- Q. 志望動機
- A.
株式会社三菱総合研究所の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒株式会社三菱総合研究所のレポート
公開日:2020年7月22日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- 研究員・コンサルタント
投稿者
選考フロー
企業研究
自分がITコンサルタントとして、どのようにして社会に貢献したいのかを具体的に説明できるようにすること、なぜ他社ではなく三菱総合研究所なのかを論理的に説明できるようにすることが大切だと思いました。アカデミックな側面が非常に強い企業だと感じたので、大学での研究をどのように進めていたのか、それが社会にどのように役立つのかを専門外の人にも伝わるように分かりやすく説明できるように準備しました。また、企業のホームページを閲覧し、興味のあるプロジェクトを複数見つけ、それについて具体的に話が出来るように知識を得るようにした。また、全体的に落ち着いた雰囲気の人が多い会社のイメージがあるため、質問には冷静に受け答えできるように態度を意識した。
志望動機
私は次の三つの理由によって、IT面から社会課題解決に取り組みたいと考え、御社のITコンサルタントを志望します。第一に、大学での授業や研究を通して得た専門性を活用して社会に貢献したいと考えたからです。ITの利便性を追求し、通信によって人々の生活を豊かにしたいという思いから、情報通信を専門に研究を続けてきました。この影響から、ITによって社会課題を解決することに強い関心があります。第二に、自身の専門を超えたフィールドも含めて幅広く技術に関わることができると考えたからです。御社の幅広い事業領域の中で自身の知見を広め続けることで、広く深い視点から課題解決に貢献したいです。第三に、業務を通して社会に大きな影響を与えることができると考えたからです。シンクタンクの視点を有したコンサルティングが出来ることで、社会動向を正確にとらえた長期的な視点による提案を幅広い顧客に提供できることが他社には無い魅力の一つだと考えます。以上の理由から、広範囲かつ高度な専門性を追求でき、より良い未来社会の構築に取り組む御社は、私の思いを実現する場として最適だと考えました。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2019年10月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 人事が1人、現場社員が2人
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
「インターンの振り返り面談」という位置づけであったので、インターンで学んだこと、反省点などを論理的に話せるかは最も大切だと思った。また、それだけでなく、就職活動において何を重視しているのか、三菱総研を志望する理由など、選考らしい質問にもスムーズに返答できるかは重要だと思った。
面接の雰囲気
面接官が複数人であったが、皆温厚な印象があった。インターンシップに参加したため、その感想などを聞くことがメインだったと思う。
1次面接で聞かれた質問と回答
インターンの感想を教えてください。
大きく分けて2つ挙げられます。1つは、実際に社員の方々と同じ空間でお仕事を体験させていただいたことで、現場の雰囲気や仕事に対する熱意などを感じることができ、御社で働くイメージを具体的に持つことができました。インターンシップに参加できたからこそ経験できたことだと思いました。2つ目は、学ぶことが本当に多かったです。御社の業務内容に関することはもちろん、コンサルタントとして、限られた少ない時間内で質の高いアウトプットを出すためにはどのような考え・プロセスが必要なのかを知る事が出来ました。同時に、自分の課題を多く発見できました。タイムマネジメントがまだ甘かったり、論理的にまだ詰める必要がある点などを発見でき、今後の自己成長にも繋がっていると感じています。
入社したらやってみたいことはあるか。
情報通信や放送を始めとするデジタル技術に関わるコンサルティングに携わりたいです。その理由は、私自身が通信系の研究をしている影響もありますが、5Gを活用したサービスは未開拓領域であり、潜在的な可能性も大きく、社会に貢献できるインパクトもあると考えているからです。専門性を活かしつつ、そうした事業に携わることは、やりがいも大きく大変面白そうだと考えました。また、通信技術以外にも多くの幅広い技術に触れ、専門性の幅、自身の価値提供の幅を広げていき、将来は民間・官公庁問わず大規模のプロジェクトの指揮を担当してみたいです。
具体的には、入社後すぐは、コンサルタントとしてのノウハウを先輩社員の仕事から学び、少しでも早く現場を経験したいです。2年目~5年目は、専門性を深めたいです。自力でプロジェクトを担当できるようになりたいです。5年目以降は、プロジェクトの重要な責任者を務めたり、専門性の複線化を図っていきたいです。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2019年11月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
SPIの対策本を2周程進めた。ボーダーが割と高いと噂を聞いたので、入念に対策した。
WEBテストの内容・科目
テストセンター(言語、非言語、性格)
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2019年11月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
当社を志望する理由を述べてください。あわせて、上記の希望部門やご自身の興味・関心を踏まえて、入社後に取り組んでみたいテーマと、あなたがそこで果たしたい役割について述べてください。(900文字以上1100文字以下) / 大学や大学院における専門分野(研究テーマ)、または最も力を入れて勉強したことについて、次の観点を織り込んで述べてください。(900文字以上1100文字以下)(1)具体的内容(解り易く簡潔に)(2)そのテーマを選択した背景・目的
(3)独自性、自分なりの視点や工夫したこと(4)その成果が社会にどのように還元できそうか
学業以外に力を入れたこと(スポーツ、趣味、ボランティア活動等)について、次の観点を織り込んで述べてください。(900文字以上1100文字以下)(1)具体的内容(2)取り組んだ背景・目的(3)あなたの役割(4)活動全体の成果(成功/失敗したこと、得られたこと)
ES対策で行ったこと
自分の研究内容について伝わりやすいように、何度も書き直して準備した。文字数が非常に多いので、冗長にならないように文章構成に時間をかけた。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2019年11月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 人事1人、現場社員2人
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
研究内容、社会への応用可能性などについてしっかりと話せるかどうか見られていたと思います。世の中にどのような社会課題があり、それをどのように解決していきたいかという課題意識があるかどうかも見られていたと感じます。
面接の雰囲気
面接官が複数人であったが緊張感は感じさせないように、非常に物腰が柔らかかった。自身の研究内容にまつわる質問が多かった印象がある。
2次面接で聞かれた質問と回答
自分の研究内容がどのように社会に役立つか?
研究成果の応用可能性として、周波数利用効率の上昇、および可視光通信への適用などが挙げられます。前者については、現在、無線端末の普及により周波数資源が枯渇しつつあるという社会課題があるため、同一周波数帯域での複数端末の通信を可能にする提案手法は、周波数の利用効率向上に繋がると考えます。後者については、提案手法が照明などに利用されているLEDを用いた可視光通信に適用できるため、既存デバイスにソフトウェアを導入するだけで通信が可能になる新たな通信体系が普及することに貢献できると考えます。(電波を飛ばさずに気軽に通信体系を確立出来る事から、屋内の照明を活用した通信を気軽にできる。自動車のヘッドライト、テールランプによる車間通信にも応用できる余地があると考えます。)
自らテーマを設定し、考えて行動した経験はあるか?
オーストラリアへの短期留学と、そこから派生した英語学習が挙げられます。将来、日本国内だけで完結する仕事には限界があると考えました。そこで、学生のうちに英語学習に力を入れたいとの思いで大学2年生の時に、1か月間の短期留学をするに至りました。リーディングについては中高時代に学習をしてきたため、スピーキング能力を向上させることを目的としていました。
留学を通して、スピーキング以前に自分の基礎的な英語力の無さを痛感しました。帰国後は、何か定量的に英語力を向上させる手段は無いかと考え、TOEICの学習をするに至りました。スコアという数値的な目標を立てる事が可能であるため、試験毎に目標点数を設け、突破することで自身の英語力を着実に向上させています。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2019年11月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 人事1人、現場社員2人
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
前回の面接とさほど変わらず、研究内容、社会への応用可能性などについてしっかりと話せるかどうか見られていたと思います。社会課題に目を向け、それをどのようにしていきたいか等も話せた点も評価されたと感じます。
面接の雰囲気
前回の面接と変わらない雰囲気。面接官が複数人であったが緊張感は感じさせないように、非常に物腰が柔らかかった。自身の研究内容にまつわる質問が多かった印象がある。
最終面接で聞かれた質問と回答
学業以外で、学生時代がんばったことは?
私は、大学入学より5年間継続している予備校での進路指導アルバイトに力を入れています。新校舎の初代メンバーとして地域定着化を目指しました。しかし、初年度の顧客満足度調査では、「相談しやすさ」の評価が全国平均を下回りました。私は、生徒と年齢が近い我々学生アルバイトにしか出来ない事は無いかと考えました。相談しやすい環境づくりの為には①我々を身近に感じてもらい壁を無くす②生徒から信頼を得るための工夫や取り組みを行う等の対策が第一に必要だと分析しました。そこで私は、同僚や職員の方々に考えを話し、改善するための協力を仰ぎました。勤務していた予備校は、アルバイトの意見も非常に尊重してくださり、風通しも非常に良い環境でした。そのため、学生主体で取り組むことを許可してくださいました。施策としては、大学生アルバイトの高校時代のエピソードや、大学情報を含んだアルバイトのプロフィールを協力して作り、廊下に掲示しました。また、生徒が何の情報を必要としているかアンケートを取り、それを基に入試情報や学習方法のプレゼンを毎週授業前に実施しました。その結果、翌年の顧客満足度調査で「相談しやすさ」の評価が東日本3位という結果を収めることができました。
この経験から、周囲と協力しながら問題を解決する力を身に着けることができました。
なぜ他のコンサルファームではなく三菱総研?
他社ではなく御社を志望した理由は2つあります。1つ目は、シンクタンクとしての視点を持ったコンサルティングが出来る事に魅力を感じたからです。シンクタンク部門が実施する調査結果をインプットすることで、目先の利益や短期的効果ではなく、社会動向を踏まえた長期的な視点によるコンサルティングや提案をお客様に提供できる。これは他社には無い三菱総合研究所の大きな強みだと考えました。2つ目は、民間はもちろん、官公庁との取引先が多く、規模の大きい事に携わる実感が持てることで、社会貢献度が非常に高いと考えたからです。他社だと、民間企業メインや、金融業界に特化したものなど、案件が偏ってしまう会社が多い印象を受けました。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
内定を頂いた後も、納得がいくまで就職活動を続けてよいとお話を頂いた。また、内々定後も現場社員への訪問をセッティングしてくださったりなど、丁寧な印象を受けた。
内定に必要なことは何だと思うか
2点あります。1点目は、自信の研究内容についてわかりやすく表現すること、その研究がどのように社会に役立つかを言語化できるかが重要だと思います。専門外の人にいかにわかりやすく伝えるか時間をかけてブラッシュアップしていくべきだと思います。2点目は、社会課題に目を向け、それをどのように解決していきたいか、自分が貢献していきたいかを話せるようにすることです。コンサルタント・研究員として課題意識を持つことは非常に選考に左右されると感じました。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
研究に打ち込んできたか、理系でなくても日ごろから社会課題に目を向け、自分がどのように貢献していきたいかを論理的に語れる人は内定を得やすいと思う。また、落ち着いた雰囲気の社風であるため、話をするときに冷静に受け答えが出来ているかどうかも重要だと思います。
内定したからこそ分かる選考の注意点
内定者はインターンからの優遇ルートが多いため、志望度が高い場合は夏もしくは冬インターンに参加することをお勧めします。また、採用人数自体が非常に少ないため、(30~40人)自分の専攻分野と企業側が求める人材が一致するかは年によって変わるかもしれません。ある程度の運要素があると思うので、一喜一憂しない方が良いと思います。
内定後、社員や人事からのフォロー
現場社員と直接話をする機会を頂いた。また、人事の方は雇用契約について詳細に話をして頂く機会を設けてくれた。
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三菱総合研究所の 会社情報
会社名 | 株式会社三菱総合研究所 |
---|---|
フリガナ | ミツビシソウゴウケンキュウショ |
設立日 | 1970年5月 |
資本金 | 63億3600万円 |
従業員数 | 4,583人 |
売上高 | 1221億2600万円 |
決算月 | 9月 |
代表者 | 籔田健二 |
本社所在地 | 〒100-0014 東京都千代田区永田町2丁目10番3号 |
平均年齢 | 41.7歳 |
平均給与 | 1103万円 |
電話番号 | 03-5157-2111 |
URL | https://www.mri.co.jp/ |