握できているとよりスムーズになると思う。

体験ワークだけでは，営業職種がDNPらしさを感じられるような仕事かどうかの判断がつかず，イメージをしっかりと持つことはできなかった。また，もともと出版社と接点のある紙媒体を扱う仕事を志望していたのだが，今後は印刷を扱うビジネスは縮小すると予想できたため，印刷会社への志望度が下がった。

紙への印刷を担当する部署は今後縮小する傾向にあると予測でき，DNPの中だったら印刷に関わる部署に行きたいと考えていた自分はアナログと思われて内定はもらえないと思った。また，会社として力を入れているデジタル領域に貢献できるようなスキルを自分は持っていないと感じたため。

もともと出版社と接点のある紙媒体を扱う仕事を志望していたが，今後は紙の印刷を扱うビジネスは縮小すると予想できたため，志望度は下がった。また，インターンに関与する社員は学生２０名前後に対して人事１名のみで，育成への姿勢が消極的だと思ったため，行きたくないと思った。

参加者限定のイベントも特になく，本選考時も通常ルートでの応募となったので，あまり有利にはならないと思った。ただ，志望理由を強固にする経験として活用できるとは思う。

夏頃から，業界としてはマスコミを目指すことを決めていた。純粋にメディア産業に関心があっただけでなく，新聞社のビジネス部門でアルバイトしていた経験も関係している。具体的には，出版・新聞・テレビ・広告・PR・Web広告（デジタル・マーケティング系）などを志望していた。また，出版の周辺産業として，取次や印刷会社も広く見ていた。

出版社と関連する出版業界の企業としては出版取次や印刷会社を見ていたが，今や印刷会社は「印刷」以外のビジネスで屋台骨を支えようと躍起になっている。そのため，自分がやりたいことは印刷会社ではできないと実感し，その後は本選考等を受験しなくなった。また，仮に業界外だとしてもインターンにかける力量・熱意のある会社があれば積極的にエントリーする方針へと変えた。