- Q. 志望動機
- A.
ハリマ化成株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒ハリマ化成株式会社のレポート
公開日:2020年7月21日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 総合職(技術系職種)
投稿者
選考フロー
企業研究
化学メーカーですが、パインケミカル事業であることが一般的な化学メーカーとの大きな違いです。パインケミカルについては良く知らない人がほとんどだと思うので、どんな特徴があるのか、何に優れているのか、などホームページや説明会で配布された資料等を使って詳しく調べておくと良いと思います。その際に出てきた疑問を面接の逆質問で聞けばいいと思います。人事の方はとても丁寧に説明してくださるので、私は逆質問をしたことで理解が深まり良かったと思いました。
面接で聞かれたことのほとんどはESや履歴書の内容に対する質問でした。企業研究も大切ですが、自己分析やES内容に対するより深いエピソードの準備などをしておくことも大切だと思いました。
志望動機
面接では一度も志望理由を聞かれませんでした。Open ESに書いた志望理由を以下に記載します。
「パインケミカル」という言葉は貴社がきっかけで知りました。化成品は石油原料から作るものだと思い込んでいたので、自然由来の成分から製品規模で作っていることに驚きました。石油由来の低環境負荷な製品ではなく、自然由来である松から得られる成分から「本当の」低環境負荷な製品を作りたいと思い貴社を志望します。特に、粘接着剤用樹脂の研究開発に携わりたいです。学部時代の高分子化学の講義がきっかけで、空気中の酸素などと反応することで性質が変わる、剥離紙からは剥がしやすく接着物は剥がれにくい、などの性質をもつ化合物は面白いと思ったからです。また、グローバルに展開しており、海外にグループ会社の研究所がある貴社でなら、「グローバルに活躍できる技術者になりたい」「海外で働きたい」という夢を叶えることができると思い志望します。
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2020年03月
1次面接 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 30代くらいの人事
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
あまり自分を作らず、素に近い状態で話していることを評価した、と内定を頂いてから教えていただきました。
面接の雰囲気
説明会で話していた人事の方だった。優しい雰囲気の方で、面接も和やかな雰囲気の中で行われた。話しやすかった。
1次面接で聞かれた質問と回答
大学時代に頑張ったこと
大学では英語学習に力を入れました。停滞期だったTOEICのスコアアップを目標に、弱点である語彙の強化と、強みであるリスニングのさらなる向上を目指して勉強に取り組みました。具体的には、600単語載っている単語帳を使い、月曜~土曜は100単語の暗記と前日の暗記の確認、日曜日は全体の復習を行いました。リスニングは、正解・不正解に関わらずスプリクトを見ながら聞く・声に出すといった方法で復習を行いました。さらに、大学三年の夏休みに単独でアイルランドへ留学をしました。語学学校へ通い、多くの時間をクラスメイトと過ごし、できるだけ英語を話す生活を心がけました。留学したことでリスニング・スピーキング・文法だけでなく、多様な価値観も学ぶことができました。日本での勉強に加え留学を経験し、TOEICのスコアを100近く伸ばすことができ、リスニングのスコアでは八割を超える430を取ることができました。
大学時代の研究について/困難だった事、その対処
大学では高分子合成の研究室に所属し、企業との共同研究で●●の親水性ポリマーの開発に従事していました。
導入:30秒程度、研究内容:1分程度、結果とその後の予定:30秒程度
立ち上げの研究だった為、重合をする際の反応条件の検討からはじめました。思うように重合が進行せずに行き詰っても、先行研究が無く参考にできるデータがほとんどないこと・少し特殊なモノマーを使用していたので参考にできる論文が非常に少なかったこが一番困難だった事です。
そのため、溶媒の種類や濃度、開始剤の種類や量などを決定するために、それぞれ少しずつ条件を変えたものを並行して実験し、得られた結果を比較して再度条件を変えて実験する、ということを繰り返して少しずつ最適な条件に近づけていました。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2020年05月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
SPIの参考書を使い、苦手な問題を重点的に繰り返し勉強した。
受験可能な期間が2週間ほどあったので、しっかり復習してから挑める。
二次面接+SPIだった。
WEBテストの内容・科目
言語、非言語、性格診断
2次面接 通過
- 実施時期
- 2020年05月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 30代くらいの人事、人事部長
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
どの質問に対しても理由を添えて正直に答えたことが評価されたと思う。
面接官は事前に提出したOpen ESを見ながら、気になったことを質問しているように感じた。
自分が提出したOpen ESを見直し、どんなことを書いたか、どんな写真を添付したか確認しておくと良い(この写真はいつどんな状況か、という写真に関するエピソードも聞かれた)。
面接時間は20分しかないので、長く話すより、テンポよく会話することのほうが大切だと思う。
面接の雰囲気
人事の方は一次面接を担当してくださった方だったので、知っている顔であり少しリラックスできた。人事部長の方も優しそうな雰囲気で話しやすかった。
2次面接で聞かれた質問と回答
なぜ●●大学を選んだのか?大学入学した時から院進を決めていたのか
高校で化学の勉強をするなかで、生活に密に関わる材料に興味を持ち、より詳しく専門的に学びたいと思いました。「化学」ではなく「高分子」を専門的に学ぶことができ、さらに副専攻を取得することで繊維についても学ぶことができる●●大学を選びました。
大学入学時はその先の進路のことは特に考えていませんでした。様々な科目を学び、自分のテーマを持ち研究を進めることでもっと学びたい、自分の研究をもっと長く続けたい、と思い大学院への進学を決めました。
:面接時間が20分しかないので、一つの質問に対する答えは簡潔にまとめたほうが良いと思いました。自分が話した内容に対して面接官の方が興味を持ってくだされば追加で質問されます。
△△という資格はなぜ取得したのか、TOEICの公式スコアの記録が約2年前なのはなぜか、現在の英語力はどの程度か
△△という資格(学生で取得している人はあまりいない、少し珍しい資格)は、この資格を取得すると物理の授業に「優」の評価で単位振り替えができたので取得しました。私は物理が苦手だったので、普通に授業を受けたら「優」の評価は取れないと思いました。また、資格を取得することでいつか、何かの役に立つときが来るかもしれない、とも考え資格を取得して単位振替してもらう、という選択をしました。
TOEICは大学院試験の際に勉強したものが現在の最高スコアのため、約2年前のものになってしまいました。その後は研究や新しい勉強で忙しかったため、なかなか満足にTOEICの勉強をする時間が取れませんでした。
ですが、全く勉強をしていないわけではないですし、英語の論文を読んだり、日常的に同じ研究室の留学生と会話もするので2年前と比べて下がっていることはないと思います。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2020年06月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 30代くらいの人事、人事系と技術系取締役員がそれぞれ一人ずつ
- 通知方法
- 直接
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
最終面接の最後に口頭で内定を頂きました。
後日の面談で、素で話していること、しっかり自分の考えを持っていてそれを実行することも、他人に伝えることもできることを評価した、と言ってもらえました。
面接の雰囲気
面接前に5分程度、人事の方との通信状況の確認と雑談の時間があった。緊張が伝わったのか、優しい言葉をかけてくださり、リラックスしてから面接に挑めた。
最終面接で聞かれた質問と回答
住むところを変えることに抵抗はないのか
高校、大学、大学院と全て違う地方に住んでいるので、初めての土地に引っ越すことに特に抵抗はありません。どこに住むか、よりも自分がやりたいことを叶えるために最適な場所はどこか、ということを重視して自分の進路を決めてきました。高校まで住んでいた地元のほうが慣れているし友達も多いので恋しく思うことはありますが、新しい土地に住むことや、自分のやりたいことができることへの期待が大きいです。
:二次面接と同じで、面接官の役員の方二人は事前に提出したOpen ESと、SPIの性格診断の結果を見ながら質問していた。質問内容も二人の面接官がそれぞれ気になったことを聞いてくる、といった感じで「面接」というより「質問」という雰囲気だった。正直に答えるのが良いと思う。
留学をしようと思ったきっかけ、留学先にアイルランドを選んだ理由
私は3歳から中学卒業まで英会話を習っており、小学生の頃からいつか留学したい、と思っていました。大学三年になり、これまでのアルバイトで貯めた額で夏休み期間に留学するために必要な分は十分にあること、最後の自由な長期休みであることから「留学する」という夢を叶えようと思いました。
留学先にアイルランドを選んだ理由は2つあります。一つは、夏休み期間に語学学校に留学するため、「留学」と聞いて思い浮かぶアメリカやカナダ、オーストラリアなどのメジャーな国だと日本人の大学生が多く来ており、周りが日本人だらけになってしまうのではないか、と思い日本人留学生が比較的少ない国にしようと思ったからです。もう一つの理由としては、アイルランドは訛りが強く、アイルランドの英語を聞き取れたらほかのどの国の英語も聞き取れるようになる、と言われていたからです。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
内定後に研究所・工場紹介、先輩社員との座談会、採用担当の方との面談があった(すべてweb)。座談会や面談で気になることはすべて質問することができる。
最終面接は6/1~3の期間で行われ、6月の二週目に座談会と面談があり、三週目に内々定通知が届く。入社意思があればその週のうちに承諾書を返送しなければならないので、対応は丁寧だがゆっくり考える時間はあまりない。
内定に必要なことは何だと思うか
志望理由は一度も聞かれていないし、研究内容も一次面接で研究に対する課題の解決法を聞かれた以外は2~3分程度でしか説明していないし、それに対する質問もあまり難しいものではなかった。どちらかというと、その人の考え方や価値観を見ているように感じた。「いい自分を見せよう」とするのではなく、「自分の考えを相手に伝える」ことが大切だと思う。
就活対策本を読むことも大切かもしれないが、話し方やエピソード、逆質問などがマニュアル通りになるよりも自然体で挑むほうが良いと思う。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
自分で考えることができる、何事に対しても自分なりの軸を持ち、それに従って行動ができる、自分の考えをしっかり相手に伝えることができる、という人に内定が出るのかな、と採用担当の方との面談を通じて感じました。
内定したからこそ分かる選考の注意点
面接時間の20分はあっという間に終わる。質問に対しては1分程度で答えるくらいがちょうどいいのではないかと思う。Open ESに書いたこと(追加質問ではなく、スタンダードな設問)に沿った質問がほとんどなのでOpen ESに書くエピソードは良く見せようとしたり、盛ったりせずに正直に書いたほうが良い。
内定後、社員や人事からのフォロー
内定後の面談がとても丁寧だった。内定式~入社式までの流れやその後の研修のこと、福利厚生やお給料のことまで話してくれる。6月末には内定承諾書を提出した学生の座談会も開催される。
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ハリマ化成の 会社情報
会社名 | ハリマ化成株式会社 |
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フリガナ | ハリマカセイ |
設立日 | 2012年10月 |
資本金 | 50億円 |
従業員数 | 430人 |
売上高 | 348億9100万円 |
代表者 | 長谷川吉弘 |
本社所在地 | 〒675-0019 兵庫県加古川市野口町水足671番地の4 |
電話番号 | 03-5205-3080 |
URL | https://www.harima.co.jp/company/harima_outline.html |
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