【波に乗るエンターテイメント】【20卒】松竹の冬インターン体験記（文系/1dayコース）No.7931（早稲田大学/男性）（2020/1/27公開）

映画・演劇の会社として市場のなかでも存在感を持つ会社なので、どのようなプロセスを得て企画立案を行っているのか、エンターテイメントという波の激しい商材を扱いながら、どのようにビジネスを成立させているのか知りたかったから。

エントリーシートのみの選考かつ独創的な質問が多かったので自分の個性を打ち出せるような文章を作れる練習を行った。

新規のエンターテイメント事業を企画せよ

1日目にやったこと

就職活動に関するアドバイス（ES、面接、GD）、会社説明が午前中に行われ、午後は現役社員を囲んだ座談会と新規事業の企画・プレゼンテーションが行われた。プレゼンテーションでの順位付けはなし。

各部署の社員/人事社員

なし

ただ面白いものをつくるだけではなく、ビジネスとして成立させる視点を持つことをアドバイスされたこと。企画の斬新さはもちろん大切だが、届ける相手を絞りすぎてはいけないというアドバイスも印象的だった。

新規事業の立案プレゼンテーションを行う課題において、グループワークに慣れている人が少なかったので話をまとめていくのが大変だった。また、エンターテイメントビジネスに対しての理解が自分を含めてみな甘く、よい企画を出すに至らなかったことは苦労した。

就職活動全体に対するレクチャーもあったので、他社の選考に臨むときにも大いに参考になった。また、松竹という会社が求めている人物像や、選考で注目しているポイントなども話してくださり、実際に参加しなければわからないことがいくつもあったので1日とはいえ貴重な時間だった。

エンターテイメントに対してより広くアンテナを張って、どのようにしてビジネスを行っているのか想像をめぐらすことを常日頃行っていればより有意義な時間を送れたと感じる。

現役社員の方が何人も来てくださってお話を聞くことができ、Webや大人数の説明会では聞けないような本音の部分まで隠さずお話してくださったことで、より具体的に自分が働いたらどのようになるかイメージすることにつながった。会社内のようすを垣間見られたことも大きいと思う。

会社説明で、エンターテイメントをビジネスとして成立させたり、伝統芸能を守り抜いていることには強い魅力を感じたが、伝統ある会社のため意思決定や新規事業に対してのスピード感というのは自分が求めているものとは違うように感じたから。やりたいものが確固としてある自分は、少し求められている人材ではないと思ったから。

多くの人々に届くエンターテイメントを作りたいという思いの根幹は同じだが、そこに対して目指すアプローチの仕方が自分とは大きく違うように感じたため志望度が下がった。ただ、会社としての安定感や社員の方々の大らかさは魅力でもあり、非常に悩ましいところだった。

選考に対しての優遇等は一切ないことが明らかだったから。面接等で話す際のネタにはなるかもしれないが、インターンシップの参加者は非常に多い半面、採用者は非常に少ないため差別化も難しいと思ったから。

人々の心を動かし、より豊かな人生を作っていく助けとなるようなコンテンツに関われる会社という点で、芸能事務所や出版、テレビ、映画、演劇などマスコミ・エンターテイメント企業を中心に志望していた。倍率が高い業界ではあるが、絶対に行きたいという思いを持っておりインターンシップ前後でもその軸は全くブレなかったし、ブラさずに向き合うことができた。

伝統ある会社がどのようにビジネスに向き合っているのかをより身近に捉えることができる機会になった。エンターテイメントをビジネスとして行うことの魅力により惹かれた一方で、その難しさもはっきりとわかるようになった。しかし、人々の日常を豊かにするコンテンツに関わる仕事に対する仕事がしたいという思いがより強くなった。