【旅を切り拓く新風】【21卒】東武トップツアーズの夏インターン体験記（文系/教育旅行）No.8481（慶應義塾大学/男性）（2020/1/30公開）

鉄道メインで志望企業を検討していたが、私は昔から旅行が趣味だったので、その影響で旅行会社もいくつか検討していた。元々この企業の存在は知らなかったのだが、東武傘下であるため漠然と「潰れることはなさそう」という安泰感を勝手に感じていた。また、夏インターン応募結果が惨敗だった私にとっては抽選さえ当たれば参加できるというのは非常にありがたかった。以上の2点が決め手となって参加を決意した。

選考も何もなく、ただ応募して抽選結果を待つだけだったので、特に何もやらなかった。今思えば、その分少しでも事前に業界研究なり企業研究なりをするべきだったと思う。

1泊2日・首都圏という条件で、地方高校3年生の修学旅行プラン企画

1日目にやったこと

まず最初の1時間少々で会社概要の説明があり、その後グループワークに移り、議論し始めた。最後に全体を3つくらいに分けてそれぞれでプレゼンを行い、フィードバックをもらって終了、という形だった。

若手社員・人事

粗品(確かあったと思う)

InstagramやTwitterの「ハッシュタグ」を修学旅行のタイトルにしている班がいて、学生ならではの斬新なアイデアだと評価されていたが、多少なりともお堅い雰囲気のある教育の現場で果たしてそのような案が認められるだろうか…？と疑問だったのである意味印象的なフィードバックだった。基本的に肯定的なコメントしかなかったので、正直もう少しディスって欲しかった。

修学旅行プランの策定というテーマだったが「チームワークを深められるような旅」という縛りがあり、私はそのような修学旅行は経験したことがなく、ありふれたアイデアしか出てこなくて意外に苦戦した。最終的なプラン案が独創性がなくあまり面白くないものになってしまったのは悔やまれるところだった。

企業についての予備知識ゼロで臨んでしまったので、まずは会社概要説明でその辺りについて詳しく聞くことができたのは良かったと思う。業務の体感といってもプランニングだけであったものの、意外にコース策定は難しく、教育旅行において「教育的意義」と「楽しさ」を両立させる困難さを学べたような気がする。

教育旅行を扱うことは参加前からわかっていたので、事前に修学旅行のモデルプランをいくつか眺めておけばもう少しスムーズにグループワークが進んだかもしれない。それから扱わなかった他の分野(MICEとか)については自分で自学する必要があった。

今回のインターンでは結局旅行プランを「作成する」だけで終わってしまっており、実際にその作ったプランを売り込んでいき、諸々の手配や添乗まで含めてワンセットのはずなので、そういう意味ではあまりリアリティが感じられなかった。実際、6〜7人で修学旅行プランを作成するような機会があるとも思えなかった。

自分の班のお粗末なプランは棚に上げるが、他の班の各プランを見ても特に目立つようなものはなく、参加している学生のレベルも正直言って大したことはないと感じた。根拠など全くないが、「本選考でもこれくらいのレベルの人達を相手にするなら勝てると思う」という自信が出た。ただ、実のところ志望順位は低めなので、それを見透かされるようだと落とされる可能性も大いにあると思う。

参加学生のレベルはともかく、会社概要説明や社員さんの話を聞き、やはり東武の傘下にいることによる安定性は強いなと思った。また、やりたいことは割と自由にやらせてくれる社風という感じで、今までに無いような新しい旅行プランや事業に挑戦できるような土壌が広がっていそうなので、そこは非常にいいなと思った。

前述の通り、12月に「Advanced Internship」への招待連絡が来た。これは早期選考の選抜のためのグルディスみたいなものなので、ルートに乗れば最速3月で内定を得られるという意味では有利だと思う。

第一志望業界は鉄道だった。特に広大な事業エリアでスケールの大きい仕事ができて、鉄道を通じて地方創生・観光活性化に貢献できるような企業を選びたかったので、そういう意味ではJR東日本・東海・西日本あたりが第一志望群だった。また、京成、京急、京王などの関東私鉄も検討していた。旅行業界も見ていたが、社風が合わなさそうなことと、海外旅行関係は断じてやりたくなかったので、JTBとHIS以外で色々検討していた。

抽選のみで選考なしで参加できるインターンはこんなものか、といい勉強になった。ほとんどその後の就職活動には影響していないと思う。本選考を受ける企業がひとつ増えたかな程度で、根本のところは変化していない。むしろ鉄道業界優位が加速したまである。旅行プランの企画以外の仕事で実際何をやるのかと考えたときに、顧客の元へ営業しに行かないといけないということに対し抵抗感を抱き始めたこと、自分が添乗員までやる姿が想像できなかったことが大きい。