【漫画業界の未来を担う】【22卒】ＫＡＤＯＫＡＷＡの冬インターン体験記（文系/コミックコース）No.12420（早稲田大学/女性）（2021/1/12公開）

漫画が好きで、漫画編集者の仕事に興味があったから。
漫画といえば集英社、講談社、小学館の3社が最も大きいという印象だったので、コミック業界4番手に位置するKADOKAWAについて、強みなどを知りたかった。

ESでかなり多く好きなエンターテインメント作品について書かされたので、自分の好きな漫画やアニメーションなどの面白さの分析を行った。

KADOKAWAのコミックアプリで連載されている漫画作品(作品は指定されている)のあおり文とプロモーション戦略を考える。

1日目にやったこと

KADOKAWAの事業についての説明会、グループで漫画のあおり文とプロモーション戦略をまとめてスライド制作、発表とフィードバック、若手社員との交流会（質疑応答）

コミック編集者

なし

実際に漫画のプロモーションを行う際に、実現性（予算や効果など）を考える必要があることを学んだ。学生のインターンシップなので自由な発想が可能であるが、現実的なことも考慮することを意識すべきだった。

事前に指定された漫画を読んであおり文とプロモーション戦略案を書く課題が出され、当日のグループワークでも簡潔なあおり文を考えることと独自なプロモーション案を出すのが難しかった。普段雑誌で漫画を読まないとあおり文に触れる機会がないため、ジャンプなどの週刊漫画誌を買って参考にしている人もいた。

KADOKAWAは業界4位で、持っている漫画誌もコアなオタク層向けのものが多いがそういった点を強みにして3番手になる勢いがあることを学んだ。漫画編集の仕事も具体的に教えていただき、他社ではなくKADOKAWAの漫画編集者に必要なことと強みがよくわかった。

普段から様々な漫画作品に触れて、どのようなプロモーションが行われているか考えておくといいと思った。単行本だけでなく連載中の雑誌に触れることも必要だと思った。

漫画編集者の仕事を実際にKADOKAWAで連載している作品を用いて体験することができたので、イメージしやすかった。オンラインのため実際に本社を訪れることはできなかったが、テレワークを盛んに行っているようなので在宅での体験も実際に働く時と近いと思った。

出版社ごとに漫画の「色」があり、その出版社の持つ漫画と同系統の作品を好きであった方がいいと聞いたため。（私はKADOKAWAの漫画作品にあまり触れておらず、好きな系統とも少しずれており、他社の方があっていると感じた。）また、自分は物を作る仕事がしたいが作家のサポートやプロモーションだと軸と少しずれると感じたから。

特に変化はなかった。KADOKAWAの強みや他の出版社との違いなどはわかったが、もともとKADOKAWAの漫画にあまり触れておらず、自分のやりたいことや好きな漫画の系統、作りたい漫画の系統（少女系）とは少し違うということを感じた。普段触れていない系統の漫画の制作を行うのは自分には難しいと思った。

説明会や若手社員（１年目）の方との交流によって他者との違いや強みがよくわかったので、企業研究を行うのには非常によく、今回学んだことが選考でも活かせると思った。早期選考の話も先輩社員に聞いたので、今年もあるかは不明だが何か繋がるかもしれない。

参加前は「人を笑顔にする作品を作りたい」という軸を持っており、ゲーム業界と出版業界を志望していた。出版業界の中でも私自身が過去に漫画を制作し出版社に投稿した経験があるため漫画を作りたいと思い、漫画に強い集英社や講談社を特に志望していたが、KADOKAWAはメディアミックスに強いという印象があり興味があった。

今回のインターンで初めて出版社の本格的なインターンシップ（話を聞くだけではなく仕事の体験ができるもの）に参加し、具体的に漫画編集者などの仕事を学んだことによって自分のやりたいこと（自分自身が作品を作ること）は漫画編集者とは少しずれるような気がした。編集者はあくまで作家のサポートとプロモーションが中心であると感じ、ゲームプランナーとしてゲームの内容作りに大きく関わりたいと思った。