【ポテンシャルと人間性を評価】【18卒】ソニー・ミュージックエンタテインメントの総合職の1次面接詳細 体験記No.3130（筑波大学大学院/男性）（2017/12/8公開）

1次面接ではポテンシャルや人間性を見られていると感じた。今まで学生時代に経験したこと、そこから得た価値観を評価された気がする。

私服でも可。和やかで話しやすい雰囲気が流れていた。特定のアーティストやアニメが好きな、いわゆるミーハーを排除しようとしているような気がした。

強みについて教えてください

H・レンクという哲学者が提唱した達成論という考え方があります。その中の一節に「人間は達成する存在であり、達成の構造はあらゆる分野で同じである」という言葉があります。これは、ある一つの分野で目標を達成したことがある人は、達成というものの本質、構造が分かっているので一般化することができ、他の分野で目標を掲げたとしても達成できるということを意味しています。具体的には、目標に向かって努力する力や、目標への最短距離を考えそのルートを計画通りに進み続ける能力などが挙げられます。私は、陸上競技の円盤投げを中学生の時に初めました。「円盤投げで日本一になる」という目標を掲げ、それに向かって努力を重ねた結果、日本一になることができました。この経験から、私は「達成の構造」を知ることができました。目標に向かって最短距離で走る方法、あきらめずに努力する力があると自負しています。今まではスポーツの世界で輝くために努力を続けてきましたが、今後は社会で、ミッションを実現させるために自分の持つ達成する力を発揮していきたいと考えています。

自らアイデアを出してうまくいった経験を教えてください

　レッドブルが主催する、レッドブルのイメージに合う新しいスポーツを考えるコンペに出場しました。普段スポーツとは無縁の場所で新しいスポーツをしたいと考えていた私は、放水されたダムの水を逆走して進む「ウォーターキャッチャー」というスポーツをアイデアとして提案しました。中間発表では、審査員に「発想は面白いが安全面が確保できず、競技しているイメージができないのでリアリティーがない」と判断され、最下位になってしまいました。最終発表では違うスポーツを提案することも考えられましたが、私はこの「ウォーターキャッチャー」に、想像もつかない場所でスポーツを行う「ワクワク」を感じていたため、他の人にもリアリティーを持って想像していただき、この「ワクワク」を共有したいと考えました。そこで、最終発表へ向けてリアリティーを出すために、２つの手順を踏みました。まず、ダムについて理解を深めました。今回のコンペに参加している審査員、参加者にダムのことを正しく理解している人はほぼいませんでした。提案する自分たち自身がダムについて理解を深めるため、実際に埼玉にあるダムに足を運びました。ダムを管理する団体の方にお話を伺い、ダムの放水量は細かく調節が可能だということ、警備員の配置で安全に開催できること、もしイベントを開催するならぜひ一緒に開催したいというお言葉をいただきました。次に、ダムを正しく伝える努力をしました。ダムについて理解した私たちは、その情報を伝えリアリティーが増すように現地視察の写真や動画を活用しプレゼンを準備しました。その結果、最終発表では現地に足を運ぶというアイデアが評価され、優勝することができました。