【社会問題を旅で解決】【17卒】クラブツーリズムの夏インターン体験記（新規ビジネス提案コース　Ambitious Episode Zero）No.621（早稲田大学/女性）（2017/12/14公開）

人を楽しませることや旅行が好きだったため、旅行業界のインターンシップには広く応募していた。また新しいものをつくりだす企画の仕事に関心があった。ただ参加者にとって楽しい旅行企画をつくるのではなく、社会の問題にコミットする企画を目指すというのが、ユニークで面白そうだと感じた。

社会の問題を解決する旅行関連の企画を考える。

1日目にやったこと

まず、旅行業界の変遷、現状やビジネス手法、クラブツーリズムの特徴などについて、社員の方から講義を受けました。そしてあらかじめ決められた6人のグループで話し合う課題を与えられました。ブレインストーミングをしてアイディアを出しあい、企画の方向性を定め、ワークシートに書かれた課題に回答することで詳細を詰めました。中間発表で社員の方から意見をいただきました。グループのメンバー同士で仲良くなれるよう、歓談の時間や簡単なワークが設けられていました。話し合いがインターンシップの時間中に終わらず、近くのファミリーレストランに残って続きをするグループが多かったです。

2日目にやったこと

1日目の話し合いの続きを行ったあと、大きな紙に企画の説明を書き、プレゼンテーションを行いました。社員の方や内定者、インターンシップ参加生の審査を受け、優勝グループが決まりました。このインターンシップは複数回、複数の県で開催されていて、各回の優勝グループを集めた総合大会が11月に行われるとのことでした。

社員・内定者

Ambitous Episode "Tabi"の参加権（インターンシップ各回の優勝者を集めた大会）

中間発表の際、社員さんに「この問題を解決するための企画を作りたいなら、解決のために実際に何が必要なのか、この手法で本当に解決できるのかを慎重に検討しなければならない。余計なものをつけたすより、重要なものを守らなければ」とフィードバックされたこと。

話し合いやデータ収集の時間が足りず、インターンシップの時間が終わっても近くのファミリーレストランに集まって話したり、帰宅後に考えを整理したりした。また優勝を目指して企画を熱心に作っていたのに、コンペティションではまったく評価されず、ショックだった。

学んだことは、いかに優れた企画を考えられても、そのよさが相手に伝わらなければ採用してもらえないだろうということ。私たちのグループは内容の凝った企画を立案したが、その詳細がはっきりと審査員に伝わらなかったようで、よい評価をもらえなかった。印象に残っていることは、グループワーク終了後、メンバーから「自分のよかった点・直したほうがよい点」を書いたメッセージをもらったこと。思いがけない長所や、それまで気づかなかった自分のいたらぬ点を知ることができた。インターンシップ全体を通して、「夢や目標をたて、それに向かって挑戦していこう、成長していこう」というクラブツーリズムの姿勢を強く感じた。二日間の短い時間だったが、新しい企画を考える楽しさを学べた。

プレゼンテーションの際、伝え方の下手さゆえに審査員にそもそも理解されず、内容の優劣に関する評価をもらえなかった。そのため、人前で分かりやすく説明することに慣れておけば、さらにためになるフィードバックをもらえたのではないかと思う。

インターン内容はグループワークとプレゼンテーションで、社員の方が日々どのような仕事をしているのかは分からなかった。また二日間という短い時間では企画の詳細まで詰められはしないし、それがビジネスとして実行可能かどうか検討することもできない。そのため、実際の企画の仕事とは大変さが違うだろうと思った。

内定者の話によると、明るく親切で人が好きな人が受かりやすいらしく、実際複数人の内定者にお会いしてその通りだと感じた。添乗の仕事が多いためそうなるのかもしれない。私は内気で人見知りをする性格なので、厳しいと感じた。

日々添乗の仕事をこなしたり企画のために話し合ったりすることは、内気な性格の自分には難しいだろうと感じた。グループワーク中、他の人がもっていいない鋭い意見を出せると評価され、冷静に思考する仕事に向いているのだろうと思った。

インターンシップ参加者のみ、不参加者より早い時期に特別選考を受けることができた。私は参加していないため、選考の内容や難易度は分からない。

旅行業界を志望していた。理由は人を驚かせたり楽しませたりすること、新しい企画を考えること、旅行が好きだったため、やりがいをもって働けるのではないかと考えたから。

前述したように、人と接するのが得意ではないためクラブツーリズムは向いていないと思った。問題を解決するためどうすればよいか、思考することには向いていると感じた。また、グループワークで意見を出し存在感を発揮できたため、社会人として活躍していけるという自信をもつことができた。