【物流業界の挑戦、独自の提案】【20卒】ＳＧホールディングスの夏インターン体験記（文系/２Days　GOALインターン）No.4925（宇都宮大学/男性）（2019/4/11公開）

物流業界は国際系の穴場だ、と大学の先輩から聞いたことがあり、それなら挑戦してみようと思っていた。しかし、業界についてあまり知らなかった為、とにかく物流業界のインターンに行ってみようと思ったのがきっかけ。どうせ１dayでは表面的なことしか知ることができないと思っていたため、選考はあったが２DayｓのGOALインターンに参加した。

志望理由等を書かなければならなかった為、自分が経験したことの中で物流に結びつくことを探し、エピソード中心で書いた。特に誰に添削をしてもらったわけでもなく、自分の言葉で伝えることを心がけた。自分の経験から書くということが、ここで活きてきたと思う。

お客様にとって最適な物流ソリューションを考え、発表せよ

1日目にやったこと

物流業界全般の知識を人事の方から教わり、実際にSGHが取り組んだ事例を基に物流ソリューションの創り方をワークとして行った。昼食後、グループワークのテーマが発表され、状況設定の用紙等が配られ、２日めの発表に向けてグループワークが始まった。

2日目にやったこと

引き続きグループワークによって議論を進め、模造紙に提案をまとめた。何度か社員からアドバイスをもらったり、質問したりする機会があった。発表の場では、実際にGOALチームで物流コンサルをしている社員に対して自分たちの提案を発表し、フィードバックをもらった。インターンが終了したあと、軽食をつまみながら懇親会があった。

GOALチームの社員

なし

フィードバックで、「この内容は私達も考えるし思いつくけど、この選択は控えるべきだと言われている。その理由はなぜ？」と聞かれたときに私は答えることができなかった。悔しくて、自分たちの発表が終わったあとに必死に考え、一応の答えを持って懇親会のときにぶつけてみたら、「そのとおりです」と認めてもらえたのがうれしかった。

モチベーションが異なる参加者をまとめて一つの意見を形にすることに苦心した。議論の時間も多くなかったのもあり、一日目終了後も少し残って話し合いを進めるグループもあった。他の班と似たような内容になってしまう可能性があり、実際どの班も似たような発表だったので、オリジナリティーを出すのに苦労した。

インターンシップ全般に言えることではあるが、他大学の学生がどの程度のレベルなのかを知ることができた。就活は競争であるから、その会社を志望している他の人間がどの程度のレベルかを知ることは重要である。また、グループワークで（極めて稚拙ではあるものの）物流ソリューションを考える過程を辿ったので、仕事のイメージをもつことができた。

物流業界の基礎的な情報は持っておいたほうが良いと思った。事前の情報と、実際に社内に入ったときの体感のギャップを考えることで、精度の高い情報を入手できる。

終了後の懇親会で、現役社員とお話する時間を持つことができ、人事が聞いていない場所で「実際どうなんですか」ということをお話できた。福利厚生の話から、現在の物流業界における会社の立ち位置、技術革新にどうついていくか、という密度の濃い情報を入手できた。

インターンシップにはもっと学歴が上で頭のいい人も参加しており、この会社においてはインターンシップへの参加自体が選考上有利に働くとは考えにくいと感じる。なにより、行動力と変革力のある学生であるかどうか、インターンシップではアピールできなかった。

「物流を支えるんだ！！」という情熱を持って働いている現役社員の熱量にふれることができ、私自身刺激をうけたのもあり、志望度は上がった。この会社が大事にしている本質に対しての共感もあり、本選考に進むことは自然なことだと感じるし、実際進んでいる。

インターン参加者限定早期説明会、早期選考があったため。特にESや一次面接の段階では、インターン参加者は落とされることはないのではないだろうか。人事の雰囲気も緩かった。

航空業界に絞って考えていたが、モノを運ぶという点では視野を広げて物流業界をみてもよいのでは？と思った。大学の先輩から「物流業界は国際系の学部出身の学生にとっては穴場だ」という話を聞き、確かに物流業界ではグローバルに仕事できるな、と思って視野に入れ始めた。全体を俯瞰しながら最適解を探す過程が心地よいと思う。

物流業界のイメージと言えば、トラックを運転し、重いダンボールを運び、肉体労働だというものだが、実際は技術革新と競争激化、グローバル化により「いかにして物流効率を上げるか」という頭で考え、行動することが大事なのだとわかった。ただ、このインターンに参加したことが私の就職活動に与えた影響としては、早期選考があったことくらいだろうか。