【社長の悩み解決、即提案】【20卒】商工組合中央金庫の冬インターン体験記（文系/法人営業部）No.7263（金沢大学/男性）（2019/9/25公開）

金融業界を志望していた中で、民間の金融機関と政府系金融機関の違いはどのような点にあるのか興味があったことや、財務分析及びコンサルティングのロールプレイングというインターンシップの内容が面白そうだと感じ参加を決めました。また、過去にこのインターンシップに参加した先輩から参加者は早期選考に呼ばれるということを聞き、就活を有利に進めるためにも必ず参加したいと決意を決めました。

選考は2回あり、１次は筆記試験、2次はグループディスカッションでした。１次選考は普通のSPIのためSPIの対策本を一通りやっておけばよいと思います。２次選考のグループディスカッションでは、銀行員にとって大切なことは何か、東京で買うなら家かマンションかなど様々なテーマについて30分で意見をまとめて発表する必要があります。他のインターンシップや学校のセミナーなどでディスカッションの練習をし、自分の意見を挙げつつも周囲と上手く協調することや、タイムキープの練習をしておきました。

営業窓口として、中小企業の社長が抱える悩みを解決せよ

1日目にやったこと

2時間ほど財務諸表の読み方に関するレクチャーがあり、その後実際にコンサルティングを行う会社の財務諸表などの会社情報が配布され、資料読み込み、社長へのヒヤリングなどのロールプレイングを行いました。

2日目にやったこと

1日目に引き続きニーズを発掘、そして最終的に企業への融資提案を行いました。グループごとに違うニーズを持った社長に対して提案をすることになる。発表の後にフィードバック、若手行員との交流会があり、実際の業務について深く質問することができました。

人事部の社員

なし

財務諸表の細かい部分の数字を追って批評するのではなく、社長の意思を汲み取ってどうすればその会社が良くなるかを社員の一員になって考えることが行員としての仕事の本質ですと言われたことが印象的でした。

財務諸表の読み方を理解しておかないとワークが進まないので、班員の中で分からない単語が出てくると全体で確認をしながら進めることが大変でした。また、ヒヤリングを通じて社長の隠れたニーズを引き出していくためにも雑談などで場を温めてから本題に移っていく必要があり、トークスキルがない自分にとっては苦労しました。

世の中を支える中小企業を支援する、という商工中金としての使命を実感することができました。財務分析ではどうしても数字ばかりを見てしまうので、社長からのニーズを引き出し会社良くしていきたいという想いを持って働くことが重要であると学ぶことができました。また、この仕事が社会に貢献しているということを体感することができました。

財務分析を行うということで、基礎的な簿記の知識があると議論はしやすいと思います。また、社員の方がグループに一人付くので、シンジゲートローンなど銀行で使う単語の意味も理解しておくと社員の方にアピールできたと感じました。

実際の業務と同じように、営業窓口として社長の方とお話しするロールプレイングが非常に具体的であることや、多くの若手社員の方々からのお話を聞く機会を与えて頂いたことで入社した後の業務イメージを明確に持つことができたため。1年間かけて行う研修制度も充実していると感じました。

インターンシップの際に積極的に発言したことや、地方から時間をかけて東京に来たことが印象的であったためか人事の方に顔と名前を覚えていただくことができたから。また、インターンシップを通じて企業理解がかなり深まり、参加していない学生よりもかなり差がついたのではないかと感じたため。

世の中の99.7％を占める中小企業を支えるという、商工中金の使命と半官半民という他の金融機関にはない価値に魅力を感じ、この会社であれば社会に大きく貢献することができるのではないかと考えたため。また、出会った行員の方々もとても親切な方ばかりで会社の雰囲気も自分に合っていると感じたため。

インターンシップ参加者は後日模擬面接に呼ばれた。また、早期に支店に呼ばれ面談を行い、その後すぐに本社での面接に移るなど一般の選考ルートに比べてかなり早くに内々定をもらうことができる。ここを志望する人はインターンシップに必ず参加すべき。

金融業界（銀行、証券、保険など）を中心に就職活動を進めていた。その中でもビジネススケールの大きさや金融の専門知識、営業スキルが身に付きそうな証券会社と銀行はファーストキャリアとして良いのではないかと考え特に志望していました。また、フィンテックなどの導入により銀行業界全体として縮小すると言われている中で、銀行としての民間の金融機関と異なる独自の使命がある政府系金融機関に魅力を感じていました。

ロールプレイングや社員の方々のお話を聞いたことで、世の中には数多くの中小企業が存在しておりその活動を支援する銀行の役割の大きさを痛感しました。1人の営業窓口として100社の企業の支援を行うという点において、世の中に大きな影響を与える仕事ができるということ、金融の専門性、営業スキルが身に付き行員及び人間として大きく成長できるフィールドがある魅力的な職業であると感じました。