【20卒】中国塗料の技術職の面接の質問がわかる本選考体験記 No.6496（長崎大学大学院/男性）（2019/4/15公開）

志望動機、自己ＰＲ，これまでに一番つらかったこととそれをどのように解決したか、学生時代に最も力を入れたこと

私はインターンシップでの早期選考に参加しました。ＥＳはインターンシップで提出したものに３問追加されていただけでした。ＥＳは友達や就職支援課の職員に見てもらうといいと思う。

中国塗料のインターンシップで一般的な筆記試験ではなく、人柄を見るものだと聞いていたため対策のしようがなかった。

漢字を書き写す(7分)、メールを見て次にやることを箇条書きする（１０分）、連想ゲーム（３０分）の３つであった。

これは一次面接であり、人事面接でした。この面接では就活生の人柄が社風に合うかどうか、欲しい人材かどうかを重点的にみられていたと思います。

今日は来てくれてありがとうという穏やかな雰囲気でとても喋りやすいと感じた。主に１名の方から質問されていた。

自己紹介をしてください

私は北九州で生まれ、高校まで北九州で過ごしてきました。大学入学を機に長崎へ移り住み勉学に励んでいます。私の趣味は海外旅行や野球、海外ドラマの視聴、読書、ジョギングなど多趣味で、特に海外旅行が好きです。私の強みはチャレンジ精神と継続力です。広い世界が見たいと単独で海外へ行くことを決意し、必死に資金を貯めオーストラリアで一人旅をしました。出国前に勉強はしましたが元々英語が大の苦手であったため、現地では話すことはおろか聞き取ることさえもできず、悔しい思いをしました。滞在中に日常英会話程度はできるようになりましたが、細かい感情などが伝えられず悔しい思いをしました。帰国後もモチベーションを保つためにいろいろな方法を駆使して今でもコツコツと英語学習を続けています。また、好奇心の強さも人一倍で、時間のある大学生のうちにできる限り多くの経験をしようと決めて行動してきました。様々な分野のイベントに参加したり、いろんな種類のアルバイトを掛け持ちしたりと、常にアンテナを高くして様々な情報に触れるようにしています。社会人として働く際にも、様々なことにチャレンジし壁にぶつかってもめげずに努力することを怠らず頑張ろうと思います。

元々塗料業界に興味があったのですか？

私は就活以前から塗料業界に興味がありました。その理由は私の卒業研究のテーマが「水性塗料に用いられる水性ポリウレタンの合成と評価」であったからです。塗料は美観、保護、機能性という３つの役割を持っており、日常生活では塗料を感じることはありませんが、影永藁他紙たちの生活を豊かにしています。このような縁の下の力持ちとして見えないところで私たちの生活を支えてくれているという点で魅力に感じ、塗料業界での研究開発職を志望しております。様々な業界の企業を合同説明会やセミナー、学内説明会等で見てきましたが、私がこれまで学んできた化学を活かすことができ、３つの機能を持つ塗料の魅力に魅かれ、私は塗料業界で塗料研究開発に携わりたいと強く思いました。

中国塗料のインターンシップでC-GABを課すと知らされていたため、対策本を購入し繰り返し問題を解いていた。

C-GAB (言語、非言語、英語、性格診断)

技術面接と聞いていたため、研究についてのことに力を入れて臨んだが、研究以外の活動でどのようなことに取り組んでいるかなど人柄を見られていたと思う。

私一人に対して役員４名なので緊張しましたが、昨日はよく眠れましたか？など初めに雑談から入ることで少し緊張がほぐれた。

研究概要の説明をしてください

私の研究では、下水を再利用する水処理の過程で発生するニトロサミンという物質を逆浸透膜（高分子膜の中で最も高い除去率を持つ膜）によって除去する際にどのようなメカニズムで除去および透過しているのかを化学的な観点から解明することです。ニトロサミンは逆浸透膜処理でさえ十分な除去率が得られてないため、逆浸透膜処理後にUV照射やオゾン処理を行うことよってニトロサミンを分解する必要があります。しかし、ニトロサミンの除去率が長期運転期間中に大きく変動し、過剰な後処理（つまりUV処理）を必要としています。これまでの研究では、新しい膜に対するニトロサミンの膜透過現象をふるい分離等の物理的観点から解明しようとされてきました。この膜透過現象は水中の不純物の膜面への堆積（膜ファウリング）の影響も受けることが分かっていますが、そのメカニズムが分かっていません。そこで、私は化学的な観点から膜面上のファウリング物質がニトロサミンの膜透過に及ぼす影響の解明するため研究しています。この研究によってニトロサミンの膜透過の予測が可能になれば、後処理を最小限に抑えることができると期待されます。

アルバイトでの役割は？

私のアルバイトは情報番組の中継に長崎県各地のカフェやイベント会場などへ行き、カメラアシスタントとして働いています。中継に出るメンバーは固定ではないため、その日に来ているバイトの中で最も長く働いている人がバイトリーダーの役割を担い、指導を行う形です。また、中継場所は毎回変わるため長く働いていても行ったことのない現場によく行きます。そのため、３年続けている私でも知らないところに行くとわからないこともありますが、わからないときはどうするのか、例えば社員さんに聞くだとか、レジュメを見るだとか私の背中を後輩たちに見せることで指導しています。ＯＪＴであるため、自ら考え、自ら行動することが大切な職場であるためこのような方法で指導しています。

最終面接だからか、１次面接や２次面接の面接官の方々もいらっしゃった。また、社長もいらっしゃってびっくりしたが、きちんと会話ができるかどうかなど見られたのではないかと思う。緊張して、言葉に詰まっても慌てず受け答えすることが大切。

すごく穏やかな面接で、かなり緊張していた私に面接は緊張する？そんなに緊張しなくていいからねと緊張をほぐしてくれた。きちんと会話ができることが重要だと思う。

これまでどこの国に行ったの？またどの国がよかった？

私がこれまでに行った国はバリ島（インドネシア）とヘルシンキ（フィンランド）、タリン（エストニア）、ケアンズとブリスベン（オーストラリア）、プラハ（チェコ）、ウィーン（オーストリア）、ブタペスト（ハンガリー）の７か国です。これまで行った国の中で一番印象に残っているのはブタペストです。ブタペストにはブダ城という大きな城が街のシンボルであり、美食の町としても知られています。もちろん食べ物や美術館など観光も楽しかったのですが、地下鉄の駅のホームレスの方と話す機会がありました。ホームレスの方々は彼らを助けてくれない国が嫌いだと思っていると私は思っていました。しかしその方はこの国はいい国だよ、誇りに思うよと言っていました。この国はどんな状況の国民からでも愛されているいい国なんだと思ったのを今でも鮮明に覚えています。

なぜこんなに多くのアルバイトをしていたの？

私は大学生活で様々な人と出会い、様々な経験をしたいと考えていたためです。私は技術職希望ですので、社会人になってからなかなか他の業界のことを知ったり、働く機会はないだろうと思っていました。イベントスタッフや居酒屋のホールスタッフとして働くことで様々人と出会い、テレビ局のカメラアシスタントとしてOJTで仕事を経験することで自分の視野を広げるだけでなく新たな発見や洞察力などが身につき、これらが自分の研究にいい影響を与えると考えています。研究では少しの変化に気づき、それを探求することや様々は実験方法を試し、検証する力が必要になります。私の様々な職場でのアルバイト経験は私の視野を広げてくれ、研究に必要な力が身についたと同時にかけがえのない仲間に出会いました。

最終面接の後に面接官ではない人事の方との話し合いがあった。その際に内定が出たあと就活を続けるならその旨を伝えてくれたら提出期限を延ばしますと言っていただきました。様々な企業を見て満足の行く就活をしてくださいと言っていただいた。

塗料業界を志望するなら企業研究がかなり重要になってくると思います。インターネットや四季報、就活サイトだけではわからないことがたくさんあります、特に事業内容は。塗料の会社の説明会やインターンシップは必須だと思います。一人で企業研究は大変ですから。またこの企業はインターンシップ通過者だけの早期選考を行っているため、私は３月に内定をいただけました。インターンシップに参加したというだけ（もちろんインターンシップにも選考はありますが）で有利になると思います。また、私たちの技術力ではなく、人柄を重視して選考を行っている企業であると感じました。自分を繕わず、ありのままの自分で臨んだほうがいい結果が得られるのではないかと思います。

自分の意見をはっきり伝えられる力、面接が人柄重視ということもありコミュニケーション能力も大切だと思います。これまでやってきたこと（頑張ったことやアルバイト、趣味など）を深堀されるので整理しておいたほうがいいと思います。ゆったりしている社員さんが多く、内定者もゆったりしている人が多いように感じられます。

この会社の選考フローはＥＳ、独自の筆記試験と一次面接（同日）、webテスト（Ｃ－ＧＡＢ）、二次面接、最終面接でした。最終面接では、社長とお顔合わせのような雰囲気だったので、実質の最終面接は２次面接ではないかと思います。独自の筆記試験は対策のしようがなく、何が正解かわからないので、自力でやるしかないです。インターンシップは選考に関係ないとインターンシップでは言われるが、関係あると思います。