19卒 インターンES
技術職
19卒 | 東京大学大学院 | 男性
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Q.
1. 「ゼミ・研究室での研究内容」をご記入ください。
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A.
私の研究テーマは深海堆積物の音響探査データ解析によるレアアース泥の三次元分布の把握です。レアアース泥は、現代の様々なハイテク技術には欠かせない金属元素群であるレアアースを濃集した海底鉱物資源です。従来、レアアースは85%以上が中国によって生産され、輸出規制に伴い供給不足や価格急騰が引き起こされてきましたが、日本の排他的経済水域内である南鳥島周辺の海底に胚胎していることが確認され、国産の新規レアアース資源として注目を集めています。現在、開発に向けた機運が高まっていますが、レアアース泥の分布状況や資源量は詳細に把握できていません。そこで私は弾性波探査の一種である音響探査のデータ解析により、開発に適した海域の選定を目的として研究を行なっています。音響探査とは探査船から音波を発し、海底及び海底下からの反射波から地下構造イメージを取得する探査手法です。実データの解析により、高精度なイメージングを行ない、対象海域のコアと比較することで整合性を確認します。さらに地質解釈を加えることで資源量の把握、生成過程の解明を目指しています。 続きを読む
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Q.
2. 石油・天然ガス開発業界に興味を持った「きっかけ」や「理由」をご記入ください。
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A.
「世界に貢献するという強い使命を、専門性を活かすことで全うできること」が興味を持った大きな理由です。 東日本大震災および福島第一原子力発電所の事故から日本のエネルギー安定供給の重要性を痛感した私は、高校で代替エネルギーとして再生可能エネルギーの積極導入に関する卒業論文を作成しました。そして、さらなる理解を深めるべく学部では資源工学を専攻しました。しかし、多岐にわたる講義の中でエネルギー供給の大黒柱として日本の産業を支えているのは石油・天然ガスであることを学びました。以前から社会的使命を感じられるエネルギー業界には魅力を感じていました。その中でも石油・天然ガス開発業界は全てがより圧倒的なスケールで展開され、日本のみならず世界に貢献するというより強い使命を担う仕事であることに強く惹かれました。また、学部・修士で学んできたことを活かし、一技術者としてプロジェクトの最初期で成功の鍵を握ることができる探鉱部門は専門性を活かせる絶好の環境であると考え、この業界で働きたいと考えるようになりました。 続きを読む
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Q.
3. 「ゼミ・研究室での研究内容」を石油・天然ガス開発の技術分野でどのように活かせると考えるか、ご記入ください。(※研究内容が直接石油・天然ガス開発に関係ない場合でも、基礎学問や基礎技術ならば役立てることができる、という内容でも構いません。)
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A.
近年、石油・天然ガスの開発はコスト・リスクが大きくなり、探鉱技術はより正確な広域情報の取得と詳細な解析が要求されています。学部では地下の比抵抗構造を把握する電磁探査手法の確立に関する研究を行ないました。また、現在は地下構造をイメージングする音響探査によって得られたデータを解析し、資源の分布状況と地質解釈に関する研究を行なっています。実際の現場では物理探査は1つの探査手法に限らず、様々な手法を用いて調査を行います。そのため、電磁探査と音響探査の2つの探査手法を研究した経験を掛け合わせることで石油・天然ガス開発の探鉱分野において、より詳細な深度や範囲の分布・埋蔵量の評価と開発コスト・リスクの低減に貢献することができると考えます。 続きを読む
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Q.
4. 当社インターンシップを志望された理由、また参加への意気込みをご記入ください。
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A.
志望理由は2点あります。 1つ目は実際の業務を海外で体験できる点です。貴社が鉱区取得から生産まで全て手がけてきたマレーシアの現場で業務を体験することで、オペレーターとしてプロジェクトをどのような高い技術によって牽引しているかを学びたいです。また、現地で生産された天然ガスはLNGとして日本にも輸出されているので、貴社が担う人々の暮らしの力になるという使命を実感できると考えています。国内では耳にすることしかできない海外での業務の醍醐味・困難・達成感を直接,肌で感じることができると考え志望しました。 2つ目は多くの方々と交流を深めることができる点です。貴社のインターンシップに参加し、世界の第一線で働く専門技術者から刺激を受けることで、他では到底得ることのできない体験ができることに非常に魅力を感じています。同じ業界を目指すレベルの高い学生と互いに切磋琢磨し合い、親睦を深めることも貴重な機会だと考えます。また、海外の開発現場では言語や生活・価値観の相違など多くの壁があります。それらをどのように乗り越え、プロジェクトを遂行しているか見聞きすることで、将来、石油・天然ガス開発業界で働くイメージを具体化したいです。 参加させていただけたならば、どんな業務にも積極的に挑戦し、現地での気づきを一つ一つ大切にします。そして、経験したことは全て吸収し、自身の成長に繋げ、悔いの残らないインターンシップにします。 続きを読む