- Q. 志望動機
- A.
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2020卒東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)のレポート
公開日:2019年7月11日
選考概要
- 年度
-
- 2020年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 総合職
投稿者
選考フロー
企業研究
3月以降座談会が複数回開催されていたので、採用説明会やOB訪問に加えて3回ほど参加した。ES提出後は採用コースの変更ができないので、まずは自分の専攻ややりたいこととマッチするコースを確実に選んだ。ただし座談会の参加回数で選考が有利になることはなく、採用実績校でないとスタートラインにも立てない。正直倍率も高く、誰もが身近に感じる企業だからこそ「鉄道が好きです」では通らず、これからの鉄道業界やJR東日本が抱える課題や伸ばしたい事業を理解しているかどうかが重要そうだった。それはパンフレットやHPに全て書いてあるので、短い面接時間の中で的確に言えるように整理すれば良い。あとは総合職としてリーダーシップがあるか、転勤や現場作業もあるのでそれは大丈夫か問われる。
志望動機
人を運び、駅を拠点とした都市の発展をも担う鉄道業界において、私は理系として学んだプロセスを活かして人々の豊かな生活を広く支えたいです。私の夢は最適な運行ダイヤを実現し、交通の不便さによって住む場所を制限されない社会を築くこと、そして全ての人が地元を愛せるようになることです。私自身は相鉄線沿線で育ち、通学のため直通化に期待を寄せていましたが計画が遅れたことで大学進学時に都内で一人暮らしを始めました。以来、地元と比べて運行本数が多かったり、目的地までの乗車経路が幾通りもあったり、都心部の豊かな鉄道ネットワークに感動すると同時に、東京駅舎など駅そのものの話題性の高さに憧れを抱いています。しかし今日においても首都圏では慢性的な輸送混雑・遅延に加えて直通運転している路線からの影響も受けること、一方で地方の運行本数が少なく地域の魅力が損なわれてしまうこと等は問題であると考えております。そのため、私は技術職で入社した際にはまず列車制御システムに携わりたいです。首都圏において東京圏輸送管理システム(ATOS)の更新事業や無線を用いた列車制御システム(ATACS)の導入に従事することで、安全・安定輸送により正確な時間の運行を提供する他、高輪ゲートウェイ駅新設を始めとした各駅改良工事に携わって新しいランドマークを生むことで地元から愛される鉄道づくりができると考えております。また地方においては今後見込まれている人口減少等の鉄道輸送ニーズ縮小に対して省メンテナンス化に取り組みたいです。そのためにロボットを活用したスマートメンテナンスの実現やセンサ技術を活用した安全性向上、ATOS等システムの拡大によって現地設備を削減し、運行本数の確保および路線を維持することで地域活性化の根幹を成します。これらの夢を実現するために私は貴社で技術者として挑戦を重ねたいです。
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2019年02月
座談会・懇親会
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 実施時期
- 2019年03月
座談会・懇親会
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 実施時期
- 2019年03月
座談会・懇親会
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 実施時期
- 2019年03月
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2019年03月
リクルーター面談・人事面談
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 面談時間
- - -
- 実施時期
- 2019年03月
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2019年03月
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
ESの内容・テーマ
あなたがこれまで挫折や困難を乗り越えた経験を交えて自己PR
技術職(電気)で実現したい夢はなんですか。また、その理由
ES対策で行ったこと
1回目のリクルーター面談がES提出の前だったので、志望動機等を話すついでに添削をお願いした。志望した部署では大きく3つの事業があったが、どこでもやりたいことがあるとアピールした。
リクルーター面談・人事面談
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 面談時間
- - -
- 実施時期
- 2019年03月
1次面接 通過
- 実施時期
- 2019年03月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 課長
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
学歴フィルターが強くかかっているので、勉強や研究は勿論のこと、アルバイトや趣味・ボランティアの話など引き出しが多かったことや、男性が多い職場なので終始笑顔で受け答えした明るさが評価されたと思う。
面接の雰囲気
面談という形で呼ばれたが、事実上の面接だった。わずか20分だったが、志望動機や入社してからやりたいこと、これまでの学生生活について聞かれた。
1次面接で聞かれた質問と回答
これまでで頑張ったこと
私は目標を忠実に遂行する性格ですが目標以上のことはできなかったことから、GPA3.0以上の成績で大学を卒業するという高い目標を掲げて勉強に取り組みました。しかし1年次は全く目標を達成できませんでした。アルバイトやサークルなど課外活動の多い中で勉強時間が確保できていないことが最大の問題だと気付き、まずは飲食店でのアルバイトを夕方から早朝に変更したことで平日は毎日授業前に2~3.5時間働く代わりに放課後は勉強の時間に当てられるようになりました。授業中に疑問に思ったことを後回しにしないですぐに解決したり、同級生を巻き込んで一緒に勉強する習慣が身に付きました。その中で理学の授業は理解の積み重ねが不可欠だと気付き、学問同士の繋がりを意識して全ての授業に注力でき、卒業時には目標を達成するだけでなく、学科で80人余りの中から1人、学業成績優秀賞の受賞に至りました。
(逆質問)変革2027の先、会社はどう変わっていくのか
系統の垣根、事務職や技術職の垣根が無くなっていくと思う。今でさえ社内で企画の公募があるが、誰でも意見を出すことができる。これから人口減少が進み鉄道以外の事業の収益を伸ばさなければいけないため、視野を広く持って何事にもチャレンジしてほしい。
(私)これから入社する私たちにどんなことを期待しているのか
今はまだいい意味で会社に染まっていないので、ユーザー目線を忘れずに客観的に物事を考えてほしい。
直通運転や都市開発などにおいて、他の鉄道事業者はいつもライバルというわけではないので、うまく連携する必要がある。また、地域密着の企業なので地元の自治体や他の企業とのお付き合いもある。いろんな人たちとの関わりを楽しんでほしい。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2019年03月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 次長
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
一次面接が通っていれば通ると思う。質問は厳しかったが最終面接にはこれくらい備えなさいと言われているような気分だった。
面接の雰囲気
一次面接と同じことしか聞かれなかったが言葉のニュアンスはより「試されている」感があり、もう落ちたかと思った。
2次面接で聞かれた質問と回答
海外でのトレンドは何か知っているか
インドネシアで最近地下鉄が初めて開通したが、日本の企業3社が大きく貢献しており、ホームドアが標準的に設置されていて、これまで日本が持つ安定輸送技術に着目されていたが、それだけでなく安全輸送にも関心が高まっている証拠だと思います。と回答したところ「ヨーロッパではどうですか」と聞かれたので、世界一長い鉄道トンネルが開通して、従来はアルプス山脈の峠を越えるために曲がりくねっていた路線が直線となり、スイスのチューリッヒとイタリアのミラノの所要時間が3時間30分から2時間40分となったニュースを読みました。国内ではリニアモーターカーの話題も多いですが、所要時間を短縮する方法は運行ルートにもあるのだと感心しました。と答えた。
学業やアルバイト・サークル以外で頑張ったこと
小学生向けの科学教室のボランティアに参加したり、〇〇〇〇学会スチューデントチャプターとして、自身の研鑽や学会に所属する学生会員の学年や大学の垣根を超えたネットワークを構築できるよう企画したり、その運営に携わることで社会貢献となる活動も行っております。大学院に進学してからは研究室の中で生活が完結してしまいがち、また自分の研究にばかり関心が向きがちなので、広くコミュニティを築きあらゆる物事に関心を持つことに重きを置いておりました。他大学と連携して交流会や見学会を実施しており、見学会ではつくばの○○○○センターや○○○工場見学などが行先になっています。
「どれくらいの規模で活動しているのか」と聞かれたので、学会の活動なので教員も巻き込みながら、〇〇大学と合わせて40人ほどの学生で活動しています。と答えた。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2019年04月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 人事部長
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
似たような質問を4回続けられて、焦りはしたがごまかして押し切ろうとせずに時間がかかっても頑張って答える姿勢を見せたところ
面接の雰囲気
面接前に履歴書のようなものを記入させられ、それに沿って聞かれた。入社後に具体的にやりたいことは二次面接までで評価されているので、ここではパーソナリティを重視して聞かれた。
最終面接で聞かれた質問と回答
あなたの長所と短所を教えてください
長所は新しいコミュニティを恐れずに飛び込んでいけるところで、短所は少し慎重になりすぎて判断に時間がかかることがあるところです。と答えたが、これに対する深堀りはなく、「アピールポイント」「周りから何と言われるか」「セールスポイント」と同様の質問が続けてきた。同じことを言い換えようとしても「それはさっき答えたでしょ」と却下されるため、「少しお時間いただいていいですか」と一呼吸置いてからゆっくり回答した。実際の回答はあまり正確には覚えていないが「誰も手を挙げなかった仕事を引き受けられるところ」「面倒見が良いとはよく言われます」「屋外でも声が良く通ります」というようなことをなんとかひねり出して答えた。
あなたが入社することでもたらされるメリット
私は大学で〇〇・〇〇・〇〇の3分野にまたがって学んでおり、広く学ぶ姿勢が身についております。現代では様々な技術が高度に発展していて、1つのことを極めるだけではなかなか優位性や独自性が出せない時代になったと研究を通して実感しています。御社は「変革2027」の中で鉄道事業の収益をそのままに、他の事業の収益を伸ばしていくと掲げていらっしゃいましたが、人口減少などの諸問題が鉄道業界全体を取り巻く中でそれを実現するためには、人々のニーズを掴んだ上であらゆる技術を融合させなければいけません。それに対して私は学問に対して好奇心が旺盛なところを活かして自分の部署のみならず会社全体の発展に寄与して参りたいと思います。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
就活を終えることを条件に出されたが、推薦状どころか誓約書の提出すら求められなかったのでとりあえず承諾しておけば良い。ただしGW前には採用人数を確保しているように見えたので4月後半以降に辞退するとさすがに迷惑がかかると思う。
内定に必要なことは何だと思うか
総合職のESはたぶん読んでいないと思う。学歴フィルターを通らないとリクルーター面談すら始まらないので、大学で説明会が開かれていないならエリア職単願で出すべき。ただし、開かれてさえいれば学内説明会に不参加でもリクルーターから接触はある。一次面接が始まってから内定が出るまでがとても早いので、リクルーターは電話で都度相談に乗ってくれたが面談の時間で疑問点は解消しきった方が内定後も承諾するかどうか決断しやすい。私は1回の面談で10個ずつ逆質問した。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
インフラの中でも鉄道は誰にとっても身近で志望動機がありきたりになりやすいので、私は実体験を交えて何がやりたいのか自分の言葉で素直に答えたことが評価されたのだと思う。会社や業界が抱える課題や主力事業はHPや事業所のパンフレットを見ればちゃんと書いてあるので、よく読んで整理しないといけない。質問自体はオーソドックスだったが面接時間はどれも短かったので、要点のみを簡潔に言わないと自分の良さが伝わらないと思う。
内定したからこそ分かる選考の注意点
短い面接時間で物事を伝えないといけない上に、入社後にやりたいことが会社や部署の方針と合っていないといけないので、結局は頭の良さそうな人が内定者に多かった。最終面接は和やかに見えても意外と落ちると聞いたことがある。
内定後、社員や人事からのフォロー
主にOBから、懇親会をありえない回数開いてもらえる。
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 会社のブランド・知名度
- 福利厚生・手当・働きやすさ
- 会社の規模
- 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる
入社を迷った企業
株式会社ニトリ
迷った会社と比較して東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)に入社を決めた理由
鉄道事業者の中では東北・首都圏・甲信越まで広いフィールドを持っていることに魅力を感じており、地方都市と首都圏のどちらに対してもやりたいことがあった。リクルーター面談を終えた頃に企業への理解が深まり、活躍しているOBを通じて社風が合うと感じたことと、つらくても頑張ってみたいと思えた。元々はインフラとして通信事業者を第一志望に考えていたが、座談会で少し高飛車な印象を抱いてしまったので志望度が下がって逆転した。
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東日本旅客鉄道(JR東日本)の 会社情報
会社名 | 東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本) |
---|---|
フリガナ | ヒガシニホンリョカクテツドウ |
設立日 | 1987年4月 |
資本金 | 2000億円 |
従業員数 | 70,887人 |
売上高 | 2兆7301億1800万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 喜勢陽一 |
本社所在地 | 〒151-0053 東京都渋谷区代々木2丁目2番2号 |
平均年齢 | 38.6歳 |
平均給与 | 725万円 |
電話番号 | 03-5334-1111 |
URL | https://www.jreast.co.jp/ |
採用URL | https://www.jreast.co.jp/recruit/new-graduate/ |