【中小企業の未来を拓く】【22卒】商工組合中央金庫の冬インターン体験記（文系/総合職）No.9530（早稲田大学/男性）（2020/7/8公開）

金融業界に興味を持っていた中で、政府系金融機関について知りたかったので参加した。ゼミの先輩にも商工中金の方がいたのも応募の理由の一つ。また、高校の先輩にインターンに行くと本選考で優遇ルートにのれるということも聞いたので、応募した。

ESはないが、1次選考で説明会兼テスト会となっていてSPIを会場で受ける試験があったので、青いSPIの本を1周解いて臨んだ。体感8割は解けた。

中小企業の課題を解決せよ。

1日目にやったこと

まず、課題解決をする資料が配られ、全体で一緒に読み進めていく。その後、昼食をはさんで、各グループで議論⇒企業（行員の人が演じてくれる社長に対して）へのヒアリングを2周行った。

2日目にやったこと

各グループで議論⇒企業へのヒアリングをおこなったあと企業（行員の人が演じてくれる社長に対して）にプレゼン、人事部長からのフィードバックがある。その後座談会、締めのあいさつで終了。

人事部長

なし

相手企業の悩みを聞き出す際は仮説をいくつかたててぶつけてみるように言われたこと。特に最初は決算書など見て数値に変化があったらなんで減ったのか（または増えたのか）と聞いていたが、減った要因を仮設で立ててからヒアリングを行うべきだといわれたときは印象的だった。

2日間しかなく、ワークに取り組む時間は実質5時間程度しかなかったのでつらかった。また、企業の悩みを聞き出すというところが一番大変で、相手からは教えてくれないので仮説を立てて何とか聞き出さなければならなかった。融資以外のソリューションについて知らないことが多く、そこを1つ1つ理解するのも苦労した。

銀行は融資だけではないということが学べたのは大きかった。シンジケートローンやデリバティブなど班によってソリューションが異なり、融資が仕事だけだと思っていた銀行の業務内容の幅広さを知れたという点では参加してよかった。また座談会もあり、社員の方と接する機会があり社風や働き方を知れたのもよかった。

説明会が1次選考の時にあるので自分で調べる必要はないが、商工中金の業務内容についておさらいしておくとソリューションを提供するときによかったとは思う。また、金融用語についてもマイページから見れるようになっているので、インターン前に見ておくとよい。

取引先の企業を一社一社回って、営業をしていくという点では自分の想像通りであったし、多少1人当たりの取引先が多いと感じる点もあったが、座談会で社員の方が具体的な日々の業務や働き方を教えてくださったり、穏やかな人が多かった。自分も働きやすそうな環境だと感じたため、働いているイメージをしやすかった。

前年度に受けていた先輩がインターンルートで優遇にのり、内定をいただいてたので、評価をされれば自分を内定が出ると思った。実際、自分も本エントリー後にリクルーター面談に呼ばれ、早期選考にのることができた。またインターンに参加したことで企業理解が深まり、志望動機で他の政府系金融機関（特に公庫）との違いについても理解できるため、そういった点でも内定に近づくと思う。

政府系金融機関であり、緊急時には危機的融資ができるという点でメガバンクよりも興味深いと感じた。また、日本の９９％を占める中小企業に対して最後まで一貫して支援ができるというのも商工中金ならではの魅力であり、唯一無二の存在だという点でも志望度が上がった。

前年度に受けていた先輩がインターンルートで優遇にのり、内定をいただいるので有利になるのは間違いない。自分も本エントリー後にリクルーター面談に呼ばれ、直接1対１でお話を伺えるので企業理解にもつながる。その後、早期選考にのることができたので少なくとも一般に受ける人よりは有利である。

金融機関全般を志望していた。主に、政府系金融機関とメガバンクである。しかし、具体的な違いがいまいちわからなかったので、今回のインターンシップに参加した。他にも日本政策金融公庫や国際協力銀行のインターンシップにも参加し、メガバンクよりも政府系金融機関の方があまり営業色が濃く出ていなく、穏やかな人も多いという特徴があったと思う。そのため、メガバンクよりも政府系金融機関に行こうと思った。

今回のインターンシップでは政府系金融機関の役割について深く学ぶことができ、政府系金融機関の志望度が上がった。基本的には民業補完であり、民間ではリスクがあったりして手が出せない領域の事業を展開し、日本を支えているという点で、縁の下の力持ち的な存在であると実感した。実際、自分もそのような役割をしている企業の方が性に合っていると思い、政府系機関への思いが強くなった。