- Q. 志望動機
- A.
関西熱化学株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2018卒関西熱化学株式会社のレポート
公開日:2017年12月12日
選考概要
- 年度
-
- 2018年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- 技術職
投稿者
選考フロー
企業研究
説明会でおおよその企業の概要をつかみネットで情報を収集した後で、関西熱化学に入社予定の先輩がいるのでその方に話を聞いて自分で調べた企業内容、強み弱みがあっているかどうかの確認をしました。また自分のやっている研究内容が関西熱化学の事業内容のどの部分に活かせそうかを考え、どの製品にどのように自分の研究や経験を活かせるか、具体的な答えを準備していくようにしました。また、今後の事業展開やどのような技術を持っているのかは今いる社員の方に聞くのが一番なので、面接の際や工場見学の際などに思っている疑問は全てぶつけて解決するようにしました。なのでインターンシップやOB訪問ができるならやっておいた方がいいと思います。
志望動機
私が貴社を志望した理由は二つあります。一つ目は、コークス事業における高い技術力と、その技術力を核として多彩な事業分野を発展させている点に魅力を感じたためです。貴社はコークス事業のリーディングカンパニーであり、モノづくりの原点である鉄鋼業を支えることで人々の暮らしを根底から支えています。さらに、地球環境に配慮したプロセスの開発を行っており、社会への貢献と、地球環境の保護の両方を重んじる貴社の理念に非常に魅力を感じました。また、コークス事業における高い技術とノウハウを活かし多彩な分野に挑戦している点から、それらの技術に触れ多彩な分野に携わることで、貴社の成長と共に私自身も幅広い視野を持った技術者に成長していけると考えています。二つ目は社風です。貴社では若手の頃から大きな仕事を任されると伺い、若い頃からの様々な経験を通じ成長できる土俵があると感じました。さらに、上司や周囲に相談しやすい環境があると伺ったため、周囲や他部署と連携しつつ仕事に取り組み貴社に貢献したいと考えています。以上の2点の理由から、貴社を志望します。
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2017年03月
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2017年04月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
志望動機/あなたの強み/研究内容
ES対策で行ったこと
入社予定の先輩のESを参考に、先輩に聞いた話やネットから収集した内容を盛り込んで作成した。また先輩に添削をお願いした。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2017年04月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 人事
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
雑談形式の中でも、質問されたことに対してはしっかりと答えることが重要であると思います。かといって固くならず、にこやかに話すように努めました。
面接の雰囲気
説明会にいらしていた人事の方で、とても気さくで和やかに話をしてくださった。雑談形式でとても話しやすかった。
1次面接で聞かれた質問と回答
あなたの強みと、その強みを仕事にどのように活かせるか。
私の強みは、困難な課題に対して粘り強く取り組めることです。この強みは、大学の研究においても表れています。研究を進める中で、最も苦労した点は目的の生成物を得ることでした。私はその課題を解決するため、合成を行う際の条件を様々に変化させ、その都度得られた生成物の分析を行うという作業を100回以上繰り返し行いました。そして、得られた一つ一つのデータから原因を自ら考察し、必ず次の合成に活かせるように心掛けました。さらに、論文や参考書を読み専門知識を増やすと共に、学会にも積極的に参加し、先生方や企業の方にアドバイスを求めることで思考力を培いました。そして半年以上検討を重ねた結果、目的の生成物を得ることに成功しました。また、この研究の成果を学会で発表した際には、100人中10人が受賞できる優秀発表賞を頂くことができました。自分自身の努力が評価されたことは大きな自信になり、またこの経験から、困難な課題にも最後まで取り組み続けることの重要さを改めて学びました。貴社でもこの粘り強さを活かし、新たな炭素材の開発に注力することで貴社に貢献したいと考えています。
学生時代に頑張ったことは。
家庭教師のアルバイトに注力しました。今までに小学生から高校生まで11人の生徒を担当し、中には学習障害の生徒や不登校の生徒もいました。生徒によって性格や得手不得手が全く異なるため、生徒の成績を上げるためには生徒全員に同じような指導を行うのではなく、生徒一人一人に合った指導を行う必要があると考えました。そこで、まず生徒に市販の問題集を解かせる中で、その生徒の得意な所や苦手な所、好きそうな分野など、生徒一人一人を分析し、生徒の状況を正しく把握することに努めました。そしてそれを元にそれぞれの生徒の得意不得意に合わせた学習プリントを手作りし、指導を行いました。また、生徒が好きなものを会話の中でリサーチし、歌が好きなら英語の曲を流して一緒に歌いながら英語を教えたり、学習プリントに好きなアニメのイラストを描いてみたりなど、生徒ができるだけ楽しく勉強できるように、常に工夫を凝らしました。その結果、今まで担当した生徒は全員成績が向上し、さらに受験生は5人全員志望校に合格することができました。私は家庭教師を通じて、状況を正しく認識し、それに合った的確な解決策を見出す力を培えたと思います。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2017年04月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 人事、技術2人
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
研究テーマはわかりやすく伝わるように噛み砕いて説明し、面接官のレスポンスを見て追加の説明をするようにした。
面接の雰囲気
技術の偉い方がいらっしゃったのでカッチリとした雰囲気であった。しかし圧迫ということはなく、しっかりこちらの話を聞いてうなずいてくださっていた。
2次面接で聞かれた質問と回答
研究テーマをわかりやすく説明してください。
近年、燃費が良く二酸化炭素の排出量が少ないディーゼル車が注目を集めています。しかし、ディーゼルエンジンの排ガスには人体に有害な窒素酸化物(NOx)が含まれているため、NOxを無害な水や窒素に分解するシステムが必要です。現在、ディーゼル車には尿素水の分解により発生するアンモニアでNOxを還元する浄化システム(NH3-SCR)が搭載されていますが、そのプロセス中に用いる触媒の一つとしてゼオライトが注目されています。しかし、排ガス中の高温の水蒸気によりゼオライトの構造が崩壊するため、ゼオライトの耐熱性を向上させることは重要な課題とされてきました。そこで私は、チタンを骨格に導入したゼオライトに着目しました。以前の研究において、チタンをゼオライト骨格に組み込むことで、そのゼオライトの耐熱性が向上することが報告されました。しかし、チタンを組み込めるゼオライト骨格は限られるため、NH3-SCR反応に効果的な種類のゼオライトにチタンを組み込むことは従来の方法では不可能とされていました。そこで私は、従来とは異なるゼオライト合成である「ゼオライト水熱転換法」によりゼオライトにチタンを導入することで、耐久性の高いゼオライトの合成を試みました。
あなたの研究に関する知識や経験が当社でどう活かせると思いますか。
私はゼオライトという無機多孔体の研究をしています。ですので、無機多孔体の分析、測定の経験と知識があります。そのため、御社の活性炭分野の研究開発において、この経験と分析に関する知識が必ず役に立つと思っております。また、私は修士論文の研究テーマ以外にも、いくつか研究テーマを持っており同時に進めております。そのため、多数のテーマを同時に進めるような会社の研究においてどのように研究を進めるか、というノウハウを身に着けていると自負しております。ですので、このような無機多孔体に関する知識と分析機器を扱った経験、そして多数のテーマを同時に進めてきた経験を活かして、御社の活性炭、炭素材部門で活躍していきたいと考えております。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2017年04月
- 形式
- 学生1 面接官4
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 人事、開発、生産のトップ、社長
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
最終面接なので、自分はどのような研究を行っていて何ができるのか、会社のどのような部分で訳に立てるかを具体的にしっかり伝えた。聞かれたことは二次面接とあまり変わらないが、トップの方々ばかりの面接なので二次よりもさらに強く熱意を込めて話した。
面接の雰囲気
社長がいらっしゃったのでかなり厳格な雰囲気ではあったが、時折こちらの話すことにも笑顔を見せてくださり、厳しいながらも話しやすい雰囲気であった。
最終面接で聞かれた質問と回答
あなたはどのような能力に長けていますか。
私は、状況を正しく認識し、的確な解決策を見出す力に長けています。私は大学2年生のときから家庭教師のアルバイトをしており、今までに11人の生徒を担当しました。生徒は小学生から高校生まで、中には学習障害の生徒や不登校の生徒もいました。生徒によって性格や得手不得手が全く異なるため、成績向上のためには生徒一人一人に合った指導を行う必要があると考えました。そこで、生徒に問題を解いてもらう中で、その生徒の得意な所や苦手な所、好きそうな分野などを分析し、それぞれの生徒に合わせた学習プリントを手作りし指導を行いました。その結果、今まで担当した生徒は全員成績が向上し、受験生は5人全員志望校に合格することができました。その時の生徒の笑顔は私にとって一生の宝物です。この、状況を正しく認識し、的確な解決策を見出す力は様々な場面において発揮できており、仕事でもこの力を発揮したいと考えています。
目標を持って挑戦していることは。
私が目標を持って挑戦していることは研究で、目標としては「独自の合成法で耐久性に優れた触媒を作ること」です。その取組み方としては、まず、合成条件が目的生成物に与える影響を明確にするために、様々な分野の文献を調査し、それを参考に最適な合成条件を考えます。そして実験を行う中で、目的とする結果が得られなかった場合には、自分自身で結果について深く考察するとともに、教授や先輩方、企業の方々と積極的にディスカッションを行うことで原因を究明していき、そこからまた新しい合成条件を考案します。このように目的の触媒が得られるまで条件検討を粘り強く行うことで、少しずつ目標とする生成物に近づけるのではないかと考えています。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
内定後も、就活を気のすむまで続けてよいと応援してくれた。迷っている間も会社の方との食事会を開いていただき、疑問を全て解決しようとしてくれた。
内定に必要なことは何だと思うか
自身の研究が会社のどの部分において役に立つのか、どのような分野で発揮できるのかを具体的にしっかり考えていった方が良いと思います。特に最終面接はトップの方ばかりがいらっしゃるので、緊張に飲まれないように、自分の考えをしっかりと固めた上で、わかりやすい言葉で伝えられるようにしていくのが良いと思いました。二次面接の後に工場見学をさせてもらえるので、そのときに持っている疑問は全て解決しておくとよいと思います。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
自分の研究を隅々までしっかりと理解したうえで、人事の方でもわかるように説明できることが大事だと思います。また、何がやりたいのか、という考えをしっかり固めてそれを伝えられることが一番重要ではないかと思います。
内定したからこそ分かる選考の注意点
最終面接は学生1対面接官4という上に社長や部門トップがかりなのでとても固い雰囲気だが、雰囲気にのまれずに自分が思っていること、考えていることをしっかりと言葉にしてハキハキ答えるようにしたほうが良いと思います。
内定後、社員や人事からのフォロー
内定は辞退したが、その際も今後の学生生活などについて応援の言葉をいただき最後まで印象がとても良かった。
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関西熱化学の 会社情報
会社名 | 関西熱化学株式会社 |
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フリガナ | カンサイネツカガク |
設立日 | 1956年8月 |
資本金 | 60億円 |
従業員数 | 402人 |
売上高 | 1315億1900万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 辻川昌徳 |
本社所在地 | 〒661-0976 兵庫県尼崎市潮江1丁目2番6号 |
電話番号 | 06-4300-5300 |
URL | https://www.tkcc.co.jp/ |
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