【金融の舞台で輝け！】【18卒】信金中央金庫の夏インターン体験記（文系/総合職）No.1799（早稲田大学/男性）（2018/2/9公開）

3年の夏の時点では志望業界は全く決まっていなかったので幅広く業界を見る一貫として金融業界を見た。商業銀行は何をやっているのかある程度想像できたが、そうでない銀行の実態が全くわからなかったので応募することにした。

信金中央金庫のホームページを見て信金中央金庫にしかできない業務、役割を詳しく調べESで触れるようにした。

信金中央金庫の役割、業務の説明/法人営業新規開拓の体験/マーケット業務体験/信金へのコンサルティング

前半にやったこと

前半は信金中央金庫の業務、役割の講義。特に東日本大地震の時に重要な役割を果たしたと部長が熱弁していた。マーケット業務の体験を行い、株や国債の運用を少し勉強した。

後半にやったこと

後半は法人営業の体験、実際に行員に取引先を演じてもらって学生が話しを伺いにいくスタイル。名刺交換からちょっとした世間話、本格的な取引の話という流れでシュミレーションをした。その後は地方信金の経営のコンサルティングをグループで議論し発表した。

人事、法人営業行員、コンサルティング担当行員

なし

法人営業体験の時に、理詰めで話を進めていくことも大切だが人と人との交渉であるため時にはユーモアを織り交ぜた会話も必要だと聞いてコミュニケーションは大変だなと感じた。

地方信用金庫の経営コンサルティングが難易度が高かった。配られた資料は明らかに人材配置がおかしく報酬も適切なものではなかったので人員削減がまず最初に浮かんだが、行員から「人材は大切にしたい」と言われ別の方法で経営改善を提案していかなければならなかったのが難しかった。

商業銀行との違いを理解できたのが大きな収穫だった。収益を第一に考えている銀行ではないのでより地域に根ざし中小企業などに協力する姿勢が堅固だと感じた。一応収益はあげないといけないのでマーケット業務で地方の信用金庫から預かったお金を運用して収益を上げていることは意外だった。

資金運用、投資の知識があるとマーケット業務体験でもスムーズに買い目の銘柄を選べたと思う。簡単な講義を受けたが短時間で仕組みを理解し実行に移すのが非常に難しかった。

代表的な業務を体験しただけで具体的な1日のスケジュールや日頃の業務はあまりよく理解できなかった。体験した業務の部署もそれぞれ独立して部署間で連携を取っている印象がなかったので3つぐらいの部署の重要な部分だけしか学ぶ機会がなかった。座談会で行員に質問する機会があったが就活を始めたばかりだったので働くことを前提とした質問もあまりできなかった。

金融業界をメインで見ている人が少ない印象。とりあえず金融業界のインターンに参加しておこうという意識の人が多かった。インターンのグループワーク中も各グループに人事や他の社員がつくことはなく学生の名簿ももっていなかったので学生一人一人を見ているわけではないと感じた。

地方の信用金庫と強い繋がりがあるということで商業銀行よりは狭い範囲で業務を行なっている印象だった。社会人としてのスキルは配属される部署によって大きく差がでると感じた。マーケットの部署に配属されれば運用のスキルがつくが、法人営業だとそこまで専門的スキルが身につかないのではないかと感じた。

インターン参加者のみのセミナーなどは特にない。インターン後のフォローも特になく本選考とはほとんど関係ないと思った。インターン中、学生一人一人を見ている印象がなかったので優秀な学生に目をつけるということもなかったと思う。

金融、商社を中心に受けようと思っていた。文系の学生からするとほとんどの学生が特別な理由がない限り金融や商社から業界を見始めると思う。銀行以外にも生命保険、損害保険会社も受けようと考えていた。知名度もあり採用人数も多くそれなりに給料ももらえるという安易な考えで金融業界を受けようと就活を始めた時は考えていた。

銀行の業務が思ったほど面白くなかったので金融業界への志望度は下がった。信金は基本的に国内をメインに業務を行なっているので今後人口が減っていく日本で長く続いていくのか疑問に思うことがあった。また部署間での連携を活発にとっている印象がなく社内外での人との関わりの幅があまり広くない印象を持った。商業銀行の方がまだ信金より広がりを見せるのではないかと感じた。