【地域経済を支える新たな金融戦略】【20卒】信金中央金庫の冬インターン体験記（文系/ウィンターインターンシップ）No.7285（金沢大学/男性）（2019/9/25公開）

金融業界を広く志望していたのですが、その中で地域経済を支える信用金庫について興味を持ちました。調べていくとこの会社が信用金庫の中央金融機関、そして国内有数の機関投資家としての役割を果たしているということを知り、業務の理解を深めたいと考え参加を決意しました。

エントリーシートのみの選考でしたので、インターネットなどで信金中央金庫の特徴をしっかりと調べてインターンシップに参加したい理由を明確し読み手に分かりやすいエントリーシートを書けるように努めました。

信用金庫の経営分析および戦略立案

1日目にやったこと

イントロダクションとして信金中央金庫と信用金庫業界の概要説明が行われ、その後ワークのための詳しい説明（決算書の見方やリスク分析について）があった。説明が終わるとお題となる信用金庫の決算書が配布され、1時間半ほどグループでの資料の読み込みがあり課題抽出などを行い1日目は終了した。

2日目にやったこと

1日目に引き続き、信用金庫の経営課題を深堀りした後に職員の方にインタビューを行った。その後定量分析結果、定性情報、ヒヤリング内容などをまとめ資料を作成し7分間で経営課題・改善に向けた戦略をプレゼンした。

人事部の社員

なし

信用金庫の売上を伸ばすだけではなく、地域経済の発展に貢献できているかという本質的な所に注目して決算書を読むとよいと言われたことです。実際にワークで取り上げられた信用金庫では、有価証券などへの運用に力を入れていてお客様への貸し出しという本業がおろそかになっていた。

信用金庫の決算書から経営課題を読み取る必要があるため財務諸表の読み方を知らないと苦労するワークであったと思います。また、信用金庫の売上を伸ばすことだけが目的ではなく信用金庫として地域のお客様に寄り添った金融機関としての在り方が求められていたため、地域貢献と利益のバランスを考えることが難しかったです。

信用金庫では地域ごとに様々なお客様がいて、それぞれ多様な経営課題を持っているため信金中央金庫は信用金庫の中央金融機関として上手くサポートしていく必要があるということが学べました。全国に広がるネットワークを駆使したビジネスマッチングなどもできるという、信金中央金庫の強みについても理解することができ会社理解が深まりました。

財務諸表の読み方や現在信用金庫が実際に行っている事業内容を軽く予習しておくとグループワークの際に良い意見交換ができたと思います。

実際の業務と同じようなワークでかなり業務イメージを持つことができたため。市場運用の方の仕事は体験することは出来なかったが、のちに行われた座談会の際に社員の方からお話を聞くことができたのでかなりこの企業に対する志望度は高まったのではないかと思う。

インターンシップ参加者は他の企業と比べてもかなり少人数であったため、人事の方と仲良くなることができることや業務理解をかなり深めることができるため。面接の際にもインターンシップに参加したことを伝えると面接官の食いつきもよかったので志望する方は参加をおすすめします。

中央金融機関と機関投資家という2つの役割を担っている点で様々なことに挑戦できるフィールドが広がっていることが分かったため。また、社員の方から少人数の金融機関でありメガバンクと比べた際に出世争いもあまりないということ、財務省への出向や海外MBAの取得などの研修制度が利用しやすいということを聞くことができたため。

インターンシップ参加者の方が業務理解を深めることができるので参加していないよりは有利になると考えた。また、人事の方が3月の説明会の際も同じでしたので顔と名前を覚えてもらえるので有利に働くと考える。

金融業界に行くことを決意していたが、メガバンクのように大企業を相手にする金融機関というよりも中小企業支援により地域の発展に貢献したいという想いがあったので政府系金融機関を中心に就職活動を進めていました。一方で国内の貸出金が減少しているということで市場運用など他の収益源を確保している所に就職し、市場運用の知識も身に着けたいと考えていた。

インターンシップでは、信用金庫が地域経済に与える影響の大きさや信金中央金庫のネットワークの広さに驚きました。地域経済に貢献したいという想いや市場運用にも興味があるという私にとって信金中央金庫はかなりマッチする企業であることが分かりました。一方で、信用金庫業界全体として縮小傾向があり、その点においては少し不安が残りました。