【学生の人数】1人【面接官の人数】2人【面接官の肩書】人事/技術職【面接の雰囲気】基本的に面接官の方はまるで自分の部下と楽しく会話をしているかのような雰囲気であったと思います。なので、お互いの自己紹介をして面接を開始するまでは緊張がほぐれたように思えます。一方で、面接が始まった途端、雰囲気が変わり、真面目でかつ緊張感ある雰囲気で面接に取り組みました。しかし、圧迫面接ではないと思います。【働くには何が必要だと思いますか。】私は職場にいる人たちと力を合わせて職務を遂行できる力が必要だと思います。そして、その職場の中で自分が一番得意としていることと、苦手なことを熟知することが大切だと思います。私は学部時代に取り組んだ研究を修士課程の先輩と一緒に取り組んだことがあります。研究を始めた当初に、先輩は作業の効率を上げるために役割を分担することを提案しました。私は実験の手順や測定は先輩よりも上手にできましたが、得られた実験結果の考察や新たな実験内容を考えることが苦手でした。そのため、私が実験を取り組み、先輩が実験の考察を担当することになりました。その結果、研究は順調に進んでいき、完成度の高い卒業論文を作成することができました。この例からも分かる通り、自分の長所と短所をよく理解しておくことと、他の人とともに目標を達成するように努力することが企業で働くのに重要だと思います。【大学院の研究で経験したことはなんですか。】大学院で取り組んでいる研究は私が入学した年から開始しました。そのため、研究室には参考にできる過去の修士論文はなく、相談できる先輩もいませんでした。なので、研究を始めた当初は、何をすればよいのかがわからず、全く研究が進まない状況でした。そこで私はまず、論文サイトから20件ほどの論文を精読して研究に必要な知識を身につけていきました。そして、論文精読から得た知識を元にいくつかの解決策を考えて、それらを実行しました。その結果、理論回路を求めることができ、学会発表を行うことに成功しました。私はこの目標を達成する過程の中で、理論的に物事を考察するためには、それに関連した基礎知識を身につけることが重要であると実感しました。また、この過程の中で、技術者に必須の能力の一つである問題解決力を学びました。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】まず、富士電機の技術職は大学(院)の研究をしっかりと説明できるかを評価していたと思います。将来、技術者になるのであれば、仕事の内容や今課題にしている物事を他の技術者や取引先の人間に正しく理解してもらえるような説明が出来なければなりません。そのため、一次面接で一番重要なことは知識がない人にも理解できるような説明力を培う必要があると思います。また、私は出席しませんでしたが、工場見学会や企業説明会に参加したかどうかを問われましたので、できる限り参加しておくことを強調しておきます。当然、その説明会で分かったことなどは必ず聞かれますので準備しておくといいでしょう。
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